2008年2月3日から7日

2008年2月3日(日)

2/3/08 第1日目

位置
POINT
天候
水温

北マーレ
Maagili Rock
晴れ
28℃


 今週も青空と白い雲とフラットな海面で穏やかにスタート。水も澄んで来て気持ち良く潜降。白砂のスロープを下って行くといつものガーデンイールエリアにテンスの幼魚とオビテンスモドキの幼魚がひらりひらりと漂う。下のロックエリアは少し流れが強く、狭い根に留まるのがちょっとめんどい。逆に流れのお陰でヨスジフエダイの群はぎっちり詰まっていて向きも揃っているから写真は撮りやすいかな。流れに乗りつつ浅場のムレハタテダイを見に行くとここも群はしっかり固まって朝日に輝く水面と共にキレイな眺めを作っている。ノンビリ気分で眺めているとムレハタタテ、アカモンガラの群がブンと音をさせながら動く。水深3m辺りの根の上からぎらりと輝く体を光らせながら大きなイソマグロが魚群とダイバーの間をスーパースピードで駆け抜けて行く。一瞬目が点。


位置
POINT
天候
水温

南マーレ
Kuda Diri
晴れ
28℃


 1本潜って、朝食を食べて、天気と海境ともによく、穏やかな中南マーレに移動。昨夜到着のゲスト達も夜まで起きいてたスタッフもまったりと眠くなって来る。2本目はノンビリ気分のまま潜れる隠れ根。流れが来ているときはガンガン、カスミアジやイソマグロなどのハンターが活躍するけど。今日は流れも無くてマッタリダイブ。沈船の側へ行くと大きなナポレオンが海底に沿って泳いで来る。そのまま沈船の下へ回り込んで見えなくなった。根を廻っていくと上の方ではカスミアジが何匹も固まって泳いで行く。やる気なさそう。下の砂地ではドラキュラシュリンプゴビーがちょっとだけ見つかる。思いっきり深度落としたらもっと見つかるかな。

位置
POINT
天候
水温

南マーレ
GuraidhooCorner
晴れ
28℃


 うって変わって、3本目では強い流れのコーナーポイント。環礁外側からのキツいインカレントが押し寄せる中を一気に潜降。ぎっちり群れるムレハタテダイたちをちらっと見つつ流されないように根に掴まりながら少しずつ移動。頭上をロウニンアジが何度も通過。下に見えるドロップオフのエッジにはカスミアジの群やナポレオンが泳いで行く。ホワイトチップやグレーリーフシャークがエッジ辺りを行ったり来たり。下に見とれていてふっと真上を見ると、大きなイソマグロが流れに逆らいながら定位置キープでお目見え。

2/4/08 第2日目

位置
POINT
天候
水温

南マーレ
Medhu Faru
晴れ
28℃


 今日のメドゥファルはとっても穏やかな流れで、昨日のグライドゥーの反対側とは思えない。透明度も良くて気持ち良くノンビリダイビング。潜行すればしたの砂地にホワイトチップが朝寝。マダラエイも2匹、オーバーハングの中で寝坊中。期待していたロウニンアジは流れ無しの中では群を作らず、バラバラにあちこち散っている。せっかくノンビリなのでマクロも探してみると、黒いウミシダにコマチコシオリエビが隠れていた。浅瀬に上がってコラーレバタフライの固まりに会う。パウダーブルーサージョンフィッシュはたくさんいるのに大きな玉になることは無く、小玉が何度か出来上がっては散って行った。

  ジンベエサーチその1

 朝食後のアリ環礁への長距離移動。昨日の寝不足をここで解消すべく皆ぐっすり昼?寝。目が覚めるとアリ環礁の南側にあるディグラ島が遠くに見える。お昼ご飯を食べてジンベイ探しが始まる。まず最初に見つかったのは小さなイルカの群。ゲストがイルカで喜んでくれているうちにジンベイにも登場してもらいたいもんだ。ちょっと遠いけど随分浅瀬の方でシルエット発見。ホイッスルの合図に皆が後部デッキに飛び出して来て、3点装着。偵察に小舟のディンギーを出して探しに行ってみるけど移動が早いのか完全に見失う。その後、全然見つからず全員船内へ移動して2本目のブリーフィングを始めたその時、船舷にいたクルーが叫び始める。まさか今かと思いつつ飛び出してみるとボートの真横をゆっくり進むジンベエザメがはっきり見える。ボートの横に接舷していたダイビングドーニーの下へジンベイの姿は消えて行く。飛び込んで追跡開始してみるけどすでにジンベイは深度を下げ始めている。皆急いで飛び込んで来たけど見られたのは2週連続で載っていたゲスト一人。始めに私の周りまで来た人は見えてると思ったけど海底との見分けがつかなかったみたい。残念。

