2008年8月3日~8日 

2008年8月3日(日)

8/3/08 第1日目

位置
POINT
天候
水温

北マーレ
Faru Out Reef
晴れ
27℃


 空は晴れ、新しいゲスト、新しいチーム、新しい旅の始まりには結構なお天気です。しかし環礁の東に面したリーフラインは大きめのサーフが立ち上がり、崩れて行く。その影響も有るのか水中はかなり濁りがキツい。外の明るさとのギャップが余計にそう感じさせるのか水中は暗い。タイマイが寝ている、甲羅の色がリーフと溶け合ってナイスカモフラージュ。後ろの的場くんがなんか呼んでいるようだ。エー浮上するの!!どうも1人オクトからいつの間にかフローしてたようで残り60bar。一緒に上がって行った。こっからは大名行列のようにたくさんの人と泳ぐ。ラパス以来5年ぶりかなチームがここまでデカイのは。アカモンガラの壁がぐっと下がる。真っ正面から巨大なイソマグロが向かって来る。大きなグリーンシータートルをみんなで囲む。大人数と視界不良、獲物探すのも人数えるのも一苦労。



位置
POINT
天候
水温

北マーレ
Lankan Reef
晴れ
27℃


 この有名なマンタポイントも1本目同様に環礁東外側。ヤッパリ同じように波が大きく水も濁っている。端からクリーニングステーションをチェックして行く。1番北側、いない。2番目のメイン、いない。しばらく待っても来ない。3番目に移動、いない。ヤバい雰囲気だ。焦ってもしょうがないけどちょっとストレス発生。メインに戻り待ち。待つ、待つ、ヤッパリ隣を見に行こうと動き始めたとたんに大きなマンタが1枚登場。悠々とヒレを動かし根の上でホバーリング。口もエラも大きく開いて気持ち良さそうにクリーナーフィッシュを迎え入れる。残りの時間はずっといてくれたマンタありがとう。もう1枚チラッと見えて消えたマンタくん、もう少しみんなに姿を披露してくれよ。ほとんどの人は1枚しか見ていない。

位置
POINT
天候
水温

ラスドゥー環礁
Rasdhoo Corner
晴れ
27℃


 長い移動で、お昼寝で旅の疲れと寝不足の体にエネルギー注入。2本も北マーレの東側で潜ってしまったから潜り始めはもう5時。まずは砂地のマックコスカーズラスを目指す。途中でドラキュラゴビーを見つけてつまみ食いのつもりが今回のゲストは小物にも結構食いつく。マッコスもじっくり見てそろそろ急がないとギンガメ探しの時間が無くなる。ちょっと焦って砂地を登りコーナへ出てみれば一番浅いところで魚雷のようなデッカイイソマグロに遭遇。こっちを全く気にしてないのか近くでほぼ停止。停止するイソマグロ、、、初めて見たかも。その向こう側にキラキラしているのはギンガメの群。ヨッシャーと寄ろうとしても寄った分、離れて行く。今日は追跡している余裕が無いからあきらめ。でも、別のガイドのファリードはコーナーを飛び出して外側でマンタ見たって言っていたから地形とかアウトカレントとか気にせず飛び出しちゃえば良かったかな。水面に上がるとキレイな夕日と赤く染まった海面が輝いている。

8/4/08 第2日目

位置
POINT
天候
水温

ラスドゥー環礁
Rasdhoo Madivaru
晴れ
27℃


 今週も晴天。明るくなるのが早いからこっちも出発が早め、眠い。日の出の時間になる前に空はすでに明るく、青空。的場チームと並走でハンマーヘッドを求めて泳ぐ。チンチンとタンクを叩く音が聞こえる。マトピーがハンマー見つけたらしい。先頭のハンマーにみんなの注目が集まる中、チームの後方にハンマーが上がって来たってゲストの報告。この時は残念ながらこっちのチームはちょっと距離が有り過ぎで見えなかった。2度目の発見もマトピー。もう時間いっぱいであきらめかなあと思っていた矢先の事。こっちの目の前にも2匹のハンマーが横切るように登場。ちょっと遠くて暗くて写真はヤッパリ無理ですね。

