2012年6月7日~6月12日 小笠原ツアーへ行ってきました。

2012年6月13日(水)






台風3号の関東接近により、一時は欠航かとのウワサ聞かれた今回の小笠原ツアー。



思いがけず、台風3号は速度を上げて通り過ぎ、6月7日の出発当日には青空を見上げることができ、
海況も大きくは崩れず、到着は1時間ほど遅れたものの、26時間の船旅も快適に過ごすことが出来ました。



現地では、常に霧がかかる涼しい天気が続きましたが、ここでも海況は荒れず、念願のケータ列島へ遠征に行くことができました。



ウミガメの産卵シーズンもスタートし、昼も夜も見どころ満載の小笠原。



のんびりと過ぎる島時間のなか、世界遺産の大自然と触れ合う贅沢な6日間でした。



旅の詳細はこちらから



午前10時過ぎ、都会の真ん中、竹芝桟橋を出港。






レインボーブリッジの真下を通過したり、普段見慣れた気色をどんどん後にして行きます。




さて、船内に入ると、もうひたすらくつろぐしかありません。


レストラン 今回はかなり空いていました。


移動中は皆さん思い思いの過ごし方をしますが、我々は酒を飲み続けるか、寝るか、食べるか。



「台風3号の影響で、、、、」 というアナウンスが、頻繁に船内で流れていたものの、小笠原丸はあまり揺れませんでした。



ただ、どんなに天気がよさそうでも、25時間の船旅は何が起こるかわかりません。



酔い止めは必ずお持ちすることを勧めます。



1時間ほど遅れの26時間の船旅を終え、昼の12時過ぎ、父島に到着すると、現地のダイビングサービス「パパス」の皆さんが迎えに来てくれていました。

http://papasds.com/ds/
パパスダイブスタジオのホームページ



宿に荷物を置くと、早速ダイビングに向かいます。




6月8日 曇り 濃霧

1本目 大岩
透明度:15m 水温:22℃

見られた生き物: ユウゼンのペアたち ネムリブカの子達 ノコギリダイの群れ





小笠原固有のウミウシ。 でかい。







明日のお弁当、おにぎりとサンドウィッチどちらにしますか?



僕は両方下さい。











2本目 イーグルレイ・ロック
透明度:15m 水温:20℃

見られた生き物: アカヒメジ群 ノコギリダイ ホウセキキントキ ベニクラゲ (キンチャクガニ)












多雨風直後ということもあり、透明度はイマイチ。









ダイビングをすると、お腹が空きますね。



明日はから揚げ50個買ってきましょう。











流れやうねりの無いところで、のんびり2本潜りました。












夜はみんなで、「ウミガメステーキ」 と、 「ウミガメの刺身」 を食べに行きました。





6月9日 曇り 濃霧 たまに小雨

1本目: イエロー ~ 赤ブイ
透明度:15m 水温:22度

見られた生き物: ミナミイスズミ ツバメウオ テングダイ





ガイドのコーセーさん







2本目: バラ沈
透明度:20m 水温:22℃

見られた生き物: クマザサハナムロにアタックする、ヒレナガカンパチ










ボートにはポットもあるので、小笠原丸で食べようと買って、あまったカップラーメンを持ってくる人も多かったようです。









3本目: HAZAMA (ハザマ)
透明度:20m 22℃

見られた生き物: グレイリーフシャーク イソマグロ ギンガメアジ

気持ち良い流れのなかを、のんびりドリフトダイビングでした。







小笠原のダイビングポイントは、ひとつひとつがあまり広くないため、他のボートが先に入っているような場合は、しばらく水面で待つことも。





イチャイチャする固有ウミウシ






パイナッポーウミウシ だそうです。






1度は見てみたかった、コシボリガイ。

動きは速いけれど、やっぱりキレイでした。




しかし、なんだかウミウシや小物ばっかりだなー、、、、

と、思いはじめたころ、


出ました、派手なのが!









クマザサハナムロにアタックする、ヒレナガカンパチたちです!




さらに、ボートにあがると、ついに大御所の登場です!!









近いし浅いし、ゆっくりだし、、、!










侮れない父島まわりでした。



この18時からナイトツアーで、緑に光るキノコ、「グリーンぺぺ」 を見に行きました!





6月10日 小雨/曇り 濃霧

今日は、念願のケータ遠征。

いつもより少し早い、朝8時の集合です。

霧が濃いため、沖の海況が見えず、外海に行ってみるまではケータに行かれるか分からないとの事。

お客様からは、「胃がひっくり返るほど吐いても、ケータに行きたい」。


外海に出ると、他のボートが引き返していきます。

そんななか、キャプテンの星野さんからは、「行きましょう」 と心強い合図が。






ホウセキキントキ みんな赤目になっちゃった。



1本目 マグロ穴 in 媒島
透明度:30m 水温:20℃

見られた生き物: ぐるぐるイソマグロ アオウミガメ カッポレ群 サヨリ群






ナメモンガラ こいつは可愛らしかった。



父島からボートを走らせること約2時間。


波と風に押してもらい、あまり揺れることなくケータ列島へ到着。





ガイドのナギサさん 何を撮っているんだろう。




おお、ヒトデマンだ。




2本目 コーラルガーデン in 嫁島
透明度:20m 水温:21℃


その名の通り、サンゴがキレイなポイントで今回の締めダイビングです。







ケータは、枕状溶岩と呼ばれる溶岩礁が隆起してできた列島。







みんな口々に、「ガラパゴスみたい」。







小笠原でダイビングをしていると、どこのポイントも水底が黒砂であることに気付く。








これは、溶岩の中の鉄分のせいで、例えば水中スレート用のマグネットのペン先を水底に付けるると、砂鉄が絡み付いてあっという間に書けなくなってしまう。









どこの海域でも、黒砂の水底には、さんご礁の白砂では見られない変わった生き物が住み着くことが多く、ここもミミックオクトパスが見られることがあるらしい。









波風に押してもらって到着したケータ列島。


帰りはやっぱり向かう羽目に。






お疲れ様でしたー!!




各自、宿で器材を洗って干した後は、ショップに集合してログ付けです。



その後は、ガイドの皆さんも参加してくれて、打ち上げディナーです。









ここ父島は、全ての施設が密集しているため、食事、買い物、ダイブサービス、どこへ行くにも徒歩で楽チンです。





6月11日 濃霧/曇り


今日も朝8時集合で、南島ツアーへ。


10人乗りくらいのデイボート2艘に別れ、南島へ。


剣のような先端の岩肌を見せる南島。


歩く際は、厚手のソールの履物が必要です。







数名足りませんが、おおぎ池の前で集合写真。



こんなにガスがかかった南島は初めて、と、小笠原暦20年の星野さん。












お昼過ぎ、島の皆さんに太鼓で見送られ、小笠原諸島を後にします。












最後は、各サービスのボートが、「いってらっしゃい!」 「また来てね!」 と手を振りながら併走します。




そして、いきなりシャツを脱ぎ、水着で海にジャンプ!!



知っていたことですが、思わず感激してしまうシーンです。



また来よう、そうここで想う人が多いことでしょう。





そして、随分なれた25時間の船旅です。





飲んで、食べて、飲んで、寝て、飲んでいたら竹芝に着きました。




皆さん、6日間、本当に有難うございました。



wtp 的場 充弘

CATEGORY

MONTHLY ARCHIVE

ページ先頭へ