2008年9月

2008年9月22日(月)

2008年9月24日 午前  マーギリ・ティラ( Maagiri Thila )再び  
天候:晴 気温:31度 水温:29度 透明度:20m 潮流:西→東 やや弱い

モルディブは今日もお天気・・・なのですが、この2・3日は朝方になると雨が降り暖まった空気を冷やしてくれるので、ほどよいクールダウンになっています。
今日は日中もほどよく雨がパラつきいい感じです。でもゲストの皆さんにとってはちょっとガッカリかな??
風が少ないので海はとっても凪いでいます。

さて皆さん“グリーンフラッシュ”って聞いた事がありますか? 夕日が水平線に沈む直前、そう、ちょうど線香花火が燃え尽きる寸前にプワッと一瞬強く光るのと同じように夕日が水平線に消える間際にプワンとグリーンに光る現象なのです。
この現象は友達からも聞いていたのですが、モルディブに来て以来12年と4ヶ月一度も目撃した事がなかったのです。
それが今回23・24日の夕日でついに見ることができました~!



両日ともとっても奇麗な夕日で、空には雲一つなく本当に素敵な見通しです。 思わずダイビングセンターのスタッフ皆で見とれていると・・・夕日が水平線に隠れるほんのほんの一瞬“プワン”と蛍光グリンに光ったんです! ひゃ~もう大興奮です。
私と仲間のとし子さんは年甲斐もなく?キャーキャー騒ぎ回ってしまいましたよ。

翌日もう一度皆で注意深く見ていると、前日よりは小さいけれどやはり確かに最後の瞬間蛍光グリンにひかりました。
実はどういったコンディションで見ることができるかは私も良く知らないのです。知っている方は教えていただくと嬉しいです。
皆さんもモルディブにいらっしゃったら是非夕日チェックしてみて下さい。

今週はもう一度マーギリ・ティラにとし子さんとファンダイブに行ってきました。
砂地にポコッとせり上がっている隠れ根(ティラ)にはヨスジフエダイの群れがとぐろを巻き、よ~く見て回るといろいろマクロの生物が沢山いるのです。

ティラの根の上が22mと比較的深いのでそうそう長い時間いられないのですが、今日はウミウシ探しに精を出してみました。
はは~いましたいました。黒にモスグリンの水玉のウミウシと濃いグリンに蛍光オレンジの水玉&縁取りウミウシです。 
濃いグリンX蛍光オレンジは先週いらっしゃったヒロカズさん/フミさんによるとトサカリュウグウウミウシの変色ではないか・・・と言う事です。

砂地ではフウライウオを探してみましたが・・・残念ながらいませんでした。
他のグループは浮上間際なんと6匹のヒメイトマキエイ(モブラー)に囲まれた!との事とでした。

やっぱりマーギリ、侮れないです。

津金でした


2008年9月15日 午後  マーギリ・クダ・ティラ( Maagiri Kuda Thila )  
天候:晴 気温:31度 水温:29度 透明度:20m 潮流:東→西 やや弱い

今週もモルディブ日和は現在進行形ですよ~。
それに日本人ダイバーの皆さんもいらっしゃっていただき、私の日本語もますます饒舌になってきました。

ここ最近になってちょっと風が強くなりつつありますが、午前午後とも流れはさほど強くなく水中のコンディションはまずまずです。それでも午前中の方が透明度が良い感じはします。
マンタも・・・沢山とは言えませんが、パラダイスアイランドすぐ裏のランカン・ベルで元気に顔を見せてくれますよ。

さぁ~今週の素敵なダイビングは、日本人スタッフとし子さんからのちょっと羨ましいお話しです。 

15日午後マーギリ・クダ・ティラでのダイビング。 
この日はなんとデルフィス・リーターのカツトシさんとユミコさんだけ。もちろんポイントもお二人からのリクエストです。
流れはインゴーイング。
ここでは陰に当たるので、ダイビングはの~んびりです。

いつものように砂地でエントリーし、クダ・ティラと呼ばれる小さな隠れ根に向かいます。 
22mの斜面にサンゴのリーフがポッコリ突き出しているだけなのですが、何故か魚が集まるのです。 特にヨスジフエダイが大きく群れてそこだけ黄色いお花畑のようです。 
小さなオーバーハングからせり出しているウミカラマツには、じっくり見ていると赤い格子模様のクダゴンベイが見え隠れしています。
ユミコさんはカラフルなウミウシを発見。濃いグリーンに赤い斑点とエラが印象的です。モルディブはウミウシの仲間が少ないように見えますが、実はじっくり探せばいろいろ見つけられるはずなんです。

ティラ(隠れ根)を離れて砂地をゆっくり流されて行きます。
オーロラゴビーを目で追いつつ進んで行くと・・・19mの砂地に突然にして漂う2匹のフウライウオを発見!! 
1匹のメスと思われる方はお腹に子供がいるようです。

モルディブでは何と言ってもカラフルな魚とサンゴの風景が魅力なのですが、マクロの魅力もやっぱり素敵です。 手のひらに乗るほどの小さな生物なのに、こんなに気分をハッピーにしてくれるマクロパワーは本当にすごい!

