2008年5月~6月 

2008年6月22日(日)

2008年6月7日(土)
今週に入り少しずつお天気が回復してきました。
相変わらずダイバーは少ないものの、皆さん毎日コンスタントにダイビングされています。

今日はDAY&NIGHTボートトリップの日。15:00にリゾートを出発し、1本夕方に潜り、その後別のポイントに移動してナイトダイビングをするというスペシャルトリップです。

最初のポイントはエライドゥからドーニで70分の場所にあるダイブサイト。 まだ他のリゾートやサファリにそれ程荒らされていないフレッシュなポイントです。シークレットなポイントの為名前はあえて伏せさせていただきます。
ここでは仮にHティラと呼びましょう。 このHティラはリーフトップが9~12mくらいの小さな根です。GPSを使ってるとはいえ、夕方の日が傾いている時間帯は水面から探すのが一苦労。 アウトゴーイングのミディアムカレントで流れの上手からジャンプ。流れが当たってるリーフエッジの棚、深度16m辺りで待ってるとグレイリーフシャークが次々と現れます。 こっちがじっとしてると安心するのかかなり近くまで泳いできます。
そしてまだ子供の小さいマダラトビエイ。小さいと警戒心があまりないのか、頭上ギリギリをホバーリング。クマザサハナムロがたくさん群れ、スマガツオやイソマグロがそれを狙って泳ぎ回ります。
小さい根の周りにはツバメウオやヨスジフエダイの群れ、リーフトップではタイマイがお食事。タコやカサゴ、モンハナシャコなどの小物あちこちで見られます。大きなテーブルサンゴの下にはベビーシャークも隠れてます。
夕方なので少し透明度が悪く暗めなのが残念。でも1時間が短く感じられるくらい楽しい1本でした。 浮上後はゆっくりナイトダイビングのポイントまで移動。ドーニ上から見える夕焼けがとても綺麗です。



2本目のナイトダイビングは有名なマヤティラで。近隣のリゾートからはもちろん、サファリでもここのナイトは定番になっていて多い時は小さな根の上に5台以上ドーニがいることもあります。
幸い今日は私たち以外にもう1隻だけ。日没後すぐ深度5~7mのリーフトップに設置したアンカーロプを伝って潜降。流れはスモール。まだ薄暗い中ゆっくりリーフエッジから下りて根の周りを回っていきます。
数あるオーバーハングの中にはタイマイがお休み中。起こさないようにそっと見させていただきます。ウミウシやヒラムシ、小さなエビ・カニたちも昼間よりも多く見られます。 段々暗くなってくるとネムリブカがあちこちから集まってきます。スティングレイも夜になると泳ぎ回ってとても活発。

ダイビング中盤には早めにリーフトップに上がります。ここのナイトダイビングの醍醐味はリーフトップ。ネムリブカがかなりダイバーギリギリまで泳いできます。そして背後からは体長1m以上で丸々と太ったマヤティラの主、ジャイアントバラクーダ!決して襲ってくることはないですが近くで鋭い歯を見るとちょっと怖くなります。そして珍しい夜行性のタイマイ、隙間に隠れて眠っているアカモンガラをクチバシ状の口で掘り出してはガツガツ食べまくっています。その食欲旺盛さには呆れるほど。 小物もたくさんいるんですが、すぐそばを何匹ものネムリブカやバラクーダが通り過ぎるので落ち着いてみている暇がありません。

予定の45分間はあっという間に過ぎますが、多くのダイバーは名残惜しくなかなか浮上したがらないのです。でもルールなので仕方なくゲストを誘導して浮上。 すでに真っ暗な夜空には無数の星。リゾートの帰路ではみんなドーニのサンデッキで月や満天の星を見ながら今日のダイビングについて話が尽きません。

週に1度は開催されるこのDAY&NIGHTトリップ。
繁忙期には気がつくとすぐ定員がいっぱいになり泣く泣く参加できない方々も。
ご予約はお早めに!!

Michiyo.S


2008年5月30日(金)
ちょっと前までは雨季とは思えないほどお天気が良かったモルディブ。
数日前から少しずつ崩れ出し、昨日今日は時折強風を伴った雨が降るようになりました。 雨季ですからまったく雨が降らないのも変ですが、ずっと降り続いてしまうとさすがにアフターダイブ後やボート移動中は寒くなるので早く天気が良くなって欲しいです。

ゲストの数も天気が悪くなるのを知ってたかのように少なくなり、今はボートダイブも1~4人と少人数。
今日は私が以前いたリゾートからのリピーターさんご夫婦がいらしてくれました。
ダイバーはご主人だけなので朝お部屋にチェックイン後、ハウスリーフへチェックダイブに。

このリゾートのハウスリーフはとても有名でサファリボートでもよくナイトダイブとかにやって来るほどです。 6つのパッセージがあり、主には南側か北側のリーフをドリフトで進みます。 王道の南側のリーフは他のリゾートのハウスリーフでは見られないほぼ垂直に落ちたドロップオフ。リーフトップ3mから水底約30mまで続いています。 深度10~25mの間にいくつものダイナミックなオーバーハングがあり、大きなウミウチワやソフトコーラルがその壁や天井を彩っています。中にはオトヒメエビやオニカサゴが見られます。

メイン桟橋のすぐ正面あたりには壁から少し離れた水深30mの砂地に沈船があります。深めなので長居はできませんが、沈船周りにはツバメウオ、ヨスジフエダイの群れ、時にナポレオンフィッシュやマダラトビエイの姿も見られます。
他にもタイマイ、カスミアジ、イソマグロ、ヒメイトマキエイなどの大物からハリセンボン、タコ、ミノカサゴ、ウミウシといったマクロな生物までオールマイティで楽しむことができます。

予想外の大物に出くわすこともたまにあり、私は2週間前に全長3m近くのオルネートイーグルレイ(アミメトビエイ)を目撃しました!
マンタやシルバーチップリーフシャークなどの目撃談もあり。

北側のリーフは少しだけ傾斜が緩いスロープになっていて、15m以浅にいくつかのオーバーハングがあり、キンメモドキやスカジテンジクダイがぐっちゃり群れてます。どちらかというと大物よりは小物やサンゴを楽しむスタイルがいいでしょう。

リーフトップ近くのサンゴはとても綺麗なのでシュノーケルでも十分楽しめます。 流れ次第ですが、東側、西側にあるコーナーも見所十分。 特に外洋側に面した東側のコーナーは流れがいいと、ホワイトチップリーフシャーク、イソマグロ、マダラトビエイやヒメイトマキエイ、ムレハタタテダイ、ツバメウオの群れなどが。もちろんマクロも多いですが、大物に目を奪われて探す暇がないかも??
この極上ハウスリーフはチェックダイブでOKが出ればバディダイブで24時間無制限でダイビングすることができます。 ただ流れが速くなることもある為、しっかり自己管理ができるダイバーのみです。ビギナーダイバーさんはガイドをお願いした方がいいでしょう。 ちなみに今日のチェックダイビングはメインの南側のリーフを東から西へのドリフト。流れは緩やかなIN。雨が降ってたので少し暗めでしたけど透明度は20m以上とまずまずでした。タイマイ2匹、ヨスジフエダイの群れ、カスミアジ、オトヒメエビ、マダラタルミの幼魚、ハリセンボン、マルチバーパイプフィッシュなどが見られました。

ハイシーズンには日に何度も次々とハウスリーフに行くダイバーさんたちを見かけます。
マルチなエライドゥのハウスリーフをぜひ体験してみませんか?

Michiyo.S




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