2009年1月18日~22日 

2009年1月22日(木)

今週は首都圏を中心に活動するダイビングショップ ココナッツのスタッフのみの14人の団体に加えて、昨年ハネムーンで来られたカップルなど合わせて17人での旅です。当然ですがCカードは黒ばかり。15人は黒です。

1/18/09 第1日目

位置 POINT 天候 水温
北マーレ Maagiri Rock 晴 28℃

先週、先々週と強い風が吹き続けたけど今日は随分弱くなって来た。天気も良くて朝から日差しが眩しい。水中の白い砂地も明るく光る。オーロラシュリンプゴビーとスパゲッティーイール眺めつつ更に深場へ降りて行く。ドラキュラシュリンプゴビーを眺めていたら沖側を通過して行く40~50匹のカスミアジの大群がいた。


位置 POINT 天候 水温
北マーレ Boduhithi Thila 晴 27℃

3チームで最後にエントリーしてみると的場氏が慌てて下を指している。全員エントリーするのを見て下へ降りて行く。10m過ぎ視界が急に良くなって行く。斜面の一番下の少し前方を大きなマンタが泳いで行く。エントリーしたらマンタってラッキーだよね。見失わないように、マンタが逃げ足にならないようについて行く。しばらくするとマンタはクリーニングに入る。じっと動きを止めるマンタ。じっと動きを止めて回りを囲むゲスト。じっくりマンタを観察できた。その後、もう1枚マンタが登場。今度もゆっくりついて行くとUターン。慌てて着底して見ていると頭の上スレスレを通過して行ってくれた。

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Madivaru Corner 晴 28℃

ツムブリとブラックピラミッドが群れるコーナー付近からエントリー。深場に降りて壁沿いを進むとグレーリーフシャークがゆったりと泳いで来た。見上げれば4枚のマダラトビエイが頭上で編隊組んでホバーリング。隊列組んで泳いで来るイソマグロも、捕食のチャンスを伺うロウニンアジもみんなサイズがでかい。ギンガメの群も登場して視線があっちこっちに忙しく動く1本でした。

1/19/09 第2日目

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Rasdhoo Madivaru 晴 27℃

今日は珍しくボートがたくさん停泊している。全部で5隻。敵は多いな。回りはいつもスロースタートだとタカをくくってたら、こっちが出発する直前に4隻のドーニーが漁の解禁日のように一斉に飛び出して行く。あれ、出遅れた。はやる気持ちを抑えつつエントリー。水中ではカンカンとタンクを鳴らす音がもう聞こえている。これでもう絶対見つけなきゃって執着からは抜けられた。見つけようと思いすぎると空回り。遅れたお陰でスーッといい心情で泳げたと思う。15分過ぎ、3匹のハンマーが真横から向かって来た。カンカン。ウネウネと体をくねらせて泳ぐハンマーヘッド。見失わないように追跡を開始する。逃げているって感じではなくただ泳いでいるハンマー、そんなに早くない。まぁ早くても今日は追えるけど。追跡、追跡、回りをクルーッと囲むように散ったかなと思ったらハンマーは6匹に増えていた。大きい固まりにもう少し迫ってみると20匹位は群れていたよ。たっぷりハンマー見られて満腹感で浮上。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁北部 BathalaMaagaaKanthila 晴 27℃

アリ環礁に入って最初に行ったのは北東の環礁外縁にあるポイント。外洋から流れて来るブルーの水の中を一気に潜降。インカレントに押し流されないように根沿いに前進して行くと2匹のマダラトビエイがホバーリング中。更に前進、1匹、2匹とサメの姿が根沿いに見えて来る。ホワイトチップとでっかいグレーリーフが仲良く同じコースを行ったり来たり。先にもっと数がいるようだ。でも、壁沿い1直線ダイブだから私の先頭チームがこのまま落ち際を前進してサメを先へ先へ押して行くと後から来るチームはあまりサメが見えない。少し潮辺りがキツクなるのを覚悟で落ち際のエッジが見える程度に流れの下手に回り込んでサメの固まりを迂回。サメの群を越えた所で再び落ち際まで流れに逆らって前進。丁度、僕のチームと後のチームでエッジ際を行ったり来たりするサメ達を挟む事ができて、そのままじっと岩になっているとかなり近くまでサメが接近して来る。多分グレイリーフは8匹で、ホワイトチップが5匹。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中部 Fish Head 晴 27℃

