2007年9月2日~6日

2007年9月6日(木)

2007年9月2日/第1日目
1本目

位置 POINT 天候 水温
北マーレ Maagiri Rock 曇り 28℃

朝から思いっきり曇り。お客さんの入れ替えの昨日はいい天気だったのに、最近天気が代わりやすい。透明度もいまいち。日差しが在ると広さと白さが気持ちいい白砂のスロープも魅力半減。ガーデンイールの原っぱも見通し悪くて残念な感じ。暗い天気には黄色がまぶしいヨスジフエダイがよく映える。群れが大きいから迫力も在り、レンズは自然にヨスジに集中。


2本目

位置 POINT 天候 水温
北マーレ Lankan Reef 曇り 28℃

天気も透明度も回復しないまま,マンタを観察。マンタのクリーニングステーションの根を囲む3チーム19人のダイバーのレンズが12枚のマンタが繰り広げる乱舞を狙う。根の上すれすれでホバーリングして、大きく口とエラを開けてクリーナーフィッシュを迎え入れじっと掃除してもらうマンタ。隊列を成して根の周りで泳ぎ回るマンタ。4、5匹で輪になってぐるぐる回るマンタ。カメラに夢中ですぐ真後ろから超接近しているマンタにまるで気がつかず、タンクの合図にもまるで無反応のお客さん。昔懐かしい8時だよ!全員集合の「志村後ろ、後ろ」がオーバーラップする。

3本目

位置 POINT 天候 水温
南マーレ Kudha Giri 曇り 28℃

やや薄曇りになって来たかな、でも,水中は曇ったまま。ストンと落ちる根沿いに深度を落として行き、壁沿いに進む。そんなに壁から離れていない沈船も黒い影が見えるだけ。根に戻って壁沿いに前進。皆の写真に期待してはっきり確認しなかったけどヨゴレダルマハゼらしきもの発見。角を曲がるといきなり流れの中。そんなに強くないけど壁にぴったり沿って前進。目指せ流れの上手。目指せフュージュラーの群れ。群れがだんだん見えて来て、カスミアジやロウニンアジが何匹もフュージュラーの群れを狙ってうろうろ。そして突然,スピードアップ、攻撃開始。勢い良く逃げるフュージュラー、群れを切り裂きジグザグに突進するアジ達。果たして何匹が食事にありつけて,何匹が難を逃れたのやら。

2007年9月3日/第2日目

1本目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁 南部 Digurha Arch 晴れ 28℃

気持ちよく晴れた第2日目、しかし風が強い。透明度はそこそこ良く20mくらい。流れも弱く、砂地でオーロラ、ブラック、ファン、トールフィン、ドラキュラとシュリンプゴビーを一通り見て回る。でも、オーロラのようにのんびり構えてくれないのがトールフィン。遠くから見つけて指差しても黒い体はお客さんからは見えにくい。別に近寄らなくても、指差し続ければ穴に引っ込む。

しかも、遠くから見ているとちぎれて黒ずんだアマモのようにも見えるから紛らわしい。これでニューと立ち上がる長い背びれが無ければ、ファンシュリンプゴビーみたいに知名度低いんだろうな。

 ジンベイサーチ其の一

皆気合いいっぱいでジンベイの登場を待っている。天気もよく,波もなく、コンディションはグッド。南に下るに従って,波が出て来る。遠くで,近くでカジキがジャンプ。2時間探して、結果は、×でした。

2本目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁 南部 BodufinorluThila 晴れ 28℃

2本目のダイビングは透明度抜群、25m~30mは抜けている。いつもの大きめのブラックフィンバラクーダの群れがのんびり中層で漂っている。でも、数が減ってるね、今日は20本弱ぐらいかな。ホワイトチップリーフシャークが3匹、ウロウロ泳ぎ回っている。リーフにアケボノハゼ発見。沖の根から岸よりに戻ろうとしてたら砂地の海底をピンクウイップレイが30枚以上いるだろう、ヒラヒラヒラヒラやって来る。お客さんの一人が急接近。急過ぎで慌てて群れは、ビラビラビラとスピードアップ、急反転であっという間に去って行く。

ジンベイサーチ其の二

じっくり構えて3時間、まるでジンベイは見当たらない。日差しも肌を刺す。

影すら見えず NOジンベイ。

3本目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁 南部 AriBeachOut 晴れ 28℃

3本目はもう夕方、ドロップオフをゆっくりの流れに乗ってドリフト。透明度はかなり落ちて12~15m。壁に沿って一面のアカモンガラが根から離れたり,近づいたり。時折、イソマグロやカスミアジがのんびり通り過ぎて行く。かわいいハナダイギンポが、不釣り合いに大きい穴に隠れているつもり。全然、隠れられてないけど。皆で順番に撮影。かわいいし、逃げないし、動かないから撮影練習にはいい対象。

ジンベイサーチ其の三

ダイビング後ドーニーで日暮れ時までネバってジンベイサーチを続ける。全然見当たらない。また空振りで、本船に帰る。

2007年9月4日/第三日目

1本目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁 南部 Digurha Out 晴れ 28℃

晴れと曇りの中間のような空模様。ジンベイとの遭遇を期待して、環礁の外側を壁沿いに流す。ダイビングも終わる寸前、3チーム中ほぼ同じ一にいた2チームが水中でジンベイに出会う。ジンベイは滞在すること無く、すれ違いドンドン深みへ消えて行った。

