2008年9月28日~10月1日

2008年10月1日(水)

9/28/08 第1日目

位置 POINT 天候 水温
北マーレ Lankan Reef 晴 28℃

空は晴れ、風も穏やか。今週も天気は問題なさそう。ここの所、マンタの出が悪いって話も有るのでもしかしたら2本連続で潜るかもって心づもりでダイビングスタート。環礁の外側に面したポイントの周りは波が大きいからウネリも大きい。斜面沿いにドンドン移動。ムスジコショウダイが大きい群れを作り、タイマイがゆっくりノンビリ泳いで行く。フュージュラーの周りをロウニンアジがうろつき、大きいイソマグロが2本その周りを泳いで行く。急いでも慌ててもいない時はいない。マンタは影も形も現さない。


9/28/08 第1日目

位置 POINT 天候 水温
北マーレ Lankan Reef 晴 28℃

空は晴れ、風も穏やか。今週も天気は問題なさそう。ここの所、マンタの出が悪いって話も有るのでもしかしたら2本連続で潜るかもって心づもりでダイビングスタート。環礁の外側に面したポイントの周りは波が大きいからウネリも大きい。斜面沿いにドンドン移動。ムスジコショウダイが大きい群れを作り、タイマイがゆっくりノンビリ泳いで行く。フュージュラーの周りをロウニンアジがうろつき、大きいイソマグロが2本その周りを泳いで行く。急いでも慌ててもいない時はいない。マンタは影も形も現さない。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ Rasfari Out Reef 晴 28℃

あまりにも見事なマンタの出なさ。気配もない、出る気がしない。予定を変えて北マーレの西の端まで移動して距離を稼ぐ。抜けのいい水の中、リーフの斜面をつたって潜降して行くと広がるキレイな白砂にホワイトチップが5匹寝ている。その側に岩かなと見間違えそうなくらい体を丸く持ち上げてじっと砂地にたたずむ大きなマダラエイがいる。上から見ると縁日で売っている水風船のヨーヨーみたい。体の下に何か隠して食べているんだろうか?泳がせてみたい、動かしてみたい、誘惑を押さえつけエイにさよなら。先行する2チームを追って斜面沿いに行くのも荒らされた後を泳ぐような物だし斜面を上がって棚上で遊ぶ。中型のオニカマスが通過。小型のオニカマスが大きなクラゲの横に隠れるように漂っている。予定外のドラキュラ発見。こんな浅い砂地では初かもしれない。

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Madivaru Corner 晴 28℃

急斜面のリーフ沿いに降りて行く。今日もインディアンバナーの固まりが有る。こっちだここだと呼んだけど、何もすぐ真上を通過しつつキックの煽りで群を蹴散らすなんて。知らなかったんだろうね、見えてなかったんだろうね。でも、群は固まってなんぼだから寄って来る時は気をつけてほしいもんだ。今回は結構本気のマクロセッティングの1眼もいるから、じっくりマックコスカーズラスを狙ってもらった。今までゲストでキッチリ撮った人を見た事が無かったけど素人で驚く程の作品ができた。本当に驚いた。外壁沿いに飛び出してみればカスミアジも、ロウニンアジも元気に泳ぎ回り。大型のイソマグロも固まって目の前を行ったり来たりの大にぎわい。

9/29/08 第2日目

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Rasdhoo Madivaru 晴 28℃

新月の今日、空は晴れてオレンジ色の太陽が海から昇って来る。雲が無くて明るい空。先週スカっているから明るいのはちょっとと弱気になる。ドブンと飛び込み、深みに降りて行く。深場は水の濁りのお陰でおあつらえ向きに暗い。これなら期待できると思っていた矢先、潜り始めて2分、1匹のハンマーが上がって来る。体を横に向けてこっちを伺うハンマーヘッド。興味を無くしたのかスーッと泳ぎ始める。見失わないように後ろをついて行くと廻りを5匹のハンマーが泳ぎ回っている。ハンマーヘッドのペースアップに付いて行けるはずも無く見失うが今日は忙しい。すぐに又1匹発見。同じように暫く追いすがる。今度は深場に消えて行く。やや間を置いて又もや発見。今度は2匹のハンマーヘッドが並んで泳いで行く。連続で登場するハンマーヘッドにみんなヘロヘロ。暫く間を置いて11分目、今度は3匹。これで十分。時間は早いけどもう上がってもいいかな、みんな疲れてるし、早過ぎかな?エアー無い人いないかな?みんなOKのサイン。うーん、もう少し泳ぐか。20m切る深度で最後におまけのハンマーヘッドが真正面からやって来た。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中部 Fish Head 晴 28℃