 ちょっと潮が強く当っている。2本ハードに泳いでみたからここではゆっくりナポレオン見てなんて考えていたのに。取りあえず根回りを流されながら下手の棚に入る。普通ならこうやって潜っているだけで勝手に来てくれるナポレオンはまだ現れない。ふと棚に溜まった砂に目をやると角を水流にまかれてブンブン振り回しているツノザヤウミウシがいた。流れ逆行はちょっとめんどくさいがナポが来なきゃしょうがない。弓形に湾曲する1段目のリーフに沿って流れから隠れながら前進。上手に出れば群が有ると思っていたら、有ったけどいつもよりまばらな群。いつもより激しくないロウニンアジやカスミアジ。外れ気分でもう一度、流れに乗って行くと下を大きなツバメウオの群が通過。最初に辿り着いた壁際で又流れから身を隠す。40分過ぎ、もう直き浮上しなきゃ。ナポさんはどこいったんだろうと思っていると、深場から根を目指してまっしぐらにやって来るナポレオン発見。極太唇をパコッと開けたアホ面が遅刻しちゃったと息を切らせて走っているように見えた。

1/20/09 第3日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Rangali Madivaru 晴 27℃

もうマンタはクリアーしているから無理に狙わなくてもいいかとも思ったけど、せっかくイントラ軍団が来ているのでたくさん群れる所なんて見られたらなんて思っ来てみました。ポイントに着く直前にエントリーして行く白人チーム。追い散らされたらやばいな。潜降してみると、変だな、浅場はアウトだけど深場はゆっくりとインだ。取りあえず、インディアンバタフライ見に行って、取りあえずスカテンの穴を覗いたりして、取りあえずヨスジとノコギリダイとエヴァンスアンティアスの群見たりして壁沿いに進みながらマンタの登場を待つ。結局大きいマンタが2枚出た。2枚だけ。残念。

ジンベエサーチその1

前日にマーミギリ辺りで出たって話で来てみたがジンベエのジの字も無い。影も無い。スノーケルしている他のボートも無い。天気はスカッと晴ている。サーチもスカッと空振り。スカ。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Maamigili Out 晴 27℃

きっとタイミングが悪いんだろう。上がって来ないジンベエは潜って探すしか無い。ホワイトチップが5匹砂地で寝ている。今は、いらない。壁沿いに流れに乗って進んで行く。バラフエダイが群れている。まぁ、いない時は仕方が無い。

ジンベエサーチその2

お昼を食べてジンベエサーチ再開。ドーニと別れて探してみる。マーミギリを諦めて南下してみる。何も発見が無く、盛り上がりの無いサーチが続く。満腹、強い日差し、気持ちのいい風。ウガァ、眠気、来たぁー。濃いコーヒー飲んでボートターンさせてみるとちょっと前に見ていた浅い場所に濃く黒い影が浮かび上がって来る。結構速く泳ぐジンベエ。足はみんな確かだからガンガン泳いでついて行く。ドンドン素潜りで潜って行く。これで今週も3冠ゲットです。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Sunisland out 晴 27℃

調子づいて来た所でダイビングにすぐ切り替え。ドーニに乗り込んで準備始まった所でもうジンベエ発見。マッハでスーツを着て、光りの速度で機材を装着してください。流石にあっという間に準備完了、お待たせジンベエ。連続で素早くエントリー。先ずはジンベエの泳ぐ向きをチェック。シッポが見えた、回り込みつつ追跡開始。いくらイントラ軍団でも機材を付けた人間は大して速く泳げないものなんとか追いすがり3分後、疲れてジンベエを見送る。その後もサーチダイブは続く。ゆっくり壁沿いに流れに身を任せて行く。30分目、社長がジンベエ発見。真正面から来てびっくりだったそうです。ジンベエに合わせて泳いで行く。今度も結構いいスピードです。足ダルいです。ゼエゼエです。ヘロヘロです。今日会えたジンベエはどうも同じ個体の様です。何度も登場してくれるならもう少し手加減してくれればいいのにな。

1/21/09 第4日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Kudarh Thila くもり 27℃

