メキシコ・カボサンルーカス

予想もしていなかった出会い


イルカの鳴き声が大きく聞こえてくると、遠くからイルカの群れが現れた。遠いけど撮影していると、大きな影が見えた。なんとコククジラだった。思いがけない出会いにただ驚き、うまく接近できないことを悔やむ。彼らはすぐに泳ぎ去ってしまったので、一旦ボートに上がった。また同じイルカの群れを見つけ、再び入水。イルカの群れの奥にまたコククジラが見えた。久しぶりに水中で出会ったクジラ。距離もあったし、撮影したというよりは、ただただシャッターを切っただけの出会いだったが、少しの恐怖心が芽生えつつも、私自身やはり興味深かった。

幸せな出会いに感謝

眼下には4頭のクジラがいる。大人の4頭。ゆっくりと進んで行く。少し追う感じとなったが、全然ついていけず。一度船に上がって、彼が落ち着くのを待って、また入水。あまりストレスを与えないように、それを何度か繰り返していると、彼は少し興味を持ってくれたのか、なんとなくボートの周辺にいるようになった。水中で2頭ずつに分かれ、少し接近してくれるけど、大接近とまではいかない……。
 

3日目。何度か水中もトライしたが、その日は上手くザトウクジラを撮影できず……。残念だけど、そんな日もあるなと意気消沈するとこだが、さすがカボ。ボート上はブリーチング祭りで、いろんな場所に、何頭ものザトウクジラがブリーチングやテールフラッピングなどを行っている。一度始まったブリーチングなどは、10回ほど繰り返される時もあった。まるでゲームのような感覚で、この大自然の美しい行動を楽しんだ。

すべての撮影を終えてみて…


すべての撮影を終えてみて思った感想は、ザトウクジラと水中で出会うことはやはり難しい。というか運も必要だと思った。冬の時期、このカボの海には、約3,000頭のザトウクジラがやってくる。他にもイルカやアシカ、運が良ければ、シャチやマッコウクジラ、シロナガスクジラに遭遇できるチャンスもある。本当に素敵な場所だと思う。またクジラのブリーチングなどは、1日海に出ていると、チャンスは必ずやってくるというのも吉報だと思う。

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