マンタ・ハンマーゲット♪ ジンベイは・・・

2009年9月7日(月)

8/30/09 第1日目
位置:北マーレ環礁 POINT:Lankan Reef 天候:// 水温:28℃

気持ち良く晴れていたと思っていたら、エントリー直前に急に曇りだす。激しい雨と風がやって来た。あれっ、と思っている間に島の影は霞んで行く。水面で全員が入るのを待っているとドーニは風に押されてドンドン沖に押し出される。なんとか揃って潜降を始めると海底など見える物の無い暗い深い海が下には広がっている。ちょっと大変だったけど泳いで、泳いでやっと海底が見える所までやって来て一安心。でも、少し南に流されたようだ。弱い流れに向かってクリーニングロックにやっと辿り着く。マンタは1枚根の上でクルリ、クルリ回りながら気持ち良さそうに漂っていた。😄

位置:北マーレ環礁 POINT:Sunlight Thila 天候: 水温:28℃

リーフィング前、全員集合するのを待っていると遠くで跳ねていたイルカ達がリーフ沿いにやって来てボートの前方の海面はイルカだらけ。ドーニで出発してもイルカの群は周りを泳ぎ回っている。いよいよエントリー開始。水に入るとキューキュー、ピーピーイルカの声に前進を包まれる。イルカが30頭ほど固まってこっちに向かって泳いで来る。浅い深度のままベルを鳴らして指差しながら振り向くとまだ1人も入って来てない。真下を通過して行くイルカ達。やっと1人目が入った。今日のチームは経験値の浅いメンバー。一人一人ゆっくりとエントリーしている内に去って行くイルカ。
 結局誰もイルカの姿を水中で見る事はできなかった。入った瞬間から出るまで油断できないのだ。😳


位置:南マーレ環礁 POINT:Kuda Giri 天候: 水温:28℃

出発前に、アンカーやブイを使わないここモルディブのエントリーと潜降について話す。まだもたつくけどテンポは少しよくなったようだ。カスミアジがクマザサハナムロを追いかけている横を進んで行く。チビイソマグロが群れて沈船の周りを泳ぎ回っている。岩陰でユカタハタがベンテンコモンエビに掃除されているのを見ていると真後ろを大きなイソマグロが3匹、一列になって泳いで来て目の前でターンして行く。見上げると大きなカスミアジの群に混じって小さめのロウニンアジが守られるように泳いでいた。😊

8/31/09 第2日目
位置:南マーレ環礁 POINT:Medhu Faru 天候: 水温:28℃

エントリー、ちょっと濁った水の中を落ちて行きつつ最後の一人が入るのを確認。沈み始めた最後尾の人の近くを大きなモブラが通り過ぎて行く。ロウニンアジのたまり場で根待ちしていると棚上側からマダラトビエイが泳いで来る。
なかなかロウニンアジの群は出て来ない。壁沿いをやって来る大きなマンタ。ゆったりとゆっくりと通り過ぎて行く。ハナヒゲウツボの穴の手前、大きなマダラエイがじっと固まっている。1ダイブでエイ4種ってなかなか無いよね。
目指したロウニンアジの群は少し壁から離れた所に居たんだけど、どうも警戒しているのか寄れば濁りにむこうに消えて行く。😰

ジンベエサーチその1
天気もよく、波も静か。暑い日差しの中、海面を見つめながら影を探す。ディグラ、アリビーチ、ディッドゥ、アリヤドゥー、マアミギリ、ホリディ、サンアイランド、どこも青い海が広がるだけ。😭

位置:アリ環礁南部 POINT:BoduFinoluThila 天候: 水温:28℃
サーチで見つからないなら深場の根ならどうだろう。モブラが1枚泳いで行く。6本まとまってイソマグロが根の側を行ったり来たりしている。大きなコーラルブロックの下に大きなナースシャークが2匹隠れている。結局、ジンベエには会えないままタイムアウト。水面に上がると以上に暖かい水温。ちょっと温泉につかっている気分でドーニを待っていると20m先に無数のイルカの背中が見えた。言っていいのって聞かれるまでもない。この状況なら行っちゃうでしょ。頑張ってダッシュ。でも、器材を背負ったダイバーの水面での泳ぎは遅過ぎ。イルカはどこかへ消えた後。😵

