意外と知らないカイメンについて

2012年9月18日(火)

1. 私達が、食器や車を洗うために日常使っているスポンジについて深く考えた事はありますか? 何で構成されているのか、不思議に思った事はありませんか?

昔のヨーロッパの人々は、水道水のフィルターやヘルメットの内側のクッションとして様々な目的のために柔らかいスポンジを使用してきたようです。合成樹脂のスポンジが発明されるまでは、清掃用だけではなくペンキを塗るためや陶磁器を作る際にも使われていたようです。

全てのスポンジは、海に生息する海綿動物(カイメンとも呼ばれている。英語:スポンジ)から収穫されていましたが、過剰な収穫が続き20世紀半ばで絶滅の危機にさらされたため、最近では生態系の整った美しい海でしか、巨大で様々な種類のカイメンは見られないと言われています。


写真提供:ワカトビゲスト: Warren Baverstock verstodigital.com



2. 動物が進化してきた過程で考えてみると、海綿動物は5億年前から存在する最も原始的で単純な動物であり、多細胞生物で最も古く生きている動物なのです!

カラフルで健康なサンゴ礁と巨大なカイメンが生息するワカトビの海では、多種多様な生物に遭遇することができるだけではなく、特に広角レンズで水中写真を撮るフォトグラファーにおすすめできる場所です。生物はそれぞれ異なった生息地を好みます。様々な生息地があるということは、自然とそこに住む生物達も多様ということになります。ワカトビの海は、そんな小さな生物達を好む、マクロレンズ派のフォトグラファーも魅了させてくれる場所です!


写真提供:ワカトビゲスト: Warren Baverstock verstodigital.com



3. 水の流れを最大限に活用できるよう、壷状のものや扇状、筒状のものなど形も様々で、同じ種類でも生息環境によって色や形が異なる場合もあるようです。


写真提供:ワカトビゲスト:Luc Eckhaut



4. 熱帯の海に生息するスポンジは環境が変化する中、毎年ほんの少しずつ成長し、200年以上生きてきたとされています。ワカトビのように大きなカイメンがたくさん生息する海は、生態系が整っている証拠です。


写真提供:ワカトビゲスト:Steve Miller



5. カイメンは表面に子孔と呼ばれるたくさんの穴を持っていて、ここから水を取り込んでいます。 呼吸や消化、排泄を行うためのはっきりした器官を持たない代わりに、水が循環することにより全ての機能をサポートしています。水を取り込む際に、食物も一緒に摂取しているのです!


写真提供:ワカトビゲスト:Warren Baverstock



6. ウミガメの中でもタイマイは藻類や刺胞動物、クラゲ、イソギンチャクを主なエサとしていますが、特にカイメンを好んで食べ、全体の70%から95%はカイメンを食べているそうです! カメが食べるいくつかのカイメンには、毒性があるものもあるため、他の生物にとってカメの肉は、有害になる場合もあります。

ワカトビには、タイマイのほかに藻類や海草を好むアオウミガメが生息していて、私達によく姿を見せてくれます。


写真提供:ワカトビゲスト:Wayne MacWilliams



7. 他のウミガメと比べると、タイマイは尖ったくちばしをしていて、前足に2つの爪を持っている点の他に、甲羅の縁がギザギザしていることも大きな特徴として挙げられます。


写真提供:ワカトビゲスト:Luc Eckhaut



8. 胃腔と呼ばれるカイメンの内側の空洞部には、鞭毛をそなえた襟細胞が多数あり、この鞭毛によって小孔から大孔への水の循環を引き起こしています。中に運ばれた水はフィルターを通じ、栄養のある粒子と酵素とに分けられた後、大孔と呼ばれる開口部から水を排出しています。





9. こんな白い煙のようなものを見たことがありますか?