環礁移動を控えて、ちょっと早めにスタート。しかし、天気は珍しく曇り空。日の光りが少ないし、リーフのトップが狭くて深いこの根は、このコンデションでは見つけにくい。なんとか場所決めして飛び込んだけど、ちょっとドーニが流れてずれたのか流れの上手にある黒い所がねだろうなって見当付けて泳ぎよると段々リーフが見えて来た。でも、何だか激しさが無い。みんなノンビリと魚の群は泳ぎ回っている。根ついているヨスジフエダイもヒメフエダイもいつも通りぎっしり群れている。キビナゴの群が動く雲のように根の一角を覆っていた。カスミアジはここでは張切ってキビナゴに襲いかかり小さなハンティングショウを開催中でした。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南東部 VilamendhooThila 晴 27℃

ゆったりと外洋からの青い水が流れ込んで来る。外洋に面した根の東側をゆっくり深場に降りて行く。青さと広さが気持ちいい。黒い大きな影は、縦長に群を作っているマダラタルミのようだ。バラフエダイも沖側の中層に大きな群を作っている。マダラトビエイを探しながら根を周回。今日は見当たらないな。気分を変えてリーフを見ているとムチカラマツエビ発見。再び外側の青い水の中に飛び出して、高く空を飛ぶイメージで青の中で流れに乗る。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Vaagali Corner 晴 27℃

4時間ちょっと掛かった環礁移動。今週は風が弱くなって揺れは少なかったけど、時間は予想以上に掛かった。南マーレの東側のこのポイントでは緩く外洋に向かって流れている。いつものようにムレハタタテダイの大群がエントリーしてすぐにお出迎え。壁沿いに流して行くと大きなイソマグロの集団が現れる。根に取り付いて待ってみたけど今回は戻って来てはくれなかった。ドンドンドリフトもう直きコーナー。下にバラクーダの群が登場。こっちに気付いたのか離れて行こうとする。沖側に回り込んで群の先頭を押し戻そうと頑張ってみたけど流れに押されて負けてしまった。トホホだよ。

1/22/09 第5日目

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Guradhoo Corner 晴 27℃

透明度のいい、緩いインカレント。危機感のない、ゆったりとしたダイビング。ロウニンアジもイソマグロもノンビリ泳ぐ中、マダラトビエイと一緒にコーナーに向かう。普通はコーナーで根待ちだけど待っても何もなさそう。コーナー付近の中層を一回り。マダラトビエイ2枚追加。じゃ、反対側のメドゥファルへ遠征。深場を見下ろしながら泳いでいるとブラックチップシャークが2匹泳いでいる。次にバラクーダとギンガメがミックスしてトルネードしている。数が足りないのを補い合っているようで面白かった。ブルーの綺麗なリボンイールを見てフィニッシュと思っていたらコラーレバタフライの群がいた。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Embudhoo Kandhoo 晴 27℃

今度は期待道理に流れています。チャネルの入り口付近の深場ではホワイトチップが12ぐらい、グレーリーフは2匹グルグル泳ぎ回っている。本当ならもう少し流れに負けずに頑張りたい所だけど、今日の流れはそれを許してくれなかった。なんとかチャネル真ん中の根の盛り上がりが見えて来た。みんなで一緒に飛ばされましょう。ブルーの水が気持ちいい中を根に沿ってピューッと飛ばされて行く。ハナダイがさくら吹雪のように舞い踊っている脇をピュー。タイマイがいたけどピュー。根が無くなってもピュー。白い砂の海底を眺めながらピュー。ピュー。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Potato reef 晴 27℃

やっと出番のハゼ探し。ドラキュラばかりが登場する。中国の扇のような背鰭を持つファンシュリンプゴビー。なかなか真打ちのトールフィンが見つからない。おや、海底の形が変わっている。砂が無くなっている所や逆に砂が溜まっている所。こんな所に砂山有ったっけ?最後にまとめて3匹トールフィンが見つかるけどちょっと時間がギリギリ過ぎた。根を上がろうと見上げるとカスミアジがハンティング中で結構楽しませてくれました。

位置 POINT 天候 水温
北マーレ環礁 Furana South 晴 27℃

流れが強くて散々ウロウロした結果フラナフシの南側の壁に着ました。どこの台風が来た時の川の様に激しい水面だったから。珊瑚の生えている垂直に近い壁沿いに泳いで行く。穴の中にシモフリタナバタウオがいた。貝なのか、ウミウシなのかへんてこりんな形のへんてこりんな生き物、モルディブスポンジスネイルが何匹もいる。暗い穴の中にはインド洋版オイランヨウジウオのメニーバンドパイプフィッシュのペアが住んでいた。



石渡 隆之
Island Safari1


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