ジンベエサーチその2
緊急事態だ。ドーニのドライブシャフトがずれてしまった。ドーニを内海に運ぶ、ゆっくり進む船から海面を見下ろし続ける。ここでも影は見つからない。内海にドーニを置き去りにして再び外洋で、ジンベエサーチ再開。ボートの目の前で跳ねるカジキ。棚の落ち際を体をうねらせてゆったりと泳ぐカジキの姿がはっきりと見える程水が澄んでいる。ジンベエはいない。😭

9/1/09 第3日目

位置:アリ環礁南部 POINT:Dhidhdhoo Out  天候: 水温:28℃

今日もカジキがよく跳ねている。青がキレイな抜けた海。壁沿いから沖に3チーム並んでジンベエを探す為のダイビング。でも、これだけ青いとちょっと厳しいかな。カジキの方が出るんじゃないかってわくわくして来る。壁際の浅場にイルカがいたらしい。壁側の1チームだけは見られたけど、青い水チームは見ずじまい。

ジンベエサーチその3

リリービーチ方面で出ていたって情報が有ったのでアリ環礁の東面を北上しながらジンベエを探して行く。3時間ゆっくり進む。リリービーチも過ぎた。戻りながら探そうかって船をチャネルに入れると根の側にヒレが見える。ちょっと遠い。イルカか、マンタか、ジンベエか。船を少し寄せてみるとマンタでした。じゃ、潜ってみよう。😍

位置:アリ環礁南東部 POINT:Maagiri 天候: 水温:28℃
アウトカレントのチャネルの中程にある離れ根の横をマンタが流れに逆らいつつご飯中。ドーニで根に近づいてエントリー。斜面沿いを降りて行く。海底は珊瑚の隙間に白い砂の明るい景色。海面を見上げて待ってみたけどエントリーの時まで見えていたマンタは姿を見せない。結局最後までダイビング中は姿を見せなかったマンタ。ドーニに上がって帰り道、さっきと同じ場所にちゃんとマンタは戻って来ていた。

位置:アリ環礁中西部 POINT:Fish Head 天候: 水温:28℃
潜降して行くとナポレオンは待っていたよ的に根から離れてダイバーに向かって寄って来る。根に辿り着くとすぐ側でタイマイが食事に夢中。流れが弱く、濁った水、根の上まで追い込まれているイエローバックフュージュラー。ロウニンアジやイソマグロが突然間近に現れる。盛んにアタックを仕掛ける捕食魚の御陰で魚影はドンドン濃くなって行く。そんな周りのワイワイな感じを無視してナポレオンはゲストの周りから離れない。ヤギの中にはクダゴンベが2匹並んで枝に止まっている。


ジンベエを探して旅しているうちにコースは東に寄り1日早くフィッシュヘッドに着いてしまった。運良く天候、風向きの心配も無く近くの島影に船は停泊できたけど、ここにはいつもの無人島は無い。パウダー玉スノーケリングも今週はパス。


9/2/09 第4日目
位置:アリ環礁中東部 POINT:Fish Head 天候:🌁 水温:28℃

昨夜遅くなってから土砂降りの雨が来て風向きが少し不安定なのが心配だけど、
今日はいつもと違ったエリアでのジンベエサーチの予定。ポイントが重なってしまうけど、時間節約、一番近いフィッシュヘッドに再びダイビング。今日もナポレオンのお出迎え。クマザサハナムロは蚊柱か屏風岩のような形の群を作っている。模様を浮かべたイソマグロとロウニンアジがほとんど同時に襲いかかって行く。ツバメウオも大きな固まりになって登場してくれて感謝です。

ジンベエサーチその4
アリ環礁北東端、ガンゲヒに足を伸ばしてジンベエサーチ。環礁内側のリーフ沿いに船を北上させて行く。北端辺りで大きな波が出始めUターン。結局ジンベエには会えずじまい。明日のハンマーで頑張ろう。😭

