2008年11月9日~13日

2008年11月13日(木)

11/9/08 第1日目 位置 POINT 天候 水温
北マーレ Lankan Reef 晴 29℃

ついに今期も20周目。海は先週に続いてフラット。でも、空だけではなく、海面も全体的に薄くモヤが掛かっている。水中に降りて南に、クリーニングロックに向かう途中、2枚の大きいマンタが前からやって来る。海底に降りてマンタに道を譲る。まっすぐこっちに向かって来て、頭上の手が届きそうな所を通り過ぎて行く。クリーニングロックに着くとここでは、4枚の大きなマンタがゆったりとホバーリング中。クリーニングロックの周りはグルリとダイバーに囲まれている。南へ更に移動して行くと2枚のマンタがクリーニング中。何度も目の前に大接近。


位置 POINT 天候 水温
北マーレ Rasfari Out 晴 29℃

北マーレの西の外洋に面したポイント。水も少し抜けて18m位は見えている。広々としたリーフの斜面と下に広がる白い砂地が印象的だ。今日の受け持ちはキックに力の無い人々。あまり外側に寄らずに斜面の終わりを見下ろしながら泳いでいると砂地に横たわるホワイトチップが5本。早々に斜面を登り浅場へ移動。ノンビリとコショウダイがクリーニングされているのや、小魚見て、終わり。

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Madivaru Corner 晴 29℃

海境が穏やかでスッスーッと揺れも無く船は進む。早い時間に到着できて水中も明るくていい感じ。マックコスカーズラスを観察していたら結構近い所でディスプレイしてくれてライトの明かりを反射して綺麗。一度は逃げたギンガメの群。深追いしなかったのが良かったのか、戻って来た。チャンスと大きく回り込みゲストとの間に群を挟み込む。そんな事をしてると外壁沿いにいるチームのベルの音。外壁沿いにモブラの群が出たそうな。まぁ、どうせ間に合わないし、いいよ。

11/10/08 第2日目

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Rasdhoo Madivaru くもり 29℃

風は無く、静かな湖のような海面。日の出直前の空は雲が出て薄暗い。少し明るくなって来た所でエントリー。深場でのハンマーヘッド探しが始まる。何も無い、時間が過ぎて、その分タンクのエアーが減って行く。デコが出ないように少しずつ捜索深度を上げて行く。20分過ぎ、左後ろ、ほぼ同じ深度まで上がって来るハンマーヘッド。体をくねらせ白っぽい横腹を見せつつ泳ぎさって行く。待ってくれーと追いすがるダイバー達。暗く深い海の色に溶け込んで見えなくなって行く。 ドーニーで戻る途中、コビレゴンドウが2匹すぐ横を通って行った。残念ながらエキジット中のダイバーとは反対側。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁北部 Fish Head 晴 29℃

エントリーしてイエローバックフュージュラーの群の中を降りて行く。群の密度はちょっと薄い。イソマグロやロウニンアジ、カスミアジは周りをフラフラ泳ぐだけでやる気が見えない。ややガッカリ、と思っていると下からツバメウオが大群で上がって来た。さぁ、主役のナポレオンを捜さないと。根をゆっくり廻り始める。前方にマウルーフのチーム。根を廻り込んで行くとその前に香港人ダイバーチームが見える。香港チームと遊ぶナポレオン。順番待ちですね。このナポレオンは1日に何人のダイバーに愛想を振りまくんだろう。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中部 Boduhithi Thila 晴 29℃

壁沿いにドリフトしつつ大きなオーバーハングを目指す。穴の中ではウミウチワが林立し小さなマダラエイが奥に潜んでいた。スカシテンジクダイの巣穴を覗くと奥にはホワイトチップの子供が3匹。ライトの明かりに驚いて穴の中でウロウロ泳ぎ回る。穴の淵にはベンテンコモンエビとオトヒメエビが仲良く共同生活。別の穴に入ると、マダラタルミとホホスジタルミが大口開けてベラのクリーニングを受けている。