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁北部
Maaya Thila
晴れ
28℃


 私のダイコンは何故かほとんどのダイコンよりいつも1℃低い表示だけど、今回の旅で初めての28℃を表示した。温度とは関係ないだろうが水中の魚達はイソマグロもカスミアジもギンガメアジもノンビリと泳いでいる。エサとなるクマザサ達もノンビリダラダラと根のうえで群れているし。緊張感が無いからかいつも寄れば逃げる多めカマスの群は意外に近くでキラキラ日差しを跳ね返しながら群を旋回させたり漂ったりしていた。

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁中部
Fish Head
晴れ
28℃


 流れに逆らいながら留まるのがめんどくさいぐらいのちょっと強めの流れがでている。根の脇ではイエローバックフュージュラーの大群が今週も視界いっぱいに広がっている。カスミアジとロウニンアジが一斉に襲いかかりブンっ水を振動させながらイエローバックフュージュラーの群が勢いよく泳いで行く。見とれているとここの主役は僕だとばかりにナポレオンがゲスト達の中に割って入る。ナポレオンとゲストを引き連れてカレントサイドへ行ってみると、意外にのんびりしている。サイドのイエローバックの方がおいしいのかな?

8/5/08 第3日目

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁南部
Reethi Thila
晴れ
27℃


 雲も少なく、朝から日差しが痛い。東からの流れに乗って根沿いに進んで行く。ちょっと進みが良過ぎてはぜエリアは空振りのままと降り過ぎた時、見上げるといつもは沖側に登場するブラックフィンバラクーダの小さい群が根沿いに泳いで来る。いつもより近くで見れてラッキー。最近バラバラに泳いでいる事が多かったツバメウオも今日は固まって群れているラッキー。前方にサメの群発見。グレーリーフの群だと思ったらホワイトチップも一緒に群れている。ちょっと変な景色、ラッキー。テーブル珊瑚とノコギリダイやクマザサの美しい景色。天気の割には水中はやや光が足りない感じで残念。

  ジンベエサーチその1

 天気好調のため、移動もスムーズに進み10時前にサーチ開始。今日はゴゴハイタイドだから1時間程でサーチ切り上げ。遠くに見える他の船達も空振り模様。こちらも何にも見つからず終了。

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁南部
Holiday out
晴れ
28℃


 リーフ沿いにいつものようにジンベイ探しダイビング。海底の砂地に大きなマダラエイが砂をかぶって潜んでいる。キラリ光を反射した大きな体を発見。ヤッターと思ったらよく見りゃ巨大なジャイアントバラクーダ。等距離を保つように近づくと離れる。誘われるように離されないようにカメラを持ったゲストがバラクーダに接近する。急に大きなスクリュー音。小型のボートが猛スピードで真上を通過。ぎょっとしたけど、ゲストも驚いて目を丸くしてたけど無事。けが人無し。もう上がろうとリーフの落ち際に出てみると、突然沖側の深みから100万の魚の顔が急接近。イエローバックフュージュラーがブンって見ずを裂く音を立てながら通り過ぎて行く。追跡して次に見えて来たのは大量のカスミアジと、ちょっとだけロウニンアジ。今期一番のブンサウンドはこれかもしれない。

 ジンベエサーチその2

ランチ後のサーチ開始。もうすぐハイタイドになる。期待と緊張と焦り。ここで外すと今日はダメかもと思うと知らずに力が入る。笑いも固くなるサーチ開始から1時間が経った頃、ファリード君がジンベイ発見。そんなに潜りもせず止まりもせず早くもなく泳ぎ続けるジンベイザメをみんなで追いかけて泳いでいる。一気に全員が目撃。取りあえず使命を果たしてホッとしつつ泳いでいると廻りに群がるドーニー達。他の船からドンドン人がやって来る。人多過ぎ。