位置:アリ環礁北部 POINT:Genburugau Faru 天候:🌁 水温:28℃

珊瑚の斜面のリーフを降りてノンビリ穏やかな海を進む。初日一緒に潜った経験値浅いチームはこの旅の間に見違える程上達していて、テンポのいいエントリーとまとまってスムーズに泳ぎながら潜降して来る姿は全く別のチームのようだった。固有のチョウチョウウオ、マダガスカルやイエローヘッドを見たり、エヴァンスアンティアスを眺めたり。ノンビリ進んで行く。バブルコーラルシュリンプを見ていたらすぐ脇の岩にお菓子のような可愛いウミウシも見つかる。

位置:アリ環礁中東部 POINT:Madivaru Corner 天候:🌁 水温:28℃

天気がかなり不安定になって来たけど、無事ラスドゥーに到着。ドーニが到着する頃には雨も止んで風もおさまって来る。エントリーしてすぐ目の前の棚上にブラックピラミッドバタフライの大群とムスジコショウダイの群をしばし眺める。イソマグロとすれ違いながら外洋に面した壁沿いに進んで行く。アケボノハゼを見ているとすぐ近くまで来た大きなグレーリーフがゆったりとターン。何度もやって来てはターンして行く。少し壁沿いに進むと6匹のグレーリーフシャークが壁沿いにグルグル同じ所を回っている。砂地に進みドラキュラゴビー。この間見つけたナンヨウハギの子供はまだ同じ珊瑚にいたけど、珊瑚の隙間に逃げ込んだナンヨウハギにゲストが接近し過ぎ。どんなに見たくてもそれじゃ絶対出て来ないよ。最後に大きなギンガメの群に出会って、てんこ盛りのダイビング終了。


9/3/09 第5日目
位置:ラスドゥー環礁 POINT:Rasdhoo Madivaru 天候:🌁 水温:28℃
海底の見えないまだ暗い海を降りて行く。15m過ぎ、取りあえずビデオの電源を入れて、20m過ぎメニューを開いて、25m過ぎホワイトバランスを取ろうとした左手側から2頭のハンマーがこっちに向かって来る。早すぎる登場。慌ててベルを振る。2頭のハンマーは遊ぶように一緒に泳いでいる。クルリと回ったり上がったり降りたり。流れに逆らって進むハンマー。置いて行かれないように必死でついて行くダイバー達。又クルリと回るハンマー。

位置:北マーレ環礁 POINT:Lions Head 天候: 水温:28℃
今日はドーニのトラブルで未消化の1本も潜るので4本目まである。2本目は北マーレ南端のヴァドゥーチャネル沿いのポイント。透明度がグンと上がり普段は見えない深い場所も透けて見える。ブルーの中を漂うのが気持ちいい。
大きなナポレオンが斜面沿いに人間を避けるように距離を取って泳いでいる。斜面で岩に化けているつもりのアカマダラハタがいたけどゲストの急接近にロケットスタートで逃げて行く。トップリーフのブラックピラミッドは大量で澄んだ水といっぱいの日差しで印象深かった。

位置:北マーレ環礁 POINT:Lankan Reef 天候:  水温:28℃
今日もウネリが強い。透明度もさっきのダイビングの後だけに一層汚く感じる。クリーニングロックに着いてもなかなかマンタは出ない。根の上を更に上がりながら通過して行くマンタがいる。これは戻って来なかった。根の南側のチームから合図が聞こえる。濁っていてどこに誰がいるのか見えない。当然、何を見て鳴らしているのかも分からない。取りあえず急いで行ってみると遠ざかったり戻ったりしているマンタがいる。南の根でいったんクリーニング体制に入るけど何か気に入らなかったのかスーッと去って行った。

位置:北マーレ環礁 POINT:Potato Reef 天候: 水温:28℃
ジンベエを追いかけて、ハゼポイントは一度も寄れなかった今週。最後くらいはマクロも見てみよう。馴染みのトールフィンの巣穴へ一気に向かう。意外にみんなぴったり張り付いて砂地に腹這い。近くで他のハゼも探してみよう。何故かサイズが倍は違う2匹のドラキュラが一緒に暮らしている。もう1匹トールフィンがいたけど、ハゼに急接近するゲストに勢いに驚いたんだろう。穴に入ってしまった。砂地を越えて根の反対側に向かう。久しぶりに覗いてみるとまだ同じ穴にフルムーンゴビーがいた。でも、ハナダイが騒ぎ過ぎてフルムーンは穴の奥に消えてしまった。












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