ローシン&コ・クラ クルーズ報告

2009年7月22日(水)

6月26日夜出港、約10時間走って翌27日朝には“絶海の弧礁“ローシンにたどり着きます。大海原に灯台がポツンと建っているだけ、でも水中部分は大きく広がって、3~4ダイブしなければ全貌がわからないほど規模の大きな根になっています。
 ここに潜るのは、調査ダイブも含めて3度目ですが、陸から遠く離れているだけあって常に水はクリアで、この日も透明度25mは固いところです。南のリーフには相変わらず見渡す限りのエダサンゴが広がり、中層にはスズメダイがちりばめられたように群れています。一方、北東から東側一帯は岩礁地帯になっていますが、この日は特に潮当たりが良く、ツバメウオやギンガメアジ、やはり大型のアジの仲間ブルガートレバリーなどの群れが交互に現れ、時にはロウニンアジも回って来ます。中層からは根に向けてユメウメイロやイエローバンドフュージュラーの群れも降りてきて、カラフルな上に魚影の濃いダイビングが楽しめました。
 残念ながら大物には会えませんでしたが、普段人が入らない海は、醸し出す雰囲気だけでも、言葉では表せない不思議な感覚を与えてくれます。限られた人間にしか胸襟を開いてくれない、そんな貴重な世界を垣間見ている、と言うのが最も当たっているでしょうか。年に2回しか開催しないスペシャルクルーズ、次回10月にも新たな期待感を持って臨めそうです。



画像はまた後ほど掲載いたしますのでお楽しみに。


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