2009年2月22日~26日 

2009年2月26日(木)

2/22/09 第1日目

位置 POINT 天候 水温
北マーレ Maagiri Rock 晴 28℃

昨夜は雨が降ったり止んだりしていたけど、今日はすっきりと晴れ。風も穏やかでドーニも揺れず快適な移動。斜面を降りてロックを目指しているとモブラが2匹ゆったりと優雅に泳いで来る。ヨスジフエダイの群、根つきの魚を見ていると今度は沖側からモブラがやって来る。ガレ場のマッコスカーズラスは朝日を反射していっそう輝いていた。


位置 POINT 天候 水温
北マーレ Boduhithi Thila 晴 28℃

斜面に沿って泳いで行くと外人チームがクリーニングステーションの回りに集まっている。2枚の大きなマンタがクリーニング中。でも、興奮した外人さんは段々マンタに近づいてしまう。クリーニングステーションの真上まで行ってしまう。これじゃ流石にマンタも嫌がるよ。スーッと泳ぎ去るマンタ。行ってしまった物はしょうがない。斜面沿いを南にすすむ。1枚、2枚とマンタが前からやって来てはすれ違い、北へ向かって行く。3枚目、緩い流れに逆らってクリーニングポイントまで戻ろうか悩む。下の砂地にはマダラエイやホワイトチップが見える。アカモンガラを追いかけていたロウニンアジが勢い余ってこちらにまっすぐ向かって来る。更に2枚マンタが通過。北からの外洋の流れとアウトカレントが出会うコーナーまで来る。棚上にはナポレオン。壁沿いどっちに向かっても流れに逆らわなければならない。残り時間も少ないからここは博打で外向きの緩い流れに乗って外洋に出る。モブラが1枚いた。運が良ければジンベエゲットと行きたい所だけどそんなに甘くは有りません。時間いっぱいで上がってみるとドーニのクルーはジンベエ見たって。惜しい、ニアミス。

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Madivaru Corner 晴 28℃

大物の期待値の高いポイント。でも、壁沿い、外海沿いだからダイバー同士がごった煮にもなりやすい。エントリー位置の側の棚上にブラックピラミッドの大群がいたので暫く遊びながら他のダイバー達がいなくなるのを待つ。深度を下げて壁沿いに移動し始めるとグレーリーフがこちらに近づいて来る。フレームバスレットやハナダイが舞い踊る斜面を南下して行く。内側の砂地に出ると巨大なナポレオンがゆったりと泳いでいる。ゲストを誘導するようにインカ

レントのチャネルの奥に進んで行くナポレオン。追いかけるゲスト。奥に行き過ぎないうちに頭上を漂う大きなブラックフィンバラクーダを見せてダイバーを呼び戻す。でも、ヤッパリ奥に引っ張られてしまう。戻るの疲れるし、ちょっと早いけどリーフに沿って流してみると巨大なイソマグロが群れてぐるぐる回っていた。その向こうにはギンガメアジもちょっと群ていた。

2/23/09 第2日目

位置 POINT 天候 水温
ラスドゥー環礁 Rasdhoo Madivaru 晴 28℃

日の出前に起きだして、日の出直後にエントリー。ほんのちょっと先にエントリーした他所のダイバー達の泡がキラキラ光りながら上がって来る。振り向くと泡で見にくいけど1人足りない。泡のカーテンでドーニも隠される。慌ててちょっとUターン。ドーニの上でウエイト落として手間取ったらしい。全員揃って改めて潜降。シーンとした静かな海中。薄暗い深場を見下ろし見回しながらハンマー探し。又今週もクラゲが腕に巻き付いて来た。バリバリッと手首1周刺された。どこからもベルの音は聞こえない。安全停止に入ろうと上がり始めた時、1度ベルが聞こえた。マコト君のチームの下にハンマーが上がって来たそうだ。タイミング悪いね。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中東部 Fish Head 晴 29℃

クマザサハナムロなどのフュージュラーの大群を突き抜けて根に辿り着く。イソマグロやロウニンアジが根の回りを急がしそうに泳ぎ回る。ナポレオンがやって来てダイバーの回りをウロウロ泳ぎ回る。1度、下の方にいる白人チームの方に降りてしまったナポレオンが上がって来るのを待っているとゲストの後ろから再び接近して来るナポレオン。なんとか振り向かせようと後ろを指差してたりしたんだけど通じなくて結局ゲストの煽ったフィンにナポレオンは激突。自分から突っ込んで来たくせに驚いたナポレオンは一目散に逃げて行った。

