王者の通り道
「ジンベエザメといえばモルディブ」と称されるほど、ジンベエザメとの遭遇率が高いモルディブ。アリ環礁の南端付近は、ジンベエザメを探すクルーズや、リゾートからのボートで賑わいをみせる。ある船はスノーケリングで、ある船は器材を背負い水中での遭遇にチャレンジする。どちらがいいのかは誰にも分からない。ジンベエに出会えたとしても、その個体は泳ぎが速いかもしれないし、もしかしたら長い時間一緒に泳いでいるかもしれない。何度トライしても、目にその姿が飛び込んできた時の興奮は色褪せることはない。
夜の怪鳥伝説/秘密の場所
彩の異人たち
モルディブの海はインド洋の固有種が多く暮らす。そのレギュラーメンバーももちろん面白いのだが、例えばドラキュラシュリンプゴビーのように、普段の黒い線が赤く変化している個体などもいる。じっくり探せば探すほど、少しの違いに気がつくようになり、生物相の奥深さが見えてくるだろう。