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁南部
Holiday Out
晴れ
28℃


 気を取り直して頑張ってジンベイ探しにダイビング。アカモンガラの壁を抜けて沖の深場側から流し始める。大きなイソマグロが通り過ぎて行く、海底でホワイトチップが寝ている。モブラが1枚上の方を泳いで行く。皆には見えない距離かなと思いつつ接近しようとしてもモブラは逃げるでも無くドンドン前進。シルエットになり消えて行く。リーフが沖に向かって張り出している所ではバラフエダイやブラックピラミッドが群を作っている。少し先にはクマザサハナムロとイエローバックフュージュラーの群が泳ぎ回っていた。

  ジンベエサーチその2

 引き続きジンベイ探し。大きなイルカの群をボートの前方に見つける。段々近づいて行く、イルカは潜って姿を消して行く。側まで寄れないイルカ。タイミングのずれたジンベイ。今日はなんだか験が良くない。ノンビリ構えるしか無いけど焦る。

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁南部
Maamigili Corner
晴れ
28℃


 日差しも流れ緩く、濁りきつめ。見下ろす深場はすっごく見えにくい。リーフ沿いで浅めに潜って明るい水域を重点的に見張って行く。斜面の下側にナポレオンが泳いで来て去って行くのが見える。根の上で2匹のマダラトビエイを発見。皆がカメラを前に突き出して接近開始と同時に回避行動を始めるトビエイ。優雅なホバーリングとうって変わった素早い泳ぎであっという間に遠くに消えて行った。リーフを這うように進む群のシルエット発見。これはパウダーかと思ったらシマハギ。止まってはリーフのコケを食べている所へ接近すると群全体が川の様に長く伸びて泳いで離れて行く。

2/5/08 第3日目

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁南部
Holiday Out Reef
晴れ
28℃


 昨日の負け試合にめげずに朝からジンベイサーチダイビング。砂地をかぶってカモフラージュしながら寝ている大きなエイ。サイズと形から多分マダラエイ。しばらく泳ぐとまたマダラエイ。沖の離れ根にたどり着くとヒメフエダイがキレイな群を形成している。メインリーフ側に戻って深度を浅く取ってリーフ沿いに泳ぎ始める。シャンシャンとベルの音、随分遠い。それに音も途切れがち、違うんだろうなって思ってたら今度はもっと近くでベルの音。後で確かめるとこの時どうやらマウルーフチーム、ジュンチームそして私と3チーム縦1列に並んでいてマウルーフチームとジュンチームの間にジンベイは現れたらしい。前か順にベルが鳴っていたのはその為。少しダッシュすると前方にジュンチームが見えて来た。沖に向かっているみたいだ。もう少し頑張って並走するように沖に向かいダッシュ。ジュン君がベルを鳴らし前方を指しているのが見えるがまだジンベイは見えない。もしもジンベイがまっすぐ置きに向かっているなら間に合わないかもともっとダッシュを効かせる。見えた!でっかいシルエット。斜めに沖に向かっているみたいだ。いたよって感じでタンクを叩いてラストスパート。ちょっとごめんとジンベイの沖側に回り込んでコース妨害。

なんとか沖に向かうのを阻止。なんとか追いつきオールゲストが水中ジンベイ確認成功。

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁西部
Rangali Madivaru
晴れ
28℃


 浮かれ気分で環礁の西側に出てマンタを見に行く。潜降はじめてやっと3チームがチームごとにポジションとって落ち着いたなって思って棚から降り始めたらいきなり出ちゃったマンタさん。慌てて根に取り付いて体を低くしてマンタウエルカム体制。体をべったり根にくっつけている人の真上をマンタは通過して行く。ダイバーの履く泡で遊んでいるのか、泡には自ら向かって行っているみたい。咳き込むようにバフッと泡を吐き出すことも有るけど、そのままダイバーの真上を旋回し続けるマンタ。サービス満点。

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁南西部
Reethi Thila
くもり
28℃


 ランガリのパスのポイントがユルーイ流れだったのにこっちは結構流れが強い。北回りで流れに逆らい激しく潜ったチームはサメとか見たみたいだけど、僕のチームはサメ無しノンビリでって事で、始めっから流れに逆らわず逆コースで南回り。砂地でオーロラやドラキュラなどの共棲ハゼ探したり、ノンビリとドロップオフの壁で遊ぶ。日陰の小さな穴にはリュウキュヤライイシモチが口に卵一杯入れてあごを膨らませたりしている。

2/6/08 第4日目

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁中部
Fish Head
晴れ
28℃


 潜行開始から耳に飛び込んで来るイルカの声。ここでは以前10mの距離でイルカとニアミスしているから今日こそはイルカと会いたいと念じながら潜降。海底で寝ているマダラエイ。少し進むとシッポの切れてなくなっているマダラエイも海底でお休み中。ここで中ナポレオン登場、、、何でだか分からないが今日のナポは愛想が無い。いつもなら向こうからすり寄って来るのに今日は逆に去って行く。見上げるとツバメウオが奇麗に固まり群れている。その先にはフュージュラーの群、周りを泳ぎ回るロウニンアジ。今度は大ナポレオン登場。ジュンチームにくっ付いて泳いでいる。順番待ちと思ってナポがこっちに来るのを待っていたらこちらもスーッと遠ざかって行く。結局、最後までイルカの声は聞こえるのに姿はドーニーからも見られなかった。

