2008年6月29日~7月3日 

2008年7月3日(木)

6/29/08  第1日目 位置 POINT 天候 水温
北マーレ Maagiri Rock 晴れ 28℃


ちょっと風が出ているけど、波は穏やか天気はグー。流れもほとんどなくて昨夜、飛行機の関係で到着が4時間も遅れて寝不足や疲れの残るゲストには優しいコンデション。ゆっくりと砂の斜面を降りて行くと休暇前と変わらずに砂地にガーデンイールの林が広がる。以前見つけた白いソフトコーラルの中の小さめのクダゴンベも健在。大きなナポレオンが通り過ぎて行く。メインロックのヨスジフエダイの群は少し減ったかな。後半の斜面を登っている時になって大きなイソマグロが浅瀬をみんなの目の間をゆっくりギラギラ光る体を誇示するように堂々と通過して行く。


位置 POINT 天候 水温
南マーレ Kuda Giri 晴れ 28℃

白い雲が適度に太陽を遮り、トップデッキは快適な寝床になり寝不足のゲスト達がゴロゴロ朝寝を楽しんでいる。新しく登場した頑丈な木製のデッキチェアーはかなり快適そう。眠い目こすりながら2本目スタート。クダギリなのに透明度あがってる。18くらいは見えてるかな。かなり離れてても沈船が見える。レックに棲みついているのかブリッジ付近でタイマイがノンビリ。少し大きくなったタテキンの幼魚がいたけど、これも前に見たのと同じ子なのかな?穏やかなコンディションの中、根を廻って行くとロウニンとカスミが1度だけアタックを仕掛ける所に出くわした。ワサッと逃げ惑うクマザサに囲まれテンション上がる。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ Medhu Faru 晴れ 28℃

流れてる。結構キツく流れている。外海に向かって流れている。チームごとに間を空けずにドンドン飛び込む。ドンドン潜降。僕の2番手チームは潜降にちょっと手間取る。あーっと、ロウニンの群の外側を流されて通り過ぎて行く。 困った。名物を素通りしてしまった。幸い、掴まった岩場はまだそれ程ロウニンの溜まりから遠くない。少し崖登って、壁の抉れたオーバーハングに身を隠し流れを避けながら上手に登って行く。流れに逆らうのは大変だけど、窪みの中はかなり流れも弱くみんな1列で行軍。大きく抉れたロウニンアジの溜まりに辿り着くと抉れの外側ではきつい流れを楽しむように大きな銀色に光る奴、黒い体の奴、たくさんのロウニンが泳ぎ回っていた。

6/30/08  第2日目 位置 POINT 天候 水温
南マーレ GuraidhooCorner くもり 28℃


前日の夕方から段々黒い雲が出始めていたけど、日の出前ついに雨が降った。 朝から結構曇ったまま。昨日の3本目に比べたら緩いもんだけど今朝もアウトカレント、ミディアムって感じ。エントリー前ダイビングドーニーの周りをたくさんのイルカに囲まれる。海中イルカって感じ。そのままいて頂戴って願ってもイルカにはイルカの事情が有る。エントリーする頃にはすでに環礁の内側に向かって泳ぎ去っていた。水中ではホワイトチップリーフシャークが長滞在でうろついてたり、マダラトビエイがやって来たり、ナポレオンが何匹もいたけど、僕の心はイルカに向きっぱなしだった。

ジンベエサーチその1

環礁を渡る長い移動を終えるとちょっと曇りがちの空と波、ウネリの出ているアリ環礁。ジンベイ探しには波が邪魔だ。取りあえず辺り無しで1回目のサーチは空振り。 位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Ari Beach out くもり 28℃


環礁の外側の壁の更に外側を下、前、後ろ、上、周り中見回しながらジンベイを探して泳ぎ続ける。流れに乗りつつゆっくり前進。カツオの小さい群が通り過ぎたのがせめてもの慰め。ここでもジンベイには出会えなかった。 段々、プレッシャー上がって来るね。

ジンベエサーチその2

ジンベイを求めてウロウロ。波も有るからちょっと気持ち悪くなった人もいたようだ。日が段々低くなって来て海面が黄金色に光りだす。探すコンディションがマイナス方向に1段動いた感じ。天気の感じからすると今日中に見つけないと翌日は雨の中サーチってことになるかも。ちょうどみんながあきらめかけた頃。ジンベイ発見。かなり船に近い。飛び込むとまっすぐこっちに向かって来る6m弱のジンベイザメ。あきらめムードだったからか準備が遅い、誰も飛び込んで来ない。でも、このジンベイはとってもいい子だった。まだ全員来てないうちに1度潜り始めたけど6mくらいまで降りた所で又水面へ。そのままずっと水面付近を一緒に泳ぎ続けてくれた。20分ぐらいで又潜るかなっと思ったらまたまた上がって来る。30分以上は一緒に泳いでもらって感謝感謝。 位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Dhigurh Out
くもり 28℃


