コラム

ラジャアンパット

ラジャアンパット

ミソールの海の実力

Three sisters。潮の流れが当たるポイントで、島影からエントリー。潜降してすぐに気が付いたのは、浅い深度からカラフルなソフトコーラルが群棲している。そして、ウミウチワやヤギの仲間がたくさん生えている。「これはすごい!ラジャのセントラルでもあまり見たことがない景色かも知れない!いや、ラジャ以外でもあまり見かけないかも!無垢な感じがとても良いし、その景色が奥までずっと続いているのがまた嬉しい」と、私は夢中になりながら大小様々な生き物の撮影に没頭する。

どのポイントも美しい景色
ダイビングの2日目。1本目はKarang bayangaへ。ミソール地域でも人気のポイント。水深10mの大きなサンゴの棚があり、そこはお魚たちが密集している。ホソフエダイ、オヤビッチャ、キンギョハナダイなどなど。それを狙ってロウニンアジなどがハンティングにやってくる。一度ロウニンアジが動き出すとそこは饗宴状態で、海の中の様々なものがスピーディに動く。細い根があり、その先端ではマンタが見られた。
 
今回、ラジャアンパットのミソールエリアに初めて潜り感じたのは、まだ手つかずの無垢な海底であるということ。最近ではダイブクルーズ船が増え、訪れるダイバーも随分と増えたようだが、それでも、まだまだ人の目に触れられていないエリア。どこも豊かなサンゴなどに覆われ、ソフトコーラルなどが彩りを添えていた。たくさんの海に潜ったダイバーなら、よりこのミソールエリアの繊細な海底を楽しめると思う。

Cape Kri

ダイビング最終日の1本目は、Cape Kriにエントリー。まず最初に出会ったのが、リボンスイートリップスの群れ。潮の流れによって、海底にこんもりと群れている時もあれば、風船のように水中に立ち上がっている時もある。ブルーウォーターでまず見つけたのは、真っ赤なピンジャロスナッパーの群れ。そしてアジの群れも頭上にやってきた。ほかのチームのガイドが、バンバンバンとタンクバンガーを鳴らしているので、注意深く周囲を見ているとマンタが悠然と泳いでいた。

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