2009年8月16日~22日モルディブサファリログ

2009年8月24日(月)

8/16/09 第1日目
位置北マーレ POINTLankan Reef 天候 水温28℃


 先週からの悪天候を引きずって強い風と荒い海、しかもまで降っている。寒い感じの空模様。
日差しの無い濁り気味な水中は薄暗いけど、澄んだ水のマンタポイントよりずっといい。
クリーニングロックに辿り着き、モルディブアネモネフィッシュやエヴァンスアンティアスを見て時間をつぶしながらマンタ待ち。
なかなか来ない😢リーフ沿いに探しに行くか、待つか。長待ち覚悟で少し浅めの斜面の途中に移動。
カンカンと的場さんの合図の音。まだ見えない、まだ見えない。向こうのチームの頭上を越えて1枚マンタが見えて来た。
止まれの願いが届いたのか、クリーニングロックの上をゆったり旋回するマンタ。

位置北マーレ POINTLion’s Head 天候 水温29℃

雨は止んだけど雲はまだ厚く空を覆う。北マーレと南マーレの間のヴァドゥーチャネルに
面した壁沿いのポイントは透明度が高く気分爽快。壁沿いにパウダーブルーサージョンが小さな固まりを作っている。
壁沿いに進んで行くと深い方からマダラトビエイがやって来た。
喜んだのは一瞬でトビエイは急旋回して沖側に消えて行ってしまった。
トップリーフのエッジ周りにはブラックピラミッドバタフライが大量に群れていた。

位置ラスドゥー環礁 POINTMadivaru Corner 天候 水温29℃

揺れて揺られてボートは進む、北マーレ環礁を横切り、外洋を3時間程走り、ラスドゥー環礁に辿り着く。
透明度の良い外洋側の壁沿いに降りて行けばイソマグロがピュー。
アケボノハゼを見ているとじっと動かないゲストのすぐ上をグレーリーフシャークが通り過ぎる。
大きなナポレオンもやって来た。誰も急接近をしないからナポさんもノンビリと構えている。
外側から内側の砂地にドラキュラシュリンプゴビーを見に行く。白い砂地に生える小さな珊瑚の上に小さなナンヨウハギが2匹潜んでいた。
チャネル側に向かって尾根を越えようとしたその先には視界を埋めるギンガメの群。ここまで大量なのはこっちに来て初めてかもしれない。
アウトカレントに乗りつつ群の真ん中を通過して行く。
流されて来る大きな固まりにはギンガメも注意を払わないのか逃げようともしない銀色の群の中をノンビリ通過。


8/17/09 第2日目

位置ラスドゥー環礁 POINTRasdhoo Madivaru 天候 水温29℃


日の出前に行動開始。相変わらず曇っているけど南西には少し晴れ間も見えている。
肌寒い風の中を外洋に向かってドーニは進む。そこそこに暗く、そこそこに濁る海。
壁無し底なしの外海を、深場を見下ろしながらゆっくり進む。
10分程経過、右、やや後ろ気味にハンマー発見🎵
合図を出してハンマーを見ていると的場チームに向かって逃げ始める。
追いかけてみるけどハンマーのスピードには勝てる訳が無い💦

位置アリ環礁北部 POINTKalhu Thila 天候 水温29℃

 やや流れに押されて根のトップに入ってしまった。
側のエッヂには的場チームと外人チーム。降りて行く場所が無い、
仕方ないから頑張って流れに逆らって進むと前方の棚の落ち際にグレーリーフシャークとホワイトチップがグルグル回っている。
ホウセキキントキの群を見下ろしながら降りて行くとツバメウオの大群に囲まれる。
クマザサハナムロの群を見ながら合わせて動いて行くとイソマグロの群がすぐ側を何度も通り過ぎる。
下からはサメサメサメ。クマザサとアカモンと濁り気味の水。そこから急に飛び出して来るサメと大きなイソマグロ。
あっちだ、こっちだ合図出すのも疲れる程に、飽きる程にイソマグロ

