トブレサンクチュアリ サウス
まず向かったのは「トブレサンクチュアリ サウス」。サンゴの美しいリーフトップから少し沖へ出て、垂直なドロップオフを下降していく。ここで目指すは27m付近のヤギに生息しているというピグミーシーホースだ。水深を下げるにつれ数を増してくるオレンジ色のソフトコーラルが気になるぞ。無敵のソフトコーラル好きとしては堪らないシチュエーションじゃないか。視界に風香さんが待っている姿が目に入り、すっかり忘れていた最初に目指すべき被写体を思い出した。いかんいかん。
モアルボアルといえば!
2ダイブを終えて、ラパスの湾内に向かった。意外にあっさりとボートキャプテンが水面下に映る黒い影を見つけた。水中撮影を試みたかったが、すぐに姿を消した。ゆっくりボートを走らせていくと、またすぐに黒い影が見つかった。少しだけ撮影してさよなら。ボートに戻って、別の個体を探す。またすぐに見つかって、今度は正面から撮影することができた。この海域に一体何匹いるのだろう・・・・・・。
やすらぎのサンゴ
モアルボアルのサンゴと言えばトブレサンクチュアリ・ノース。美しい巨大キャベツコーラルをメインに、テーブルサンゴにエダサンゴなどがリーフトップを埋め尽くしていた。様々な種のサンゴが自分たちの生息領域を広げるよう、それぞれが他のサンゴを淘汰するべく少しでも大きく成長し、覆いまた覆われてこのサンゴ群生が出来上がっているのだろう。まさに自然の美しさ、生き物としての力強さと儚さが伝わってくる。