フィリピン・マラパスクア

ニタリザメとダイバーが共存する海


マラパスクアのニタリ狙いのダイビングは早朝のようなイメージがあるが、ボートの移動中に朝日を迎え、エントリーする頃にしっかりと明るくなっているので、薄暗い海中で潜るわけではない。エントリーして、少し沖合に。すると深場からすぅーとニタリザメが現れ、近くを泳いでいく。そして、ドロップオフ沿いを進んでいくと、またも、向こうから泳いで来た。ガイドさんが、「ここで待って!」と何の変哲もない場所で待つようにジェスチャーする。半信半疑で待っていると、すぐにニタリザメが現れた。ガイドさんは魔法使い?と本当に疑ってしまった。クリーニングステーションだけでなく、ポイントのドロップオフ沿いなどを少しガイドさんと散策すると、思いがけないニタリザメとの出会いがある。それもここの潜り方の一興であることを知った。

物語のようなポイント

ガトーアイランド。リゾートから北上し、ボートで約1時間行ったところにある小島で、マラパスクア周辺のダイビングポイントでも人気がある。1本目潜ったポイントは、島の南側。まず気がついたのは、グルグマの群れ。透明度があまり良くなく、プランクトンが濃いせいか、勢いよく口を開け、集団で捕食している。海底を見るとピンク色のソフトコーラルが点在している。美しいポイントだと聞いていたが、想像を遥かに超えた景観が広がっていた。
 
2本目のポイントは島の反対側に廻って潜る。ここは大きなトンネルのあるポイント。トンネルのサイズは、列車が通過できそうなくらいの大きさで、なかなかの地形ダイブ。トーチがないと真っ暗な暗闇の中、ガイドの後に付いていくと、ライトを振って合図があった。3匹のネムリブカが穴の中で寝ている。接近すると泳ぎ出した。私たちの周囲をぐるぐる回る。危険性はない。出口の明かりが飾り窓のようで、差し込む青い光がなんとも美しい。

素敵な出会い


マラパスクアの海で、素敵な出会いがたくさんあった。ニタリザメの魅力と同じくらいポテンシャルを持つ、他のダイビングポイントも本当に素敵だった。マラパスクアには、まだまだ知らない手つかずの海中があることを知り、本当に幸せに思えた。そして、海岸線でも素敵な笑顔に出会えた。「海岸線でみんなの写真が撮りたい!」というと、一斉に海に来てくれた。撮影した後に、誰もお金をくれ!とか言わない。ただただ笑顔を私にくれた。海と同じくらいピュアな気持ちに感謝。

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