位置アリ環礁中部 POINTFish Head 天候 水温29℃

 2本目辺りから雲が段々薄くなって来た。少し明るくなった水中へ潜降。
エントリーにどうしても時間が掛かってしまうのか又しても流れの上手には届かず、根に辿り着くと中程を過ぎていた。
横に水を黄色く染める程に密度良く固まったイエローバックフュージュラーを見ながらリーフ沿いに上手に移動して行く。
後からハンマーヘッドの音がブイブイと鳴る。今日もヤッパリ後からやって来たナポレオン。なぜ後から近づくのが好きなんだろう。
少し愛想が無いなと思ったら小さいナポレオンが近くでお食事🍙。2匹で追いかけっこを始める。
ここでもツバメウオの大きな群に出会う。普通ここまで固まらないけど今日は2回も大きな固まりに出会った。
流れに乗りつつイエローバックの群の中に入ると大きなロウニンアジが邪魔だとばかりに睨んで来た。

8/18/09 第3日目
位置アリ環礁南部 POINTReethi Thila 天候 水温29℃

 昨日は夕方から天気が崩れ雨。今朝も明け方に土砂降りの雨が来る。風は相変わらず強く、ポイントまでの移動には横風、
横波を受けながらなのでかなり揺れる。砂の斜面沿いに降りて行くと20m過ぎでトールフィンが見えた。
まだ、7mくらい離れている。慌ててゲストにストップかけて、砂地をジリジリ接近して行く。
みんな見る事はできたようだけどカメラの接近にトールフィンゴビーはあっさりと穴に入る。ドラキュラゴビーもすぐに見つかる。ラッキー🎵
斜面沿いに進んで行くとオオメカマスの群が登場。キラキラ光りながらみんなを追い越して行く。
そろそろ棚上に上がろうとしていたらかなり浅めの壁の小さな穴の中にピューっと動く何かが横目に見えた。
まさかと思いつつ覗き込んでみるとフルムーンゴビーの白いからだがヒョロヒョロと穴の天井を移動していた。

  ジンベエサーチその1🍀
 重そうな黒い雲と強い風の中ジンベエサーチが始まる。遠目に見えるドーニに動きが有る。急いで駆けつけるけど間に合わず、海賊失敗。ジンベエは潜ってしまった後だった。

位置アリ環礁南部 POINTHoliday Out 天候 水温29℃

 一番南側のエリアは強い風が吹き抜け、隠れる島影も無い。波が段々大きくなり内海につながるチャネルに避難してドーニに乗り換える。
器材を準備しながらジンベエを屋根の上から探していると、真っ黒い影発見。大急ぎで準備したけど、どうやら間に合わなかった。
時間もないのでそのままダイビング開始。砂地に大きなマダラエイが見える。フュージュラーの大きな群を何度も通過して行く。
又砂地にエイが見えて来た。今度はシッポが白いから、マングローブウィップレイだろう。ジンベエは出なかったけど結構楽しいダイビングだった😄
  
ジンベエサーチその2🍀
 
ボートに戻って波を避ける為に東より移動。風や波を島とリーフが遮って切れているから一応静かな海。
ほんの10分少々の距離だけど全然違うコンディション。でも、ジンベエの姿が無いのは一緒。大きな黒雲が接近して来て雨としぶきで島が見えなくなる程の雨量。これはもう無理だね😢


位置アリ環礁南部 POINTDhigurah out 天候 水温28℃

雨が降っても水中は穏やかなもの。チーム並んで広がってジンベエを探して行く。沖の中層を流して行くけど今日は空振り

8/19/09 第4日目
位置アリ環礁南東部 POINTKudarh Thila 天候 水温29℃


 ちょっと流れが有ったけどなんとか無事に深めの根に辿り着く。ヨスジフエダイが壁のように群れるオーバーハング下を泳いで行く。
ヨスジの群は根のいたる所で見られるからほっておこう。狭いトンネルの中に大きなアカマダラハタが2匹。強いライトを浴びてしばし動きを止める。
ヤギの中の大きなクダゴンベのカップルはカメラの接近にあっちの枝からこっちの枝に右往左往。
モルディブアネモネフィッシュのコロニーでは流れに逆らうクマノミが前だけ向いて忙しくヒレを動かし続けている。

 ジンベエサーチその3🍀 

最後のジンベエサーチ。波の無い東側を行ったり来たり。途中でここまで一番の日差しが指して来て久しぶりにのぬくもりを感じる。
空を見ると大きくV字型に黒雲が避けて日が出ているだけ。晴れているのも一時だけだろう。
今のうちにと目に力入れて海面を睨むが影は浮かんで来なかった。あまりにもはずれっぱなしなので波を覚悟で最後は南部をサーチ。
それでもジンベエは出て来ない😭

