フィリピン・モアルボアル

イワシではなく、ミズンだった!


今回、お世話になったチキチキダイバーズの数軒となりのリゾート、カバナフロント前に、モアルボアルの代名詞となったお魚が群れている。約10年前からダイビング雑誌などで、「イワシ玉」などと表現されていたが、実は沖縄などによくいる「ミズン」というお魚だった。また「ミズン」だけではなく、アジの一種も大きな群れで泳いでいる。かつては漁の対象となったこともあり、数を激減させたこともあったが、今は保護されていて、通年その凄い光景に会うことができる。水深5m~15mくらいの間に何千万匹もの規模で群れ、まるで大きなうねりのように、また竜のようなイメージで形作っていく。

マクロ生き物の宝庫「ゴビーポイント」

ボートで南へ約20分、非常に内湾的なポイントで、浅瀬からスロープ状に白い砂地が広がる。水深が深くなるとシルトの環境となり、様々な環境に適した生き物を観察できる。水深30mの根には、アカオビハナダイが群れている。取材用に撮影していると中型のハタが、1匹のアカオビハナダイを咥えた。なかなか興味深いシーンだった。そして、ブラックベリーゴビーや内湾形のモエギハゼなどを観察撮影。
 
少し深度を上げて、ブルーバードリボンゴビー、時にはオニツノハゼなどのレアな種類も見つかる。更に深度を上げて、スパングルドゴビーの雌雄。天ぷらサイズのニュウドウハゼ。ダイバーに人気のトオアカクマノミなどとご対面。浅場では。ムーンスコットゴビー。レッドスポットブレニーなどをよく見かける。

トンゴサンクチャリ


リゾートが並ぶ海岸線の前のポイントで、ボートで約15分。モアルボアルは、ペスカドール島やミズンの群れが有名だが、実は、この辺りのポイントがすこぶる面白く、実は現地ガイド陣にも人気。まず、浅瀬にはバリエーション豊富なサンゴが続き、その上には、カラフルなスズメダイが群れて、夢色の景色がある。その上の中層、水面下にはメアジや国魚であるサバヒーが群れる。リーフを流していくと、アオウミガメやハダカハオコゼ、コンビクトブレニーやツバメウオなどの群れにも会え、何かと次から次へと現れてくれるので、心がウキウキとする。取材中は透明度があまり良くないとガイド陣が心配していたが、いやいや透明度も気にならないほど楽しむことができた。

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