グルッと大きく根を廻って行くと下にマダラトビエイが泳いでいる。小振りながらシルバーチップも見える。でも、どっちも深過ぎる。上がって来る様子も無く残念だけど見下ろしながらスルー。ツバメウオの群も下に見える。根の反対側にもマダラトビエイが1枚。でも、みんな深いよ。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁中西部 Panettone 晴 28℃

トップリーフの大きなテーブル珊瑚を楽しみ暇もない。壁に当たった潮がアップ気味に流れ下に降りようとするダイバー達を押し上げる。みんな頑張って下に向かってキック、キック。強めの流れの中をドリフト開始。流れの上手に向かって壁沿いをクマザサハナムロが泳ぎ上がって行く。光りを反射して青く輝く細い川の様に切れ目なくクマザサは泳いで行く。オレンジのソフトコーラルがキレイなオーバーハングを通り抜けリーフの外洋面を目指して行く。やっとマンタが見えたと思ったら疲れているのかみんなの追い足は弱く。外壁沿いを泳いで行くマンタには一歩及ばない。

2/24/09 第3日目 位置
POINT
天候
水温

アリ環礁中西部
Reethi Thila

28℃


潜降開始と同時に海底の砂地にマダラトビエイのシルエット。ちょっと出るのが早過ぎる。追いかけながら降りて行きなんとかみんな見えたみたい。根沿いに西へ移動開始オオメカマスの群に出会う。カマスの群は敏感でダイバーの接近にすぐ気が付いてピューッと逃げて行く。うまい具合にすぐにトールフィンシュリンプゴビーのカップルも発見。小さい方は早めに引っ込んでしまったけど大きい方はじっくりみる事ができた。再び流れに押されながら進んで行くとグレーリーフシャークが1匹、濁り気味の水から不意にヌーっと姿を現す。近過ぎてびっくり。暫く進んで行くと今度は2匹グレーリーフが登場。深度を上げてオーバーハングの中を流れから身を隠しながら東へ向かう。浅めのエリアはイソマグロの攻撃を避けてフュージュラーがたまっている。何度も突っ込んで来るイソマグロ。ちょっと小振りだけどいい動き。トップリーフの追い込まれたフュージュラーでいっぱい。テーブル珊瑚の上をゆったりドリフト。

ジンベエサーチその1

天気良し、風も穏やか、波も静か。ゆっくりとボートはアリ環礁南端部の外洋を進んで行く。遠くにイルカの泳ぐ姿が見える。前日サファリ1は昼以降にジンベエを見つけている。満潮もその頃。午前中は早めにダイビングして昼飯食べてその後にジンベエって感じかな。ダイブブリーフィング終る頃、ジンベエ登場。ボートで急行するけど間に合わなかった。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Maamigili Out 晴 28℃

そろそろ、準備完了って所でボートから電話。急行すると少し小さいけど黒い影が見えた。2週空振り続きだったからこいつは逃がさへんでと気合いが入る。せーので一斉にエントリー、潜降。すぐにジンベエのシッポが見える。ちょっと小振りなのんきなジンベエ。沖に向かったりリーフに向かったりゆっくり同じ場所を廻ったり、ノンビリ浅めを泳いでくれる。ダッシュで泳がれてしまえばあきらめもつくけど頑張ればついて行ける。頑張って、頑張って泳ぎ続けて30分。流石にみんな疲れた。まだジンベエはいるけれどさよなら。ありがとう。

ジンベエサーチその2

昼食中では有るでしょうがジンベエがいれば笛がなる。疲れているからか、ご飯中だからか反応はにぶい。出動したのは5人程。準備に手間取ったせいか現場に泳ぎつけばジンベエは潜った後。ディンギーに拾ってもらって暫くうろうろ。近くのドーニの側に上がって来たジンベエ。それ行け、ジャンプ。人が少ないからいつもよりじっくり見られて撮影もしやすかった。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Maamigiri Corner 晴 28℃

マーミギリ島のチャネルからアウトカレントに乗ってドリフト開始。ゆっくり流れる濁った水の中ハナタカサゴの群を通過して行くとマダラトビエイが登場と思ったらピュッと逃げられた。クマザサの回りにはイソマグロやカスミアジが泳ぎ回っている。又1枚マダラトビエイがヒラヒラと前を横切って行く。コーナーを過ぎて外壁沿いになると流れが速くなって透明度もアップ。気持ち良く壁沿いをドリフト。このままエンディングと思っている所でレオパードシャークを発見。リーフで寝ている丸顔が可愛かった。