11/11/08 第3日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Reethi Thila くもり 29℃

天気が段々下り坂。そういえば青空ですっきり晴って日はまだ今週無いかも。暑い日差しはどこでしょう。目指すポイントを遠くに見ているとすでにドーニーが2隻来ている。ここのポイントに先乗りされたのはいつ以来の事でしょう。しかも西からの流れではハゼ狙いの人にはキツいね。水中はクリアーな水に助けられて気持ち良いダイビング。人が多いけど。グレーリーフが大きいの、小さいの、大きいの、小さいのと順番に泳いで行く。

ジンベエサーチその1

空は相変わらず雲が多く、風も強くなって来た。マアミギリのチャネルを抜けて更に南西へ移動。やっと見つかったジンベエザメは2m程の水深をずっと泳ぎ続けて行く。ちょっと上がったり、ちょっと下がったりしながらゆっくりと進む。いっそ見えなくなれば諦めるのに見えているうちはと粘って追跡しているとなんともう1匹ジンベエザメが登場。2匹がゆっくりすれ違う。後から現れた小さめのジンベエも近くにいるようだ。見えやすい1匹を暫く追跡していると又小さいジンベエザメ登場。奪ったゲストのコンデジを持って一気に潜る。画角いっぱいでなんとかすれ違うジンベエを撮影。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Sun Island out 晴 28℃

ジンベエザメを探して予定より少し西へ移動。そばにサファリ1もいる。エントリー直前、海面から突き出たジンベエのシッポが見えた。これはゲットと勢い込んでエントリー。先頭切って飛び込んだマウルーフが勢い良く泳いで行く。あれ、そんなに遠いのか。そんなに泳いじゃったのか。うーん、見つからない。様子見に一度水面に上がってみたけど、スノーケルしてた人も撤収の模様。急いでエントリーして頑張って泳いで結果ノージンベエ。がっくり疲れた。

ジンベエサーチその2

ボートへの帰り道、1匹ジンベエ発見。ゴーってすぐ来た人は2、3人。後の人は見られなかった様子。5分くらいは泳いだんだけど、追いつけなかったのかな。その後、もう1匹発見。又行くのなんて声は無視。見たい人だけいらっしゃい。でも、今度のジンベエは潜るのが早くあっさり終了。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Maamigiri out くもり 29℃

ジンベイダイブのラストチャンス。空はいよいよ黒くなり雨が降りそうな感じ。日差しも無くてジンベエの影も探しにくい。もう少しだけ先に西に、、沖側にジンベエ発見。急いで準備っていうかほとんど皆さん準備完了ですね。素早いですね。8mクラスの大きいジンベエみんなで追跡8分。そろそろ着いて来られない人が多くなってストップ。見えなくなって行くジンベエザメ。その少し沖側をもう1匹のジンベエがすれ違いつつ接近して来る。ラッキー。追いつけてない人もこれなら見やすい。段々水面に上がって行くジンベエ。棚の上側に上がって行く。グルッと大きくターンしながら沖に向かうジンベエザメ。沖に消えて行くと思ったらもう1匹登場。これで3匹目だ。もう何が何だかよく分からなくなって来た。とにかく3匹も見て泳ぎに泳いだ。疲れたからノンビリリーフ沿いにと思っている所へ更にもう1匹ジンベエザメ登場。1ダイブ4匹。もういいよ。

11/12/08 第4日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Kudarh Thila 雨 28℃

深夜から降り出した雨は、弱くなったり強くなったりを繰り返しつつ降り続いている。雲で朝日が遮られ、水中は暗く夜みたい。まだ暗いからか、フュージュラー達は根のすぐ側に固まっている。近くを通るロウニンアジやイソマグロをライトの光りで刺激すると少し慌てて寄って来る。エサじゃないのはすぐにバレて興味を失い去って行く。ちょっと小さめのナポレオンもまだ寝ぼけているのかボーッと漂っている。ヨスジフエダイが壁となり奥への視界を塞ぐオーバーハングの奥の穴。逃げ遅れた大きなアカマダラハタが岩に化けている。ライト直射しても珍しくミリも動かない。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南東部 Guraidhoo Corner 小雨 29℃