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁南部
Sun Island out
くもり
28℃


 タイドがロウになって行く影響で水中は結構濁っている。イソマグロが7匹群れてすぐ目の前を斜面沿いに体をぎらりと光らせながら降りて行く。

  ジンベエサーチその3

 何となく消化不良の状態。結局1回しかジンベイスイムができていない。取りあえず雨期に入って6周連続ジンベイゲットはめでたいけど、今回のゲストには慰めにはならないよな。きれいに夕焼けに染まる海面はこっちの視界を遮りジンベエの影を見つけるには邪魔だ。あきらめるかと思った頃にドーニーの前方をジンベエが接近中。ゲストも油断しているタイミング。ヤッパリみんなの期待が緩んだ時こそジンベイタイム。さっき見たのと同じ5m程のジンベエザメ。ゆっくりその場でぐるりとターン。みんなに全身を見せるモデルのようにゆっくりと廻った後、ゆっくり沖の深場を目指して沈んで行く。

8/6/08 第4日目

位置
POINT
天候
水温

アリ環礁南部
Kudarh Thila
晴れ
28℃


 そこそこいい流れが入っているんだけどクマザサを襲うカスミアジ、イソマグロ、ロウニンアジ達には今一つ覇気が感じられない。たまにはビッと襲うんだけど逃げる方もそれ程、激しくない。リクエストに在ったクダゴンベをチェックしているとすごく激しいベルの音。後から考えてみると今週のガイドはみんなベル付けてなかったんだけど昨日のジンベイ探しの後遺症か思わず反応して誰がならしているか探してしまった。早い時間に潜り始めていてその時間には他のドーニーは1隻も来ていなかった事もあって何処だ何が出たんだとしばらく真剣に探したけど白人部隊を見つけてガッカリ。途中からなんかサージも入って来てこの深さで急にサージってのはこれは津波かなんて考えたりして、歯車ずれた感じ。

位置
POINT
天候
水温

南マーレ環礁
Vaagali Corner
晴れ
28℃


 いい感じで流れが入って気持ち良くドリフト。水も少しきれいになって18mは見えている。壁が湾曲した斜面になって窪んでる場所で伸びたチームをまとめたりしながら流されて行く。ふと頭上を見上げれば吐いた泡が途中から真横に流されて行っている。壁を登って大きな砂地に出ると巨大なマダラエイが白い砂を被って隠れているつもりのようだけど、大き過ぎです。全然目立つし。更に先の浅い壁上のリーフを目指す。棚上にはパウダー玉と思ったけど今週は不発。スズメダイがヒラヒラと珊瑚の上を漂い、キビナゴが浅い海を埋め尽くしてキラキラ光る姿は癒されました。とゲストが言っていた。

位置
POINT
天候
水温

南マーレ環礁
Medhu Faru
晴れ
28℃


 今週は晴れ以外をマークしてないような気がする。天気の心配の無い、いい事だ。そもそも雨期って言い方が間違っている。昼間は特に晴れが続く事が多いのに。強運の持ち主がいるのか。チャネルの中程にエントリーして外海に向かって流れに乗るとすぐに正面からシッポが根元からちぎれたマンタが1枚登場。全チームを舐めるように近くをすれ違って行く。マンタが去ってすぐにトップリーフからロウニンアジの群がチャネルに入って来る。トップリーフと同じくらいの高さを根から離れたり戻って来たりしながら次第に流れに逆行して行く。こっちも壁伝いににじりにじりと前進しつつ、大接近を期待するけど、今日はそこそこ接近で終わり。再びドリフト、リボンイールを見せたらベテランゲストはさすがベテランだけに非常に冷静にみんな1、2枚シャッター切ってどうぞどうぞと譲り合い。すばらしい、、みんな冷静過ぎ。ちょっとテンション下がるな。流れが緩んで外側の壁に出る。少し行くとマンタが2枚上下に並んでまっすぐこちらにやって来る。流れが無いからしばらく追跡。イヤーラッキー。