2/25/09 第4日目

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南部 Kudarah Thila 晴 28℃

いつものようにクマザサが群れていて、いつものようにロウニンアジやカスミアジが泳ぎ回る。いつものようにヨスジフエダイはたくさん根付いている。流れの上手で景気のいいハンティングてのを期待して暫く待ってみたけど穏やかな風景。ちょっと深めの壁の側で大きなホシカイワリが3匹ベラに掃除してもらっている。オーバーハング下の大きなアカマダラハタ、今日は逃げずに姿を出しっぱなしにしてくれた。

位置 POINT 天候 水温
アリ環礁南東部 VilamendhooThila 晴 28℃

透明度のいい水の中を降りて行く。何だか魚がまばらだな。根の上手に向かうとマダラトビエイが通過して行く。ちょっとゲストからは遠過ぎかな。潮の当るリーフのエッジで暫く止まっていると、さっきとは反対の方からマダラトビエイがやってくる。小さなケーブの天井には黄色と黒の縦縞のインディアンバタフライが隠れ場所を探して右往左往。遠くでギンガメアジの群が銀色に光っている。根の上に上がるとクマザサハナムロが固まっていた。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Vaagali Corner 晴 28℃

いつものムレハタタテダイは今日も景気よく大量に群れている。今日もマダラトビエイが3枚固まって登場。ドリフトし始めるとクマザサの群に大きなロウニンアジが突っ込んで来る。大きなイソマグロがすぐ目の前を通過して行く。ソフトコーラルと珊瑚の後ろに隠れたり出て来たりするオオギチョウチョウウオの幼魚が可愛かった。

今日の夕日はすごかった。久しぶり海面に着水する太陽をトップデッキで眺めながらビールで乾杯。

2/26/09 第5日目

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Medu Faru 晴 28℃

昨夜辺りから急に風が弱くなり今日は微風。鏡のように静かな凪いだ海面に白い雲が映っている。こんなに静かな湖のような海面を見るのはいつ以来だろう。海中も穏やかにアウトカレント。ちょっとチェックしたけどロウニンアジの群は無い。早々に諦めてドリフト開始。ゆっくりした流れに押されながら外海に向かって泳いで行く。ホワイトチップが1匹、又1匹と通り過ぎて行く。大きなイソマグロが2匹、泳いで来る。大きいから余裕なのか怖がったり逃げたりする事無くまっすぐやって来てそのまま通り過ぎて行った。外海側に出て壁沿いに進んで行くとナポレオンがやって来る。意外に人に慣れているのかカメラの接近にもノンビリ対応してくれた。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Kuda Giri 晴 28℃

流れの穏やかな海。沈没船の景色を撮影するゲストの為にちょっと遅れてエントリー。人がいない絵も欲しいよね。ついでに沈没船で記念ダイブのお祝い写真も撮影。いよいよ人がいなくなって撮影に夢中の様子のカメラマンゲスト。でも、あんまり長居もできません。ちょっと深いからね。先週フルムーンゴビーを見つけた穴に向かう。ベンケイハゼもフルムーンもどっちもいない。ちょっとショック。いやいやかなりショック。カスミアジの群もいなくてこれもショック。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Miyaru Faru 晴 28℃

変わらず海面はガラスのようにキレイ。壁沿いに流れに乗って一目散にコーナーを目指す。途中でもホワイトチップとすれ違ったけど、コーナーに着けば、回りにはホワイトチップが8匹も落ち際を右に左にユラユラと泳ぎ続けている。時間いっぱいサメのダンスを見た後はブワッと流れに乗りドリフト開始。砂地に眠るスティングレイ。余りじっくりは見られない。流れに飛ばされピュー。壁沿いに流され続け上がり際、浅いリーフにインディアンバガボンドを発見。久しぶりで見られた。

位置 POINT 天候 水温
南マーレ環礁 Embudhoo Giri 晴 28℃

リゾートの島影のチャネルの流れの無い根に日暮れ直後にエントリー。まだ夕日の残照が残る中を潜降して行くと次第に暗さを増す珊瑚のリーフ。もう俺たちの時間だとばかりに外側に出ているたくさんのソリハシコモンエビ達。もう寝る支度で色が黒めに変色したヤリカタギなどのチョウチョウウオは珊瑚の隙間にドンドン入って行く。枯れた珊瑚の上で久しぶりにコガラシエビを見つけてちょっとハッピー。白と赤のウミシダについたヤッパリ白と赤のコマチコシオリエビが両手を振り上げる。小さな穴の天井にはオイランヨウジウオのインド洋版、メニーバンドパイプフィッシュが5匹もくっ付いていた。



石渡 隆之
Island Safari1


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