緩い流れに乗ってたくさんのプランクトンが流れて来ている。群を突っ切って降りて行くこちらをまるで気にしないで捕食に夢中のクマザサハナムロ達。ロウニンアジはもう食事を終えたのかノンビリ周りを徘徊している。カスミアジも群れて根の上で泳ぎ回っている。根の横に出るとボワッと光りを放っているように見えるイエローバックフュージュラーの大群がいた。群の方へ群の中へ接近して行くと押されるように群は根を廻って行く。グルッと半周した所で先行しているチームに追いつく。ナポレオンが登場してみんなの足を止めたようだ。いつものようにダイバーの中心に陣取ってナポレオンはシャッターの集中砲火を浴びる。分かっています。君さえいれば僕にはする事は無いって事は。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁西部 Panettone 晴 28℃

外洋に向けて流れて行くアウトカレントに乗りつつ抉れた壁がトンネルのような壁沿いに泳ぎだす。少し沖側をクマザサハナムロが細く長く列を作っている所を横切って見るとイソマグロが数匹泳いでいるのが見えた。ここに来たのは久しぶりだけどオニハタタテダイのコロニーは健在で大きな体を寄せあい、いつもの岩場で静かに固まっていた。その平穏を破る人の群登場。流れに押されつつ群に突っ込んで通り過ぎちゃう人もいる。群は固まってこそ群だって。

9/30/08 第3日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Reethi Thila 晴 28℃

まずは小さい物狙いのゲストの為に頑張ってトールフィンを探そうと思ったら、いきなり見つかった。しかもカップルでいた。ありがたい事になかなか引っ込まない。小さい個体はすぐに引っ込んだけど、大きい方は穴の外に体を出したまま粘ってくれた。少し進むとまたしてもカップルのトールフィン。今度はトールフィンらしくすぐに引っ込まれた。調子がいい日はポコポコ見つかるもんで更にもう1匹トールフィンが見つかった。その間も頭上の方ではクマザサやイエローバックを追いかけるイソマグロがスーッと通り抜ける。大きなオーバーハング通り抜けて一段棚を上がろうとしたらまさに牛に見えるツノザヤウミウシが元気よく歩いている。棚上の珊瑚とクマザサ。珊瑚とイエローバックの景色は今日もキレイだ。

ジンベエサーチその1

微風、波無し、晴、満潮。条件は揃っている。さぁ来いジンベエ。大して探す間もなくリーフの随分奥の方。浅い方に怪しい影を発見。あれジンベエじゃねぇ。なんて思わず語尾が上がってしまう。じっと見ていると影は明らかにサメの形に。でも、結構遠いよ。飛び込んでガンバって泳いでみる。全然辿り着かない。泳ぎ始めてしまえば何処にいるのか見えないからボートのクルーの指す方へとにかく泳ぐ。やっと見えた。6mくらいのジンベエザメ。少し沖に出始めている。みんなには泳ぐ距離が縮まって好都合。全員ジンベエを前にカメラ構えて止っちゃった。並走しなきゃダメだよ。置いてかれるよ。そんな心配を他所にこのジンベエの泳ぎは非常にゆっくりしていた。ふと気が付くと大量の人。周りに3隻も船が集まって来ていた。約10分の忘我の時間。人を引っ張ったり蹴られたり蹴ったり。潜って写真を撮ったり。アッと言う間に時間は過ぎてジンベエは深場に消えて行く。

2匹目のジンベエもあっさり見つかる。髪が乾く間もなく再びジャンプ。みんなの到着寸前に突然マダラタルミのあくびみたいにアグアグと口を動かすジンベイザメ。何の為の行動か全く分からなかったけど、面白かった。今度もゆったり泳いでくれるジンベエザメ。2度目になってみんなにも余裕が感じられる。15分間のスノーケリング、長いような短いような。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Maamigili out 晴 28℃

きれいに3チーム並んだ真ん中に陣取る。左右のチームはなんとかチームがいるなって分かる程度に離れている。ジンベエザメの姿を求めひたすら前進。15分を過ぎた頃、頭上をすれ違い気味に斜めに浅場を目指して行くジンベエザメの巨大な影を発見。いつもより余計に鳴らしておりますって感じで素早くタンクを連打。左右のチームも集まって来る。スノーケル時と違ってダイビングの時は装備のせいで水の抵抗が増しスピードが出ない。ドンドン遅れ始めるダイバー達。頑張って食い下がる人も少しはいる。激走7分程の追跡劇。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Dhigurah Arch 晴 28℃

疲れた後はノンビリと小物探し。いきなり大きなトールフィンが見つかり今日はラッキー。でも、この子はすぐに引っ込んだ。次を探すかと前進開始。ドラキュラが見つかる。オーロラは見つけるまでもなくゴロゴロいる。頭上をマダラトビエイが旋回している。もう浅い方に上がるかなと思っていたら、なんと砂地に落ちた1本のヒジキみたいな細くて小さいトールフィンを発見。浅場の洞穴の暗がりにはマダラエイが寝ていてちょっとびっくり。トップリーフにたくさん群れたエヴァンスアンティアス、フレームバスレット、輝くクマザサハナムロはリーフをキラキラきらめかせていた。

10/1/08 第4日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Kudarh Thila 晴 28℃

