圧巻の魚群
今回のタオ島の海は魚の量も過去最大と言っていいほどの魚群だった。「サウスウェストピナクル」の根の周りにはシェベロンバラクーダが竜巻のように群れ、セイルロックのギンガメアジは文字通り宇宙空間に輝く彗星のように泳ぎ回っていた。何か他の群れが次から次へとフレームインして来る。まさにファインダーの中はカオス状態。手前から奥行きまで魚まみれ。こんな幸せの構図はタオでしか味わうことができないのかもしれない。
海の中
-ハープコーラルにはハゼやカクレエビが付いていることが多い
-ヒメダテハゼのジャンプ。撮影するにはあるコツが必要
光を感じるタオ島
セイルロックへのワンデイトリップに出かける時は朝が早い。まだ少し暗いうちにバンザイ号に乗船し用意された朝食を食べはじめる頃には、太陽が顔を出しタオ島は美しい色を取り戻していく。雲の割れ目から差し込む朝の光。海の青と雲の白を容赦なく照らす日中の光。そして一日の終わりを悲しむかのように暮れる夕日。刻々と表情を変える島に。