そのまま水中ジンベイ狙いで同じ場所にエントリー。今度は壁沿いに泳いで行く。大きなイソマグロがあっという間に2匹通過。続いて1匹ずつはやや小振りだったけど群でイソマグロ登場。リーフの斜面にタイマイが見つかる。 ジンベイよ、戻ってこいと願い虚しく日暮れ間近の海からエキジット。

7/1/08 第3日目 位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Kudarh Thila くもり 28℃


ヤッパリ昨夜は雨雲が発達して風も出てアンカー打ってるボートも結構大揺れで、ちょっとした嵐な雰囲気。夜が明けても曇天のまま。水中も日差しがないから薄暗い感じ。逆に薄暗さがいいのか中型のイソマグロや根つきのカスミアジ、ロウニンアジなんかはイエローバックフュージュラーの群にドンドン突っ込み水中は大騒ぎ。休み前と変わりなくたくさんのヨスジフエダイが根の周りを黄色く彩り、相変わらず魚いっぱいのクダラティラ。

マンタスノーケリング  朝食、いつの間にかアンカーを打ったボートの周りはヤッパリ朝食中のマンタに囲まれていた。この間の乾期の苦労が思い出される。1枚のマンタを大切になんて言ってたのに。早めにご飯食べて希望者のみでマンタとスノーケリング。良く数えてみると20匹はいるみたい。ちょっと小振りなマンタが周り中に泳いでいる。いつの間にかマイマンタと2人きりなんて人も。食事に夢中なマンタは同じ辺りを行ったり来たり。追いかけなくても待っいてれば戻って来る。2本目の直前までマンタを堪能。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Digurh Arch 晴れ 28℃

2本目の後ちょっとずつ雲が切れ始め空が明るくなって来る。ここで小さい物も見に行ってみる。壁の下の砂地に降りてみるといきなりトールフィンシュリンプゴビー発見。結構根性のある奴でなかなか穴に逃げ込まずラッキー。今日はついているのかほとんど同じエリアでドラキュラシュリンプゴビーのカップル発見。今日の僕のチームにはハゼ大好きって人がいないからちょっと早めに浅めに帰ろうとしたら又もトールフィン。今度はキッチリ背鰭を立ててポーズとっていてくれた。壁沿いに中層を泳いでいると大きなイソマグロが登場。さっきのスノーケリングの後だから来るかなと思っていたら壁のトップでマンタが登場。その後も壁の外側でもう2枚マンタが登場。 位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南西部 Reethi Thila くもり 28℃


ほぼノーカレント。切り立った壁沿いに降りて行くとすぐにグレーリーフシャークが何匹もグルグル泳ぎ回っていた。根沿いに泳ぎ始めると今度は子供のかわいいグレーリーフが2匹じゃれあう子犬のように泳いで来た。ソフトコーラルの繁茂するオーバーハングをくぐりトップリーフに近づくと今度は赤ちゃんサイズのかわいいホワイトチップリーフシャークが3匹登場。根の上は昨日の悪天候の影響か波が大きく、長いスパンの強いサージが有りテーブ珊瑚の原っぱは外側から眺めるだけ。落ち際の珊瑚のイエーコーラルゴビーのコロニーは健在で4cm位の大きいのから1cm位の小さいのまで珊瑚の隙間でチョロチョロと動き回っていた。

7/2/08  第4日目 位置 POINT
天候 水温
アリ環礁中部 Fish Head
晴れ 28℃


気持ち良く晴れ渡って暑い日が始まった。朝から1時間ちょっと移動してポイントについてみれば、珍しく他のドーニーは零。根の2段目の棚まで降りて振り返ってみると、チームの境が分からなくなったような団子状態。真ん中には探すまでもなく登場してくれた大きなナポレオン。まるでチームの一員のようにみんなと一緒になって集合。根から下を見下ろせばでっぷり太った大型のグレーリーフが落ち際スレスレを行ったり来たりしている。どっちを見ればいいんだって感じ。なから外側を見てみればイエローバックフュージュラーの大群が中層に集まっている。近寄って行くと大きなイソマグロが目の前を横切って行き、ロウニンアジやカスミアジもチャンスを伺うように周りを徘徊する。振り向けば、まだナポレンを側にいる。根をグルッと半周した所で少しだけ小さいナポレオンがもう1匹合流。大きい方に注意を受けたのかすぐに離れて行ったけど大きい方はそれでも一緒に側を離れない。ここの主役は俺だってシーズン始めのアピールだったんだろうか。 位置 POINT 天候 水温
アリ環礁北部 Maaya Thila 晴れ 28℃