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁中部
BathalaMaagaaKanthila
晴れ
28℃


 先週のサメ大集合の再現を期待して今週も環礁東側のパスのポイントであるここバサラマーガーカンへ行ってきました。ところが今週は潮が逆のアウトでそんなに強くない。駄目かなっと思ったら内側の砂地でトンガリサカタザメが寝ているのに出会い。結構ついてるかなと思い直す。大きなナポレオンも通り、イソマグロも泳ぎ回る。根沿いに進んで行くとホワイトチップ、グレーリーフとサメが何匹もウロウロ泳ぎ回る。大きめのマダラトビエイも3匹で編隊飛行。今週も結構当たりのダイビングでした。

位置
POINT
天候
水温

ラスドゥー環礁
Madivaru Corner
晴れ
28℃


 ここも乾期に入ってから特に当たりのいいポイント。潮が多少強いけど頑張って遊んでみました。潜り始めて根沿いにラスドゥー環礁外側を泳いで行くと、ちょっと小さいけどグレーリーフシャークが大接近。若いから警戒心が薄いんだろうか。今日は何よりも残念なのは人の多さ。あっち見ても、こっち見てもダイバーが視野に入る。大きめのギンガメが群れている。黒く染まった婚姻色もいるからカップルだらけの群なんだろうな。なかなか来ないと思っていたらやっと登場、最近常連の大イソマグロウイズ子分イソマグロ。ボスの風格って感じでゆったり人を無視した感じで泳いで行く。

2/7/08 第5日目

位置
POINT
天候
水温

ラスドゥー環礁
Rasdhoo Madivaru
くもり
28℃


 早朝だからくもりに感じるのか、少し暗くリーフの無い沖合を水中深く降りて行く。いつものことだけどハンマー探しは見られなければ他には何もいない。ブルーウォーターダイブ。潜って10分目ぐらいで下にハンマー発見。少しサーチ深度よりも上がってみるとハンマーもゆっくり上がってくる。よくこっちを見たいからなのか体を横向きにして目をこちらに向けて観察するハンマーヘッド。見に来たのか見られに来たのか?もう1匹のハンマーが合流して2匹は一緒に消えて行った。取りあえず出たぞ良かったなと思っていたら、もう1匹すぐ登場。こいつはすぐに深場をダッシュで逃げて行った。根が見える程環礁に近づいた時更に2匹のハンマーが登場。続いて又2匹の影がリーフに重なり見にくいながらも今日最後のチャンスと思って接近を試みていると後ろからウーウーうなる声が振り向いたら4匹ハンマーが群れて泳いで来た。ラッキー!たくさんたっぷりハンマーを全員目視。これで3冠達成。

位置
POINT
天候
水温

北マーレ環礁
Lankan Reef
晴れ
28℃


 3冠達成はいいけれど、実は不安要素が1つある。マンタが西側のポイントに少ないこと。北マーレの乾期のマンタポイントで外れくじを結構引いてるし、アリのランガリも今週は3匹しか出なかった。いないかなとは思っていたけど雨期のマンタポイントに潜ってみました。しばらくリーフの斜面とクリーニングポイントは行ったり来たり。ヤッパリいないな。(他のチームでは潜降時に2枚見ていたらしい)タイマイやロウニン、グレートバラクーダ、ナポレオンと色々見ながら遊んでヤッパリいないんだなと確認してブイ上げて安全停止に入ったら何かベルが聞こえるな。根の方見ていたら巨大な翼のギガントみたいなマンタを先頭に4枚がダイアモンド編隊組んでやって来る。少し深度を下げて真上から観察。カーブを描きながらきっちり真下を通過して行くサービスのいいマンタに感謝。

位置
POINT
天候
水温

北マーレ環礁
Maagili Thila
晴れ
28℃


 結構待たされてヒヤヒヤしたけどジンベイ出たし今週もいい旅だったな。最後はいつものノンビリ小物ポイント。意外とカツオとかイソマグロとかコガネしマアジとかナポレオンとかも出る楽しいポイント。今日はちょっと流れが強過ぎだな。砂地のハゼ探しも楽しかったけど今日はハナダイ、ハナダイギンポが密集する根から少し離れたロックを見つけて結構ハッピー。ハナダイギンポは穴に隠れると顔がくすんだ色になりますが顔に指近づけて刺激してやると顔色が鮮やかな黄色になって歯を剥き出しにする顔も可愛かった。

石渡 隆之
Island Safari1


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