2008年8月31日~9月4日 

2008年9月4日(木)

8/31/08 第1日目

位置 POINT 天候 水温
北マーレ Maagiri Rock 晴 28℃

前の旅が終わり北マーレに帰って来たら又、天気が変わりやすく、風もすぐに吹き荒れる。傘をさしても濡れるほどの雨の中、マーレの町を歩いたけど夜になってやっと止んだ。今週も天気に悩まされるんだなと思っていた。よっぽど運のいい人がいるのか天気がいい加減なのか朝は晴れ。風は強く雲は流れまくっているが雨は降っていない。朝日を受けてあざやかな白い砂地、黄色いヨスジフエダイの群、銀色に輝くイソマグロ。光り溢れる1本目。


位置 POINT 天候 水温
北マーレ Lankan Reef 晴 27℃

本当に強運の人が乗っているんだろう。移動中には黒い雲がやって来て雨を降らすのに潜る時には晴れている。北の方から斜面沿いに泳ぎ始めるとマンタが1枚南側からやって来る。下がれのサインにすぐに海底に降りるダイバー達。ピタッと全員乱れぬ行動。マンタは安心したのかみんなのすぐ上でゆっくり旋回。泳ぎ去ったなと思うと、又やって来た。こっちも、又海底にピタ。今度はみんなの上を旋回しながらドンドン降りて来る。人の多くいる所で止ってゆっくり落ちて来る。クリーニングポイントに着くと4枚のマンタがグルグル、グルグル根の上でダンスを踊っていた。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Kuda Giri 晴 28℃

ここでも晴れている。しかし、雨雲はドンドン流れているし風も強い。エントリー直後、まだ浅い水深でクマザサハナムロが群で右往左往している。様子を見ているとカスミアジが集団でクマザサを追いかけている。根を廻り始めるとナポレオンが見えて来た。逃げたかなと思うと僕たちを待っているかのように又見えて来る。ナポレオンのガイドについて進んで行くとスカシテンジクダイの根に到着。毛の短いムカデミノウミウシの仲間を発見。

9/01/08 第2日目

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Guri Corner 晴 28℃

早朝、朝焼けが見え始めたかなと思ったとたんにヘビーレイン。これは降りやまないかなと思ったりもしたけど、雲はドンドン流されて潜る頃には見事に晴れ。環礁の外に向かって流れる水に飛び込んで降りてみると3匹のホワイトチップがグルグル泳ぎ回っている。流されながらここらでそろそろギンガメの群と思っているけどなかなか出ない。と思ったら、チャネルの中央方面、深い方にキラリと光るギンガメがチョロッと見える。少しずつこっちに群は近づいて来るが、十分見える程には来てくれない。ここは流れに飛ばされないように見ているのも限界があるし、深いから長い事はいられない。ここは1発このギンガメだけにしぼってしっかり見て上がろうと勝手に決めてみんな一斉にギンガメに向けて泳ぎだす。段々近づいて来たと思ったらこっちからは見えない反対側に何かがいたのか驚いた様子でギンガメは群ごとこちらにやって来る。幸せな時間は一瞬で終わり。壁に戻り深度を上げる。外に向かって流れに乗って泳ぐ。そのまま安全停止、浮上。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁北部 Ari Beach Out 晴 28℃

満潮に合わせて渡りきりたかったがアリ環礁への道は遠く、風は強い向かい風。サーチ云々よりこれから2本潜るだけで時間はいっぱい。まぁ、天気怪しかったのに渡れたんだから良しとしようか。ポイントまでの移動ではジンベイの影無し。根の上を進むとマングローブウィップレイが岩の間に隠れている。パウダー玉も今週も見られてやったぁーと思ったけど、棚外攻めの的場チーム、合図が聞こえないのか流れに乗ってピューと見えなくなってしまった。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Ari Beach out 晴れ 28℃

エアーチャージを待つのももどかしく、傾いた日差しを反射する波。ジンベイの影は見つからない。今度は棚上と外側を交換。的場チームにはもう1度パウダーチャレンジ。こっちは棚外からジンベイ探し。外の流れは結構早く流れに乗ってしまうとあっという間に棚上チームから離れてしまう。タイマイが棚上を泳いで行く。みんなが追って行く。今度は反対の沖側にマダラトビエイが泳いでいる。今度もみんな追って行く。コバンザメの単独行を見て、何か近くに来ているのかって見回してみてもジンベイは見つからなかった。随分流れに乗ったなと、もうきっとディグラアウト当たりかなと思いつつ上がってみると上がってみると正解。的場チームのフロートが遥か彼方に見える。距離だけは2本分以上だね。

9/02/08 第3日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Kudarh Thila 晴 28℃

今日はちょっと濁り気味のクダラティラ。流れもほとんどなくのんびりしたもの。ヨスジフエダイは根の上を覆い尽くし根が黄色くなる。大量に群れるフュージュラー達もノンビリとフラフラ泳ぎ回り忙しく口を動かしプランクトンを捕食中。のんびりできないのは人間だけでカメラを構えてあっちにフラフラこっちにフラフラ。魚もいっぱいだったけど、今日は人もいっぱいでにぎやかなクダラティラでした。  