私は羨ましくもあり・・・皆のためにハッピーでもあり・・・でもやはりちょっぴり羨ましいです。

津金でした


2008年9月9日 午前 HPリーフ( HP Reef) 
天候:晴 気温:31度 水温:29度 透明度:20m 潮流:西→東 普通

ここ最近は西よりの風が強いのですがお天気が続いて・・・とウキウキしていたら、今日夕方になり怪しい雲が張り出し、ついに雨が降り出しちゃいました。
し・か・し・・・持ち直しました! このままではどうなるのだろう、と懸念していたら金曜日からはすっかりモルディブ日和です。

今週は日本人が少ないパラダイスアイランドに合計6名の日本人ダイバーがいらっしゃいましたよ。
思わず勢い良く日本語をしゃべりまくり・・・ちょっと皆さんに迷惑だったかもしれませんね。

さて11日、再びバナナリーフに潜ったのですが、なんと1匹の大きなマンタに大遭遇! 
12年間モルディブでダイビングをして来てバナナリーフのマンタは初めての経験です。
水中でシェイカーで皆に注意を引く際も、思わず力が入ってしまいました。 今回のレポートはまたバナナリーフでは面白くないので・・・9日に潜ったHPリーフを選んでみました。

この日も西風は強いのですが青空が大きく広がるモルディブ日和です。 水中での流れはやや速めのアウトゴーイング。 リズム良くなるべく早めにエントリーし潜降を開始です。
流れが良く当たるポイント(流れの上)では、中層でクマザサハナムロの大きな群れとそれを追うロウニンアジ達が右往左往と動き回り、水中で魚達の緊張感が手に取って感じるようです。
中層にばかり気がいっていると水底近くではナポレオンが密かにダイバーに近づいていたりします。
HPリーフのゴージャスその1はなんと言ってもソフトコーラルのカラフルさです。特にここでは赤や朱に近い色のソフトコーラルが多く、ちょっと深場に行くとそれに青や黄色のソフトコーラルが混ざってきます。

ゴージャスその2は魚影の濃さです。
先に書いたクマザサハナムロやロウニンアジ達ももちろんですが、マダラタルミ・ギンガメアジ・バラフエダイ・イソマグロは常連です。 それに運がとってもよければマダラトビエイやタイマイもメンバーに加わってきます。
それにとーーーーーーーっても運が良ければマンタやメジロザメもやってきます。そうなったらゴージャスそのものです。
まっ、今回は運が遠のいてしまっているみたいでした。 それでも・・・HPリーフのゴージャスには変わりありません。

大自然のゴージャスはダイビングを楽しむ事ももちろんですが、何よりも心を豊かにしてくれますよね。

ホントお金にはかえられないゴージャスです。

津金でした


2008年9月6日 午後 バナナリーフ  
天候:晴 気温:31度 水温:29度 透明度:20m 潮流:西→東 普通

9月に入って新月になるとお天気はとっても良くなりました。ただ南西からの風がちょっと強いので水面は波立ち気味ですが・・・
南国の青空は大き~く広がっています。 水中も9月初めはドロドロしていたのですが、嬉しい事にこの2・3日で透明度もぐんぐん良くなり始めています。

な~んて楽天的に考えていると突然また逆戻りしたりするので、余り喜ばないようにしましょう。
今日6日午後、バナナ・リーフでのダイビング。 流れはやや強めのアウトゴーイングです。
バナナ・リーフではアウトゴーイングの際流れの陰で潜ることができるので、比較的楽々ダイブが可能なのです。今日もいつもの例に漏れず楽々・スーパーリラックスダイビングでした.。 前半は流れに乗りながらゆっくりとサンゴの壁を流し、途中オーバーハングで流れの陰に入り込むとそこからはリラックスダイブの始まりです。

壁に大きく口を開けているオーバーハングにはヨスジフエダイの大きな群れと何故か迷い込んで来たクマザサハナムロの群れが混ざり合い、この周辺だけがとてもにぎやかです。
カメラを手にしているダイバーの皆さんは何処にレンズを向けて良いのかわからなくなるほどの贅沢な水中風景です。 もちろん、ハダカハオコゼもいましたよ~。でも小さめ5cm位の方だけで大きい方は残念ながら見当たりませんでした。
小さな左右の胸びれで岩の間に踏ん張っている姿は何だかとっても愛おしくなってしまいます。 深場に点在するブロックには常連のナポレオンやシマコショウダイ・ヒメフエダイの群れのかっこ良く整列し、いかにも「私フォトジェニックなの」と主張しているようです。 私がバナナリーフで一番好きな場所は5mの浅瀬なのです。

ここ数年でサンゴがぐんぐん成長し水面からの太陽光線を反射して、とっても気持ちのい~い空間(水間?)をつくり出しています。
1ダイブそこにふわ~と漂っても良いのですが、ダイバーの皆さんが一緒なのでそういう訳にもいきません。 皆さんもバナナリーフでダイビングする際は、是非とも浅瀬の水中浮遊感覚を楽しんでみてくださいネ。 あ、でも流れがアウトゴーイングの場合の最後の浅瀬です。

津金でした



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