位置アリ環礁南部 POINTMaamigiri Out 天候 水温29℃

 本当に最後のチャンス。ジンベエサーチダイブにかける。海底に大きなマダラエイが2匹、砂をかぶって並んで休憩中。
ズンズン進んで行くと沖側の砂地にレオパードシャークが寝ている。すごく久しぶりのレオパード。取りあえずここは止まろう。
レオパードを撮影しているゲストの上に大きなグレートバラクーダが接近。絶好の撮影チャンスだったけどびっくりしてシャッター切れなかったらしい。最後に壁上にマダラトビエイも登場してくれてジンベエが出なかった事以外はとても良いダイブだった🎵でも、ダイビングの後は又も土砂降りの

  ジンベエサーチその4🍀

 なんと、最後のつもりだったけど、サーチで頑張り過ぎて少し時間を押してしまったのと天候がドンドン悪化しているので環礁を渡れなくなってしまった。
昼ご飯にして雨が止むのを待っていたけど、なかなか止まない。少し降り方が弱くなった所で一応探してみたけど、偏光レンズに付く水滴で視界は妨げられて、よく見えない。風雨で体は冷えきって行くばかりで結局、何も無し😢

位置アリ環礁南部 POINTAri Beach out 天候 水温29℃

 ここまで何も無いと流石に弱気になる。実際潜ってみてもプランクトンは余り無い。壁沿いに降りて行くと大きなイソマグロが8本ぐらい群れて壁沿いを通過。しばらくしたら又同じ編隊が反対向きに泳いで行く。
壁沿いには色々なリーフフィッシュが見られ、メニーバンドパイプフィッシュやイエローティアドロップバタフライなどインド洋産の魚も多い。ジンベエはいない💦

8/20/09 第5日目
位置アリ環礁南部 POINTVilamendhooThila 天候 水温28℃


 今日は絶対に環礁を渡らなければならない。朝早くからボートを北に動かして少しでも南マーレよりのポイントで1本目を潜る。
潜降してすぐに沖側にグレートバラクーダが登場。深めの小さいオーバーハングでインディアンバタフライを観察。
外洋を見ながら泳いでいると大きな個体のギンガメが少し群れている。外洋側のリーフを見下ろしながら流して行くと砂の溜まった棚に大きなマダラエイがいた。グルリと根を廻って内側に出る。根から少し離れた下の方にマダラトビエイが見える。よく見ていると回りにも何匹か泳いでいる。
子犬がじゃれ合うように、追いかけっこ下もするように遊んでいるマダラトビエイ。上がって来いよって言ってみた。上がって来た。びっくり👊

位置南マーレ環礁 POINTGuradhoo Corner 天候 水温28℃

 ドーニに乗り移りチャネルを進んで行くと流れがいい。期待値が上がる。浅い棚上に行けば流れはもっと速くなる。
引き込まれないように沖側に向かって泳ぎながら潜降。流れが壁に沿って横に向かう流れに乗ってコーナーを目指す。
下に見えるナポレオン、クマザサの大きな群とロウニンアジ、流れに乗りつつ通り過ぎて行く。壁がグッと深くなる辺りでマダラトビエイが4枚、編隊組んでホバーリングしている。外人チームが寄って散らしそうになったのは焦ったけど、トビエイは少し深場に移動してホバーリングを続けてくれた。
御陰で根待ちしている間はほとんどずっと目の前で見る事ができた。近くにホワイトチップ、遠くにグレーリーフシャーク。
頭上に大きなイソマグロ。流れに乗って深度を上げながらチャネルに入ってくと大きなナポレオンがボーッとしている。

位置北マーレ環礁 POINTHeart Giri 天候 水温28℃

 最後はノンビリ浅いトップを持つ根でリラックスダイビング。シモフリタナバタウオは暗がりが好き。みんなの接近に早々に気が付いてゆっくり穴の奥に逃げて行く。クダゴンベはヤギの中に隠れていた。
上の方ではハナタカサゴの群がスーッと移動して行く。メニーバンドパイプフィッシュもリーフの小さい穴の中で潜んでいる。ベンテンコモンエビは素手だと少しクリーニングしてくれる。レッドラインピグミーゴビー、ベニハゼの一種だけど久しぶりに見たな。浅場の枝珊瑚の隙間にヒレながハギの幼魚が住んでいた。
 
悪天候にめげずに和気あいあいだった、みんなが帰って今日は土曜日。空は青く。風は少しひんやりと穏やかにふいている。みんな、今日は嫌みな程にいい天気だよ😊



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