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フィジー

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ジャン・ミッシェル・クストー

スキューバダイビングを確立した人で「沈黙の世界」で初めて世の中に海中世界を紹介したジャック・イブ・クストー氏の息子さん。数々のドキュメンタリー番組を制作し、海洋保護に関してアメリカの歴代大統領とも会談している。現在80歳なのでダイビング歴は驚異の73年!ウツボに手を振り、カニの抜け殻を見て笑い、ヒトデを拾ってはその生命の不思議さに心底驚いた表情を見せてくれました。

海底楽園!
海が時化て内湾ばかりで潜っていましたが3日目の最終日にはリゾートからやや沖合のDENNY'S DREAD ROCKSと呼ばれるリーフまで何とか行くことができました。スリーピナクルズという3つの根を回るダイビングです。それぞれの根頭はサンゴ礁でビッシリと覆われていて、その下の壁には一面オレンジ色のソフトコーラルが咲き乱れ、そして海底はどこまでも続くサンゴとソフトコーラル(ウミキノコ系)!

これが2016年のハリケーンで壊滅的なダメージを受けた場所だとは思えません。しかしよく観察するとひっくり返った岩や逆さまになったサンゴからも、新たに、あるいは強引にサンゴが育っている姿が見つかりました。全てのサンゴ達はもっとも活発な成長期にあるようで非常に生命力溢れていました。ただサンゴの上を泳ぐだけでなんて幸せだったことでしょうか。

ジャン・ミッシェル・クストー・リゾート

さざ波の音を聞きながらヤシの木々を見上げると、その奥には満天の星空!空高くにある南十字星はここが南半球であることを教えてくれました。JMCリゾートの環境に対する配慮は何も物質だけではありません。満天の星空を心地よく眺めることができるように、街灯や室内の照明にも気を使っています。リゾートから伸びる桟橋の先で食べるディナーは、大切な人たちとの時間を、きっと忘れがたいひと時にしてくれることでしょう。

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