ちょっと強めのミディアム+インカレント。流れに捕まらないようにコーナー外側の壁の中程まで一気に降りるって言っているのに、何故かみんなトップリーフを目指して降りている。それじゃ余計に疲れるだけだ。トップの落ち際は流れが強くなる所なのにわざわざハマりに行くなんて。頑張ってコーナーまで辿り着くとホワイトチップが4匹程うろつき。マダラトビエイがホバーリングしている。グレーリーフシャークは沖側の見えるか、見えないかの所で廻っている。ちょっと早めに飛び立つ。何故かドリフト中に勝手に着底し岩に捕まる人がいる、それも深い方で。浅めの壁沿いに流れの当らない棚人っている所へ移動。ずっとここにいよう。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Losfushi Corner くもり 28℃

やっと雨も止まり風も弱くなった。天候が上向きになるといいんだけど。スーッと深場目指して落ちて行く。頭を下に息はいて自由落下で降りて行く。ラッキー、アケボノハゼ見つけちゃった。更にラッキー2匹目もすぐ側にいた。一人ずつ来てもらって観察。その内2匹のアケボノはぴったり寄り添いペア誕生。ノンビリゆっくり進んで行くとホワイトチップが3匹ウロウロ。最後に背後からいきなりグレートバラクーダがヌーっと登場。スーッとさよなら。

11/13/08 第5日目

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Medhu Faru うすくもり 29℃

ミディアム+アウトカレント。浮遊物の多い環礁内の水がドンドン流れ出て行く。ドリフトしつつロウニンアジのたまり場所をチェックして行く。1つ目、ほぼ無し。2つ目、クマザサがたくさんいる。クマザサを集めていたら向こうからロウニンが大接近して来た。数は少なめだけど1個体ずつがデカイ。1mクラスのロウニンアジ。迫力満点。でも、正面顔はヤッパリ間抜けて見えてしまう。外洋側にドリフトして行くと流れに逆らい体をうねらせながら泳ぐ斑模様。レオパードシャークだ。棚上に向かって泳いでいる。結構早い。シッポをムチのようにしならせながら泳ぐ姿、簡単に追いつくかと思ったけど、人間は魚には適わない。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Kandooma Thila 晴 29℃

ロウアウトカレント。深めの根を目指して降りて行く。直ぐ下をギンガメアジの群が横切って行く。黄色とオレンジのソフトコーラルに彩られた綺麗なトンネル伝いに進んで行くと目の前を大きなマダラトビエイが通り過ぎて行く。頭上を何度も行き来するイソマグロはシルエットになっているけどその太さ、大きさは目を見張るものが有る。大きなバラフエダイの群に混じってナースシャークの小さいのが泳いでいたって言うゲストが1人だけ、潜っている間に言ってくれたらいいのに。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Potato Reef 晴 29℃

久しぶりのポテトでマクロ。先ずはトールフィンに的を絞って少しづつ移動して行く。久しぶりだから引っ越したのか。以前よくいたカップルのトールフィンはいなかった。大きいのを1匹発見。わざわざ1眼、しかもマクロ用にセットし直したゲストを呼ぶけど何か撮影中ってことで来てもらえない。一応みんなストップで待っていたけど穴に入っちゃったよ。その後は腹の白いのなど小さなトールフィンばかり。今日はフルムーンゴビーが2匹カップルで住んでいる事を確認できた。浅い方に上がって行くと根を覆い尽くすようにキビナゴが大発生。小さめのアオチビキが群れてキビナゴを襲っていた。



石渡 隆之
Island Safari1


CATEGORY

MONTHLY ARCHIVE

ページ先頭へ