本体の根から崩れ落ちた巨大な岩のような離れ根に降りて行くとグレーリーフがちょろり登場。すぐ側で個体の大きいギンガメが小さな群を作っている。小さなクダゴンベやミナミハコフグの子供を見てから早めにトップリーフに帰る。大型のホシカイワリがいきなりアカモンガラを捕食。側にいたカスミアジも興奮して暴れだす。それはさて置き、名物巨大グレートバラクーダを探さないと。端から上、周りを見回しなが根を横切って行くと反対側からマウルーフ登場。どこって聞かれても困るね。今日はお出かけなのかバラクーダは見つからなかった。カマスの群は根の上でカメラの接近にも逃げずに遊んでくれたけど。 位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Madivaru Corner 晴れ 28℃


弱い流れが濁った水を運んでいるのか透明度は良くないけど魚の密度は非常に濃い。砂地の真ん中でマッコスカーズラスを見せているといつの間にか3人が向こうに見える斜面へ旅立っている。何か追いかけたのかな、すぐ戻るだろうと思って、砂地のドラキュラを見つけて指差しながら振り向くと全員いない。3人が行った辺りにみんなの影が見える。何もいなかったらしいけど何でそんな事になったのやら、すぐ真横にいた人まで旅立って行ってしまうなんて。戻りを待って根越えでギンガメの大群を見つけに行く。いた。ゴーのつもりで合図しながら指差すけど今度は見えないからか反応が鈍い。やっとギンガメに追いつくと群は結構散った後。このままではやや残念なダイビングで終わってしまう。外洋側の切れ目に戻ると僕より太い大きなイソマグロが2匹も登場。すったもんだなダイビングだったな。

7/3/08  第5日目 位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Rasdhoo Madivaru 晴れ 28℃


真ん中で天気が崩れたけど最後はキレイに晴れた。水温も毎日28度。ゲージに寄っては29度表示も有って暖かいし。透明度がもっと欲しいけどしょうがないか。濁っていて見えなかったのか単に外してしまったのか、今日のハンマーヘッドは影すら見えずに終わってしまった。残念ながら2冠で終わり。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Okobe Thila 晴れ 28℃

北マーレに帰って来るとアー今週も終わりが見えたって感じがするね。毎日の寝不足も溜まって来るし。エントリーして一気にヘッドファーストで潜降。したに降りてから何か変だな??ちょっと日本で脂肪を蓄えて来てしまったからちょっと浮力の感じは違うんだけど、それにしてもと思ったら、ウエイトしていませんでした。もう今更上がる訳にも行かんね。そのままガイド続行。大きなヨスジの群の黄色が濁りの中で鮮やかに光って見える。見え上げるとクマザサの群にまぎれてロウニンアジが2匹泳いで行く。でも、ここはやっぱりムレハタタテの群がすばらしい。根の先端で向きを揃える大量のムレハタの景色はいいね。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Lankan Reef 晴れ 28℃

今日はハンマーでスカッているから、最後はマンタで盛り上がって終りたいものだ。大きい波が出ていて棚上はサージがキツそうな中エントリー。クリーニングステーションにたどり着くけど、まずはマンタのマの字もない。10分弱の待ちで隣のクリーニングステーションをチェックに行こうと動き出したら、残っていたマウルーフのベルが聞こえ、一番後ろにいた人のベルも聞こえた。急いで戻ってみると大人2人が一杯に手を広げたより大きなマンタがクリーニングに入っている。側にこっちも大きなマンタが2枚、順番待ちしているようにホバーリングしている。しばらく滞在の後ひらり体を翻して泳ぎ去って行く。さっき見に行こうとした隣のクリーニングステーションに近づくと2枚の大きな影がみんなを呼んで移動しようと思ったらまっすぐ戻って来るマンタ。結局その後も行ったり来たりしながら全部で6枚のマンタが乱舞する姿が見られた。 この雨期はマンタに苦労しなくても済みそうだ。

石渡 隆之
Island Safari1


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