ジンベエサーチその1

いよいよ、じっくりサーチを開始する。天気よし。波も静かでグッドコンディション。アリビーチのウォーターバンガローを過ぎて南下を続ける。遠くにカジキが跳ねる。後ろからもう1隻、船がサーチをしている。そろそろ出てくれないとダイビングが遅くなるなって時に目の前に上がって来るジンベイ発見。すぐ真横を通り過ぎる。慌てて笛吹くの忘れてジンベー!って大声で叫びつつフィン履いてマスクして屋根の上を船尾に走りそのままジャンプ。追跡開始。船に驚いて潜ってしまってないか心配だったけどすぐにシッポが見えて来る。4Mの最近頻繁にこのエリアに出没しているかわいいジンベイ。船が接近して来てみんなが飛び込んで来る。小ジンベイは人も怖がらずマイペースでノンビリ北上を続ける。水面スレスレを泳いだり潜って行ったりを繰り返しながら40分も一緒に泳いでくれた。泳いでくれ過ぎて時間押しちゃった。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Ari Beach Out 晴 28℃

スノーケル終ってすぐにダイビングの準備開始。タイミング命。まっすぐ北上し続ける小ジンベイに合わせて船を移動。のりしろ考えてちょっと遠目に船を止める。壁沿いにジンベイの姿を求めてチョットずつ、チョットずつ前進。25分過ぎた頃、棚から少し沖側にさっきのジンベイ登場。流石にダイバーに囲まれて驚いたのか予定の行動かは知らないけどターンして壁沿いに南下を始める。泳ぐペースはそれ程早くなく。水中で出会ったジンベイの中で一番遅かった。遅い上に浅い所ばかり泳いでくれるジンベイザメ。お陰で20分以上もそのまま一緒に泳ぐ事ができた。感謝。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Maamigiri out 晴 28℃

ラストジンベイチャンス。沖側の海底を見下ろしながら沖バシリ。始めにマダラエイが海底の砂地にいただけで結果は外れ。当たりばかりじゃ面白みが無いから、ってのは見られた後だから言える事かもね。

9/03/08 第4日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Reethi Thila 晴 28℃

後ろを振り仰ぎ見て全員の姿を確認、さぁ下へ行こうとガレ場沿いに降り始めたとたん1cmのリュウグウウミウシを発見。今週は何でかウミウシが目に飛び込んで来る。1匹目のトールフィンシュリンプゴビーを発見。みんながやって来てこれからって時に穴に引っ込まれた。しばらく進むと今度はカップルのトールフィンを発見。小さい方には逃げられたけど、大きい方は長めに外にいてくれたんでみんなで見られた。ここでの楽しみはなんと言ってもみごとなテーブル珊瑚。棚上にはフュージュラーが群れてノコギリダイが群れて華やかさアップ。しかも背後から差し込んで来る日差しが強くなったり弱くなったりしてなおさらキレイさアップでした。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中部 Fish Head 晴れ 28℃

根の脇に大量に群れるクマザサハナムロやイエローバックフュジュラーを横目に根に辿り着く。2チームほぼ同じ所についてしまい、さてどうするかと思っていると砂の上に変な物がいる。ツノザヤウミウシが2匹で輪を作ってくっ付いている。交接中だった。さー、マトバチームは先に行って消えたから今から前進と思ったら前からナポレオン登場。それぞれのダイバーに接近して愛嬌を振りまく。カスミアジがたくさん群れてやって来る。レインボーランナーも群れてやって来る。タイマイはこっちを恐がりもしないけどまるっきりの無視でご飯に夢中。

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Madivaru Corner 晴 27℃

到着してみれば今日は他に船が無く、まるっきりに独占状態。ノンビリ砂地を目指して降りて行く途中マダラトビエイがすれ違い上に上がって行く。外洋を隔てる壁のように立ち上がっているリーフを越えて外側から大小様々なサイズのナポレオンが5匹も群れて登場。単独行動が多いのに珍しい事も有るもんだ。下に降りてややじっくり目にマックコスカーズラスの輝くデモンストレーションを撮影。でも、ヤッパリ細かい動きに翻弄されて撮影は至難の業。外側の壁に戻って外に向かって越えようとした時、目に飛び込んで来たのは群れているグレーリーフシャーク。大きくて太っている物がほとんどでリーフ沿いにグルグル泳ぎ回っている。数えてみると最低10匹はいる。脅かさないようにリーフの影からこっそり観察。

9/04/08 第5日目

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Rasdhoo Madivaru 晴 28℃

まだ空の暗い早朝に出動。薄暗い海に飛び込む。大きなエイが中層を横切って行く。深場は更に暗く、黒い海。探し始めて9分目。2匹のハンマーが暗がりから不意に浮き上がるように登場。こっちをじっくり観察しようとしているのか2匹とも体を横に向けて片目をこっちに向けてゆっくり泳いでいる。ハンマーの動きに合わせてこっちも並走して行く。興味を失ったのか不意にスピードを上げて泳ぎ始めるハンマーヘッド。見失わないように指差しながらこっちも追跡。少しすると横手から3m近く有りそうな大型のハンマーが登場。しかも近い。久しぶりにカメラ持っていたけど露出を上げるのを忘れていて、写真は真っ暗。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Kuda Haa 晴 28℃

なかなか調子よく流れている。外洋から抜けのいいキレイな水が入って来ている。アカモンガラが川になって根の周りを埋め尽くしている。ヨスジフエダイの群を通り過ぎ。根をぐるっと回って行く。根の高さを超えた泡は横へ向かって流れて行く。浮上直前、大きなイソマグロが3匹、2つ根の間でボーッとしていた。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Potato Reef 晴 28℃

ハゼに強い流れは向いてないな。トールフィンは1個体しか見つからなかった。先週もコーラルブロックの中の空洞に寝ていたシッポの無いマダラエイ。よっぽど気に入っているのか今週も同じ場所にすっぽりとハマっている。ハナヒゲウツボもフルムーンゴビーも今週も健在でした。

石渡 隆之
Island Safari1


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