2008年6月 

2008年6月22日(日)

2008年6月24日 午後 ランカン・ベル( Lankan Beru )
天候:晴&曇 気温:30度 水温:29度 透明度:20m 潮流:北→南 やや弱い

今週はムズついていたくしゃみが吹き出すように雨が降り始めました。
が、回復が早くて、この2・3日は太陽が顔を見せてくれています。

水中では流れが速い事が多く、ポイント選ぶにもちょっと苦労します。それでもこの季節はダイバーのお客さんが少ないので、なるべくグループを小さくして多少の流れ出も気合いを入れて潜ったりしています。

さて気になるマンタ達。 実は23日の夕方18:00頃サーフィンのボートがランカン・ベルを通り過ぎようすると、水面に20匹以上のマンタ達が泳ぎ回っていたのを目撃。
サーファーの皆さんはマンタがどういった生物なのかはっきりと知らなかったので、ボートの上から興奮して観ていただけとの事です。  な~んてもったいないお話しですよね。 もちろんその情報を入手した私たちは翌日24日午後、ランカン・ベルに挑戦してみましたが・・・私たちダイバーに気合いが入り過ぎていたのか、結局マンタの影も形も探せずじまいでした。



それでも流れのちょうど陰に当たっていたので、ゆったりとのんびりダイビングを楽しめましたけれど・・・ネ。 ランカン・ベルではマンタがいなくてもタイマイカメには会えたし、ホワイトチップにもナポレオンフィッシュにも会えたのですけれど、今回は期待し過ぎた心構えがいけません。 
それに加えて水中の様子もプランクトンが豊富で、いかにも“マンタ登場”の雰囲気をいやでも盛り上げる感じだったのです。 わかっていてもちょっとがっかりです。

今期はマンタの出現が遅いので、気持ちばかりが先走ってしまいます。 
やはり期待は何気な~くさりげな~くしないとですね。

津金でした


2008年6月17日 午後 ランカン・ベル( Lankan Beru )
天候:晴 気温:30度 水温:29度 透明度:20m 潮流:西→東 やや弱い

今週のモルディブのお天気は崩れそうかなぁ・・・とちょっとぐずり始めると回復する、くしゃみが出そうなのに引っ込んでしまうような・・・そんなすっきりしない感じです。 時には南の夜空に南十字星がくっきり見えたりすると、あぁ~明日はいいお天気みたいだなぁ・・・とホッとしてしまいます。

さてここ最近のマンタの行方ですが・・・パラダイスアイランド周辺ではまだマンタ達が集まって来ていません。 同じダイビングセンターのあるバァァ環礁/ロイヤルアイランド周辺ではすでに沢山集まって来ているというのに・・・?! 
流れの方向によって、マンタの大好きな栄養のある潮が集まる場所が微妙に違うのかもしれませんね。  それでも、それでもです!

パラダイスすぐ裏のランカン・ベルでは時々マンタに出会えてはいるのです。 今週は13日と17日です。
両日とも午後のダイビイングです。
私は17日のダイビングで幸運にもマンタと大接近です。流れはとても穏やかで、流れにとけ込む程のま~ったりダイビングです。

透明度も雨期にしてはなかなかいい感じではありますが、水中ではプランクトンがぷよぷよ浮遊して・・・なんだかマンタを匂わす雰囲気です。 ・・・な~んて私が勝手にそう思っているだけなのですけれどね。
リーフを右側に見ながら、ムチヤギのガラスハゼやイソギンチャクに隠れているアカホシカニダマシ等の小物を覗き、ヒメフエダイやバラフエダイの群れを楽しみながらゆっくり移動して行きます。 

さぁ~メインのクリーニングステーションに到達しました・・・が、マンタは・・・いないようです。 「や~っぱりかぁ・・・」とさり気なく心の中でがっかりしながらもでっかいクエや窪みに溢れんばかりに群れるキンメモドキ達で心を癒して先を進めると・・・ひゃ~目の前から白っぽい大きな物体が・・・そう、マンタだ~!!  一緒に潜っているダイバーの皆さんやマンタには悟られないようクールに振る舞いながらも、心の中では飛び上がる程にハッピー気分です。
大きな1匹のマンタはゆっくりと優雅に、両側のヒレを羽ばたかせながら真正面から近づいてきます。お腹には18匹ものコバンザメを従わせて・・・ちょっと重そうです。
私たち3名のダイバーはサンゴと一体化するように息をひそめていると、全てがまるでスローモーションで動いているようにマンタは私たちの真上をゆっくりと通り過ぎて行きます。 たった1匹のマンタだけれど、とっても存在感のある素敵な瞬間を過ごすことがました。 やっぱりマンタの威力はすごい!