ジンベイサーチ其の四

ダイビング後のドーニーで本船に向かう短い間もサーチは続く。ジンベイを見たばかりのエリアをしばらく探すけど、ジンベイは全然上がっては来ない。

朝食を食べて、またジンベイを探しに出かける。天気は下り坂。南の空に黒い雲。サーチ開始より40分程した頃、急に雨が降り出す。風も出始め、海もうねりがドンドン大きくなる。しばらくは頑張って見張りに立っていたけれど、雨、風,波は強まるばかり。完全に嵐。水面は白く何も見えない。ついさっきまで見えていた島も影すら見えない。サーチを中断して島影に避難。本当はもうジンベイサーチエリアを離れて北上しなければ行けないタイミングだけど、これじゃ動けない。昼食はさんでもまだ動けない。雨風がおさまってサーチ再開。なんとかまだ見てない人にもジンベイを見てもらおうと頑張るけど、水面には背びれはもちろん影も現れない。

ジンベイサーチ其の五

雨風が止まってからジンベイサーチを再開。空は分厚い雲ながらなんとか雨は止まっている。環礁南端方面は波が大きく、また雨が降り始める。雨、風、波の少ない北東へ転進。水面が荒れてはやはりジンベイは難しいか。

2本目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁 南部 AriBeachOut くもり 28℃

AriBeachOutまで移動してダイビング。先ほどジンベイを見られた人も見てない人も皆の頭はジンベイでいっぱい。壁沿いに魚達には目もくれず泳ぎ続けて、あっという間に時間は過ぎてジンベイには会えないままダイビング終了。時間はもう5時前。波は穏やかになってドーニー上からジンベイ探しを続けるけど、日暮れまで何も発見できず、雨と風の攻撃が始まる。あっと思ったら土砂降りの雨と強い風、本船へ急いでいるとついでに流していた仕掛けにカジキがヒット。皆のテンション上がりまくりで釣り上がったカジキの撮影会。

2007年9月5日/第四日目

1本目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁 南部 Kudhara Thila くもり 28℃

日差し無く、雨が降らないのがせめてもの慰め的な天気。外はいまいちな天候でも水中は流れも弱く安定している。ヨスジフエダイの黄色とキンギョハナダイのオレンジが色鮮やかにリーフを彩り、クマザサハナムロの青はカスミアジの攻撃でゆっくりから一気にびゅっと素早く流れる。魚影の濃さとカラーの動き。気分爽快。

ジンベイサーチ其の六

朝食食べて、いよいよ北上開始。環礁外側へ出てすぐに「ジンベイ」の声。でも、間に合わない,すぐに水中へ沈んでしまった。がっかりと思ったらもう一度「ジンベイ」。今度こそと飛び込み探しに出るが、やっぱり残念賞。

2本目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁 南部 DhangethiOutReef くもり 28℃

波の穏やかな所に移動してドーニーへ乗り移り、ジンベイを目撃した場所にしばらく探しても姿は無い、ダイビング開始。どーんと落ち込むドロップオフ。下の方は少し薄暗い。薄暗い中アケボノハゼ発見。皆の期待はジンベイだから、

と各チームドンドン進む。前のチームの方からカラカラと音がする。皆一気にダッシュ。でも、マンタでしたか。

3本目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁 中部 Reethi Thila くもり 28℃

透明度25m、クリアな水の中リーフトップに広がるテーブル珊瑚。壁沿いに降りて行くと用心深く、近寄れないけどグレーリーフシャークが5匹程。クマザサ狙いのイソマグロが3匹行ったり来たり。タイワンカマスとツバメウオの群れをゆっくりの流れに乗って通り過ぎる。砂礫の斜面に出ると30cm位の大きいセミホウボウがじっと固まっている。

2007年9月6日/第五日目

1本目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁 中部 Reethi Thila 晴れ 28℃

グレーリーフシャークが30匹。本当は20まで数えて分かんなくなってしまったけど、どっちにしてもサメだらけ。こっちが壁に沿って移動する間、沖側にサメ達は固まって見えつ隠れつしている。トールフィンシュリンプゴビー探してたら目の前にサメって時も在ってちょっとびっくり。トールフィンは見つかったけどやっぱり敏感だから、お客さん1人に見てもらってその人がカメラ構えようと動いたらピュッと穴に入ってしまった。残念。

2本目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁 中部 Fish Head 晴れ 28℃

潜行で少し時間がかかり根の先端から離れた所からスタート。とにかく流れが根に当たっている先端を目指して前進。今日もちょっと透明度が悪い、14mくらい。そこにいつもの大きなナポレオンが登場。大接近でカメラマン達を挑発。流れ上手に着くとやや根から離れた所にフュージュラー達が大きな固まりを作っている。中層を前進、群れに取り囲まれて周り中フュージュラー。そこへロウニンアジやカスミアジが襲いかかって来る。群れの中にいるから、迫力たっぷり。

3本目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁 北部 Maaya Thila 晴れ 28℃

Fish head同様ここもやや濁りが出ていて、12~14m見えてるかな。イソマグロや,カスミアジ,ロウニンアジのハンティングの側で大きめのギンガメの群れが川を作っている。どうせなら玉になってくれたらいいのに、川では写真的には今一かな。根のトップに帰ってグレートバラクーダを探すが、タイワンカマスの群れとブラックフィンバラクーダの小さな群れがあるだけ。いつもの巨大グレートバラクーダは、今日は出かけているみたい。

シャチチーム、和尚チームの皆さんお疲れさまでした。ありがとう。

石渡 隆之
Island Safari1


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