位置
POINT
天候
水温

南マーレ環礁
Kuda Giri
晴れ
28℃

 なんとナイトダイブ。エビエビ、カニカニ。ツノサンゴガニ、ソリハシコモンエビ、ベンテンコモンエビ。寝ているブダイ。みんな夢中で視線は壁一点。そろそろ船に帰りたいんですけど、カンカン、カンカン。1人しか反応がない。アー時間が、根の上横切りショートカットでドーニーに帰還。夢中、いいね。

8/7/08 第5日目

位置
POINT
天候
水温

南マーレ環礁
Miyaru Faru
くもり→晴れ
28℃


 明け方前に降ったのか、ボートのデッキは濡れていた。ドーニーが出発する頃は曇っていたけど、次第に雲は晴れて行く。ポイントに向かう途中、遥か遠くにイルカが見える。近づいてみると数百のイルカが海面を埋め尽くしている。ドーニーの周りは前も後ろも右も左も近くも遠くもイルカだらけ。イルカに後ろ髪を引かれつつ再びポイントへ向かう。2階デッキにいた僕、船首にいたファリード、ドーニーを運転していたマウルーフ。3人操縦席に集合。同時に同じ黒い三角形を波間に見たようだ。ドーニーを回して見に行くと残念、ジンベイでは無く、小振りなマンタが5、6枚。改めてポイントに向かう。エントリー前、又イルカの群を発見、気持ちは焦るが、、、、、エントリー間に合わずイルカは通り過ぎて行く。逆にこっちに向かって来るイルカチームもいたので、焦り気味にコーナーに向かいつつイルカを探す。そんなにうまい事はいかない。声はすれども姿は見えず。コーナー過ぎてマトピーチーム合流して流れに乗って行く。深場から見上げるとトップリーフ近くに群れて飛び回る鳥の様な影を発見。40数枚のモブラの群。ラッキー。近寄りたいけど近づけない。近づくと離れて行く。

位置
POINT
天候
水温

北マーレ環礁
Maagiri Thila
晴れ
28℃


 今週は小物好きにはちょっと当たりの弱い週だったかな。トールフィンゴビーをまだ見てないし。うーん、なかなか見つからない、もう無理かなと思っていたら1匹発見。全員が確認の前に引っ込んじゃった。別に誰も接近した訳じゃないのにね。どんだけビビリなんだか。あっドラキュラだっと思ったら中層にカスミアジの大群が現れてアーって指していたらドラキュラさん蹴っ飛ばされていた。カスミの大群には大きめのナポレオンが後ろにくっ付いて泳いでいた。カスミが逃げて行くときもぴったりとくっ付いて泳いで消えて行った。なぜ?もうハゼはいいかなと思って根を廻り始めてスカシテンジクダイが大量に穴からはみ出している所に行ったらすぐ下の砂地にカップルのトールフィンがヒレを立てて背中合わせに全身出していた。今度はさっきの引っ込み具合に全員等距離でぴったりと動かなくなった。時間をかけて観察する事が少ないから久しぶりにじっくりトールフィンを見る事ができた。今度は3、4週前に見つけたハナヒゲウツボを見に行く。穴間違えたかなって思ったけど、側でチークドパイプフィッシュ見ているうちにハナヒゲ君スルーッと穴から登場。キレイなブルーの体はいい被写体だね。

位置
POINT
天候
水温

北マーレ環礁
Lankan Reef
晴れ
28℃


 初日のマンタはたったの2枚。でも大方の人は1枚しか見ていない。ここは景気よくたくさんマンタ見て締めくくりたい。メインのクリーニングステーションにたどり着くと2枚の大きなマンタが代わりばんこに掃除中。その後も調子よく多い時には一度に6枚のマンタが乱舞する姿が見られ、浮上しようと根から離れて沖に向かいつつ上がって行くとマンタもついて来るように沖へ移動。真上からもじっくり観察できました。ラッキー。

石渡 隆之
Island Safari1


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