One diveで大物からマクロまで

2011年12月20日(火)


ワカトビでは、大物からマクロまで様々な生物達に出会うことができます!



Wakatobiと言えば、小さな小さなタツノオトシゴ属のピグミーシーホ-スです。
ピグミーシーホースは、海ウチワの標本が研究の為に実験室に持ち込まれた際に、偶然発見されたそうです!


写真提供:ワカトビゲストRichard Smith


アジ科の魚は食物連鎖の頂点に配置され、そして捕食者としても頂点に位置します。この事から、彼らが生態系の健全性を維持する上で重要な役割を果たしていることが分かります。


写真提供:ワカトビゲストJ Watt

リゾートのあるトランドノ島


ロウニンアジやギンガメアジなどの魚は、あまり警戒心なくリーフの上を回遊し、私達を楽しませてくれます。ロウニンアジがアジ科の中で一番大きく、最大で170cmにまで成長し、重さはおよそ80kgにまでなります。


写真提供:ワカトビゲストJ Watt

ピグミーシーホースは、タツノオトシゴ属です。体長2cmと非常に小さく、とてもシャイだけどカワイイこの魚は、ワカトビの人気者です。


写真提供:ワカトビゲストRichard Smith

ピグミーシーホースは、海ウチワや藻類など生息する植物や動物に、自分自身を擬態するための卓越した能力を持っているので、彼らを見つけるには鋭い目が必要です!!馬の様な頭にサルの様な尻尾、カンガルーがポケットに子供を入れている様に膨らんだ腹部。そしてカメレオンの様な目、この姿全部がマクロ好きなフォトグラファーにはたまりませんね!


写真提供:ワカトビゲストRichard Smith

警戒心なくどんどんカメラに近づいて来るタイマイ。

ご存知でしたか?

ウミガメの成熟期(推定)は種類ごとに違うだけではなく、どの集団で生活しているかによっても異なってくるそうです。成熟期は、タイマイのように早いもので3年、アカウミガメは12~30年、アオウミガメは20~50年で性的に成熟します。これらの推定年数は甲羅のサイズから想定された年ですが、想像してみてください。アオウミガメは30~50年もかけて性的に成熟するなんて驚きですよね!

ウミガメの産卵はビーチで行われ、一度の産卵で100個程の卵を産みおとすそうです。赤ちゃんガメは、海流に乗り数千キロ移動しながら、成長していきます。彼らが繁殖年齢に達すると、自分が生まれた海へ戻り卵を産みます。ウミガメは肺で呼吸し、酸素を得るために水面へ浮上します。ダイバーに遭遇しても、優雅な泳ぎを見せてくれるだけではなく、毎年たくさんのカメが産卵のためにWakatobiに戻ってきます。


写真提供:ワカトビゲストRichard Smith

ヴィラの前から簡単にエントリーできます。



ピグミーシーホースは、多くのフォトグラファーのモデルとなっていますが、小さな彼らを完璧におさめるのは至難の業です。また、ピグミーシーホースは非常にデリケートなため、簡単に大きなストロボやライト等により、ダメージを受けたり死んでしまったりします。その為、ひとりひとりのフォトグラファーが彼らの生息環境に害を与えることなく、じっくり時間を取り、撮影枚数を考慮して撮影する必要があります。

ピグミーには瞼がないので目を閉じる事ができません。大きく目見開いた状態で、自分より100倍以上も大きな何者かに、強力でまばゆいフラッシュを浴びせられるのを想像してみてください。そうなんです。私達はいい写真を撮るのに必死ですが、同時に彼らに大きなダメージを与えてしうことも頭に入れておいてください。


写真提供:ワカトビゲストRichard Smith

全種類のウミガメは、絶滅危惧種や絶滅寸前のリストに入っており、オサガメ、ケンプヒメウミガメとタイマイは絶滅危惧種に指定されています。最も重要な脅威の一つとして、不適切な漁法にあります。延縄を使った漁業は、ウミガメ死亡の主な原因となっています。ウミガメは呼吸するため水面に浮上する必要があります。漁師の網にかかってしまったウミガメは水面に浮上することが出来ず窒息死してしまうのです。
またビーチの開発、闇市場で売られているウミガメの卵や肉だけではなく、カメの甲羅でできた装飾品、健康食品の売買がこれらの美しい生物の生命を脅かしているのです。


写真提供:ワカトビゲストRichard Smith

水中世界の生物は、大きさに係わらずダイバーを海の虜にしてくれます。

色とりどりの魚達に囲まれ素晴らしいサンゴ礁にうっとりしていると、大きな影が近づいて来ました。何かと思うと・・・なんとジンベイザメではないですか!!

体長9m/体重25トンのジンベイザメは、ゆっくり泳ぎ、プランクトを餌としています。ジンベイザメは水深700m程まで潜行できますが、ワカトビの新しい友達・こちらのジンベイザメは12m付近で私達と一緒に泳いでくれました!

タフな皮にウロコのない皮膚そして軟骨で構成された骨格から、ジンベイザメはサメ科に属し、“クジラ”を思わせる巨大な体からWhale sharkと名づけられました。しかし、哺乳類であるクジラが肺で呼吸するのに対し、ジンベイザメはエラを通して酸素を呼吸する魚なのです。

残念ながら、突然の遭遇にビックリしすぎて、写真は一枚しか撮影できませんした!



ダイビング後に、ヴィラで美しい夕日を眺めながら美味しいカクテルをいただきます。専属のバトラーがもてなしてくれます。



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