このマンタがもっと友達を連れて来てくれる事を楽しみにしている、今日この頃です。

津金でした


2008年6月7日 午前 ブルー・ケーブ( Blue Caves )
天候:晴 気温:30度 水温:29度 透明度:25m 潮流:東→西 普通

今週はモルディブらしいとっても良いお天気が続きました。 それにパラダイスアイランドにしては珍しく日本人のお客様が集まりました。 ・・・と言ってもリピーターのエイコさん(ダイバー)と、体験ダイビングの方々が4名なのですが、ここパラダイスアイランドにしては多い方なのです。 
思わず私の日本語も流暢になり、ちょっと日本人の皆さんにはうるさ過ぎたかもしれませんね。

さて、ここ最近は透明度も良くなり、天候とともに何だか乾期に舞い戻ったようなコンディションです。
その中でもとっても素敵なダイビングだったのは、ちょっと前になるのですが7日(土曜日)に潜ったブルー・ケーブです。
流れは水面で見ていると結構強そうです。水中でも場所によっては強いのですが、流れのかかる方向が良いみたいで、ほとんどがゆったりと水中散歩を楽しむことができました。

まず透明度。ボートの上から見ても水底が透き通って見えるほどで、もう~水中に入る前からわくわく度いっぱいです。 水底に長く続くオーバーハングには青いソフトコーラルがシャンデリアのように一面に広がり、その下には黄色いヨスジフエダイが群れたりして、ブルーと黄色のコントラストが本当に奇麗です。
それに今日のソフトコーラルはポリプをいっぱいに開いているので青い色が一段と鮮やかに光っています。

水中は透明度が良いにも関わらず魚が多く、キビナゴ達が辺り一面リーフを包み込むほどに群れたりもしています。
もちろん常連のロウニンアジやカスミアジもクマザサハナムロの群れを追いつつ、青い海の中を右往左往と急がしそうです。
そしてナポレオンにマダラエイ・シマコショウダイも相変わらず元気ですよ。 隠れ根の上ではピンクやブルー・黄色にオレンジ色のソフトコーラルが明るく咲き乱れ、その周りはオレンジ色のキンギョハナダイで鮮やかに彩られているので、まるでお花畑のようです。

そして根の上の大きなブロックの陰には・・・大きなオオテンジクザメがお昼寝中みたいです。軽く私の身長(154cm)以上はあります。 んん~たぶん3m位はありそうです。ポテッとした大きな体とつぶらな瞳がめちゃくちゃかわいくて、思わず添い寝したくなるほどです。

もう~今回のダイビングは最後の最後までいろいろな驚きがあって・・・と言うか、今日は水中にいるだけでも気持ちのいいダイビングでした。

津金でした


2008年6月2日 午前 サンライト・ティラ( Sunlight Thila )
天候:晴 気温:30度 水温:30度 透明度:20m 潮流:西→東 普通

ここ最近はあまりよいお天気とは言えませんねぇ・・・残念ながら。
晴れた!と思ったら遠くから黒い雲が風とともに現れ、あっという間に嵐に変わったりします。
でも雨期ですからねぇ・・・余計な期待をするからがっかりしてしまうのですよね。 

モルディブに長い間住んでいても、やっぱりよいお天気を期待してしまいますよね。 それでもモルディブにしてみれば生活に必要な“恵みの雨”なのですからネ。
日本でも関東地方はそろそろ梅雨に入る頃でしょうか?
6月に入るとダイバーのお客様もめっきり減って、先日2日は関西からの日本人ダイバーお二人だけだったので、リクエストに応えてハゼ探しにサンライト・ティラへ。
もしかしたらマンタも・・・?なんてちょこっと期待しながらエントリー。 

この日は日中晴れ間が広がり、水中も砂地に太陽光線が反射してとても明るい海が広がっています。
最初は13mの水底を這いつくばるようにしてドラキュラゴビーやトールフィンゴビーを探してみます。
流れに乗りながら水底を滑るように移動です。
ドラキュラゴビーはまま頻繁に見つけられるのですが、トールフィンゴビーは・・・???? それでもドラキュラゴビーは写真には納まったようです。
でもオーロラゴビーに比べてドラキュラゴビーは警戒心が強く、ダイバーをなかなか近づかせてくれないのですよね。

さらに深度を18mのブロックまで進めて、トールフィンゴビーとずっと前にいて今でももしかしたらいるかもしれないハダカハオコゼとマンタ??を探します。
マンタ・・・はいないです。 やっぱり・・・。 ハダカハオコゼ・・・はいましたよ! 
明るいグリンと白のまだら模様で8cmほどの大きさです。 以前と同じようにサンゴのブロックの隙間にキンメモドキを戯れてひっそりたたずんでいます。 思わず「まだいたか~」と声をかけたくなるような、古くからの友達に再会するような気分です。 

さてお目当てのトールフィンゴビーは・・・結局見つかりませんでした。絶対いるはずなのに見つからないのは、本当に全く歯がゆいです。 それでも砂地を移動中キビナゴの群れに囲まれ、太陽が気持ちよく降り注ぐ明るい水中では何だかとってもハッピーな気持ちにさせてくれます。

大物好きの外国人ダイバーが多いとなかなか行けないサンライト・ティラなので、今回はじっくりのんびり水中散歩を楽しむことができました。

ダイゾーさん・ナオミさんリクエストをどうもありがとう!

津金でした



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