誰がニモ? ニモを探せ!

2012年1月27日(金)

イソギンチャクには触手に刺胞といって毒針のようなものを持っていますが、スズメダイ科に属するクマノミ亜科の魚は、そのイソギンチャクの中で生きる能力を発達させました。

一言でクマノミと言っても、ワカトビダイブリゾートのエリアには9種類のクマノミが生息しており、ワカトビのゲストは全種類を識別しようと必死です!

クマノミは、1匹の大きく支配者的なメスと、1匹以上の小さなオスのグループで生活するという、非常に面白い習慣を持っています。メスが死んでしまった場合は、最も指揮をとっていたオスがメスの様な行動をし始め、最終的には卵巣を持つメスに完全転換します。それと同時に、2番目に大きかったオスが性的に成熟し始め、指揮を握るオスとして生活を始めるという驚く能力も持っているのです!!


写真提供:ワカトビゲスト J Watt (ハナビラクマノミ)


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick (クラウンアネモネフィッシュ)


写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith (クマノミ)


写真提供:ワカトビゲスト Carlos Villoch (カクレクマノミ)

クマノミは、1匹の大きく支配者的なメスと、1匹以上の小さなオスのグループで生活するという、非常に面白い習慣を持っています。(ハナビラクマノミ)



メスが死んでしまった場合は、最も指揮をとっていたオスがメスの様な行動をし始め、最終的には卵巣を持つメスに完全転換します。それと同時に、2番目に大きかったオスが性的に成熟し始め、指揮を握るオスとして生活を始めるという驚く能力を持っているのです!!


写真提供:ワカトビゲスト Carlos Villoch (スパインチークアネモネフィッシュのペア)

オスのクマノミが卵を産む場所を決め準備し、メスが約100〜1000個の卵を産みつけます。その後オスは積極的にイソギンチャクと卵を防御します。小さく透明な幼魚は6〜7日後に孵化し、それから8〜12日間生き残った幼魚は海底に落ち着き、自分に合ったイソギンチャクの家を探し始めます。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng (クマノミの卵)


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick (カクレクマノミ)

やっとの思いで新しい住み家を見つけても、既に他のクマノミが住んでいる場合は、新入居者として一番下に番付けされます。

新しいイソギンチャクの家を見つけるのは、結構大変です。


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson (クマノミ)

スパインチークアネモネフィッシュの幼魚とオスは、明るい赤またはオレンジがかった赤い色に一本の白い帯があります。その一方、メスはより深い赤か灰色がかった赤褐色に一本の白い帯があります。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng (スパインチークアネモネフィッシュ)

このメスのスパインチークアネモネフィッシュは、パートナーのオスより3倍以上も大きいです!


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson(スパインチークアネモネフィッシュ)

クマノミは、通常プランクトンを餌としていますが、時々藻類やイソギンチャクを傷つける恐れのある小さな無脊椎動物も捕食しています。


写真提供:ワカトビスタッフ Ana Fonseca (ハナビラクマノミ)

イソギンチャクの触手にズームイン!


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

クマノミとイソギンチャクは共生関係にあり、双方から多くの役立つことを提供し合って生活しています。


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick (レッドアンドブラックアネモネフィッシュ)

この特別な関係はというと、イソギンチャクは敵からクマノミを守るだけではなく、イソギンチャクの食べ残しをクマノミに提供しているのです。



その代わりに、クマノミはイソギンチャクを護衛し、寄生動物などを取り除きキレイにしてあげます。

さらにイソギンチャクは、クマノミの排泄物から栄養素も取り入れているようです。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng (セジロクマノミ)

『ニモ』またはクラウンアネモネフィッシュなど、クマノミの種類に関係なく水中でこの美しい魚を見ているだけで、私達は幸せです!


写真提供:ワカトビスタッフ Ana Fonseca (レッドアンドブラックアネモネフィシュ)

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