結構強い流れの中を飛ばされないように流れに逆らいながら潜降。流れに逆らいながら前進。クダゴンベで休憩。オーバーハング下のヨスジフエダイは黄色いカーテンになり、暗いはずが明るく見える。流れの上手に出てみてびっくり、魚が群れてない。水がきれいだからエサが無いからなのか予想に反した景色にやや呆然。これなら頑張って上手まで来た意味がないよ。根の反対側に廻って穴の中のアカマダラハタをチェック。流れの影響なのか今日はライト当てても逃げない。又流されて岩陰の流れの弱まる所でちょっと休む。狭い根だから一気に流れに乗らないようにジグザグに根を刻んで行く。モルディブアネモネのコロニーは潮の当たりがキツかった。流れの下に段々移動。朝一からハードな運動でご飯がうまい。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Vaagili Corner くもり→晴 28℃

潜る前にドーニーの到着を待っていると真っ黒い雲が雨を振らせながら通り過ぎて行くのが見える。幸い雲は逸れて行き潜る頃にはいい天気。壁沿いに流して行くとクマザサハナムロが引っ切り無しに根の側を深場から浅瀬へと川の流れの様に泳いで行く。その脇をイソマグロが何度も泳ぎ回る。マダラタルミとホホスジタルミ、バラフエダイが縦長に群を作る。なんでドリフト中に見つかるのか、まっ見つけたから見てください、小ちゃいコマチコシオリエビ。1個体づつがビッグなギンガメが張り出した根の下に群を作っていた。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Kuda Giri 晴 28℃

壁沿いに抉り取られたようなオーバーハングが下に向かって通路を造っている。穴沿いに深場に降りて穴から出たら目の前に沈船が有る。水が澄んでいればはっきり見えるんだけど、影だけ見える。沈船で遊んでいたら泡に飛ばされたヒラムシが泳ぎ始める。根に戻るとベンテンコモンエビがユカタハタをクリーニングしているのがよく見つかるが人を呼んでいる間にハタは穴の奥に隠れてしまい、自分で見つけるしかないシーンの一つだね。今日はハンターの休日なのかバナナフュージュラーの周りのカスミアジはダルいねーって感じでノンビリ泳いでいた。

10/2/08 第5日目

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Miyaru Faru 晴 28℃

エントリー前にドーニーのすぐ前にイルカが顔を出す。もしやまたしても水中でイルカと出会えるかと気持ちが先走る。斜面沿いに降りて行くとクロハギとニセカンランハギの群が前を横切って行く。とにかく上を見上げたまま浅い方も深い方も視界が取りやすい場所をキープしてゆっくり流して行く。でも、どーもいただけない。鳴き声もしない。ついに外側の落ち際に来てしまう。何にも無いまま浅場を目指して斜面を上がる。それでもしつこく上を見続ける。たまに下も見る。岩の下の空洞に超不細工なオニダルマオコゼの姿を発見。ぶよぶよの手のような胸びれもしゃくれたアゴも1級品の存在感。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Lankan Reef 晴 28℃

サーテ、リベンジなるかのマンタポイントですが情報的には望み薄いままみたいで嫌な感じでした。3番目に入ってみると1人だけ飛び出しているゲストが沖に向かいつつ何かにカメラを向けている。どうやらモブラが5枚いるようだ。後で聞いたら始めに入ったチームはもっとたくさん見たんだって、ゲッ!でも、飛び出しているゲストはうまい事回り込み回り込みして5枚の群を崩さずに浅い方まで追い返してくれたので最後に入った僕のチームも見られました。ありがとう。マンタが出たかって?出ていたらモブラでこんなに書かないね。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Potato Reef 晴 28℃

しばらくぶりのポテトです。個人的には大好きなポテトです。ガーデンイールの砂地を越えて、まずはペアのトールフィンをゲット。スカテン城を見に行く途中チークドパイプフィッシュを発見。すぐ側にもう1匹いて片方はお腹が平たく広がっていたからきっとペアなんだろうな。大きなナポレオンも登場したけどこっちに気が付いたデッカイナポレオンはクルッと向きを変えて去って行く。流れに乗りつつ進んで行くと、もう1匹トールフィンを発見。ドラキュラもカップルでホバーリング。角を曲がって今度はちょっとアゲインスト。的場君チームを追い越したからちょっと急ぎ気味に前進。ハナヒゲウツボとフルムーンゴビーを目指す。ハナヒゲは分かりやすいターゲットだけど、フルムーンゴビーが分かりにくい時間のかかるターゲットなので時間を稼いどかなきゃ。現場到着、ハナヒゲウツボの喉元が膨れているから何か食べた後なのかな。今日は穴が窮屈なのか引っ込まない。隣のフルムーンはなかなか穴の中でチョロチョロ動くし、前はハナダイで視界が邪魔されたりでみんなに見せるのになかなか苦戦。正面顔が可愛いです。





石渡 隆之
Island Safari1


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