カイメンは無性生殖と有性生殖の両方を行うのですが、無性生殖として表面から目が成長して繁殖するのもあれば、芽球と呼ばれる芽を体外に放出して繁殖する種もあります。カイメンの一部が水の流れや波により壊れてしまっても、適切な表面に再接続し、小さいながらも本来の働きをし始めます。

多くの個体が、卵と精子の両方を生産する雌雄同体で、ほとんどの種が月のサイクルにそって産卵を繰り返しています。


写真提供:ワカトビゲスト:Kendra & Mike Chittended



10. ワカトビのように様々な生物が生息している海では、生活空間の競争になります。カイメンの根元部分になる硬い部分には無脊椎動物なども住んでいるため、いくつかのカイメンは他の生物が嫌がる物質を発し、自分のスペースを確保したりします。

このような有機化合物がカイメンから多数発見されていて、 抗 HIV 薬として用いられている薬と類似した構造を持っていたり、心臓病や関節炎などに有効である構造を持っていたりするため、医薬品の候補として期待されています。


写真提供:ワカトビゲスト:Nicolas Aznavour



11. カイメンは、様々な生物の宿主でもあります!

何か隠れた生物を発見できるかもしれないので、ダイビング中にカイメンを見た時は、周りをチェックしてみましょう!


写真提供:ワカトビゲスト:Wayne MacWilliams



12. ドゥニア バル(インドネシア語:新世界)というダイブサイトでは、ドクウツボのペアがミズガメカイメンを住み家にしています。

ドクウツボは、ウツボ科の中で一番大きい種で、体長3m/体重30kg程にまで成長します。鋭い歯と大きい口で恐そうな顔に見えますが、挑発しない限りダイバーに対し積極的に攻撃してくることはありません。主に魚や甲殻類をエサとし、よくハタと協力して一緒に狩りをしています。

ウツボは視力が悪いため、底を這いずりながらエサを探します。そしてハタは、獲物が割れ目や穴に入るのを見かけると、近くに協力してくれるウツボがいないか探します。そしてウツボを見つけると、頭と背びれを振りはじめ獲物に向かい変なダンスをし始めます。そしてその隙を狙ってウツボは獲物に襲いかかるのです!

一部の海洋学者達は、このように協力しながら狩りをする知識は、私達人間が彼らの知性を進化させたと考えられているそうです。


写真提供:ワカトビゲスト:Luc Eckhaut



13. この写真のイロカエルアンコウは、完璧に白いカイメンに擬態し、何も知らない魚や甲殻類を待ち伏せして狙います。また、カエルアンコウは頭部の独特な釣り竿(先には疑似餌のエスカがついています)を使って、獲物を誘き寄せます。

カエルアンコウは生息する環境に似せるために、ゆっくり色や質感を変えることもできるそうです。私達ダイバーが見つけるのに苦労するのが、うなずけます!


写真提供:ワカトビゲスト:Ken Knezick



14. カイメンの周りをチェックしてみると、割れ目に隠れながら生活している小さなハゼやギンポなどを見つけることが出来ます。

ギンポの仲間は、特殊な腹びれを持っているため、岩やサンゴの枝、カイメンなどにも上手に着底することができます。目の上には、皮弁と呼ばれるまつ毛のようなものがあり、これは藻類などに似せカモフラージュするためのもののようです。

ハゼとギンポの簡単な見分け方は、尾の違いにあるのをご存知でしたか? ギンポの仲間は常に曲がった尾をしているので、今度確かではない時は尾をチェックしてみるとすぐに分かりますよ!

これらの小さな魚達は警戒心が強いため、アングルを合わせるのに苦労しますが、落ち着いて撮影すると、彼らの笑顔もアップで撮ることができます。


写真提供:ワカトビゲスト:Lisa Collins



15. ワカトビのダイブガイド(ダイブ・エクスペリエンス・マネージャー)は、生物が好む生息地をよく知っているため、小さな生物を見つけるのがとても上手です! 滞在中はそんな彼らから、水中世界の秘密を聞き出してみましょう。


写真提供:ワカトビゲスト:Steve Miller



16. ピンクスクワットロブスターは、小さい生物を撮影するのが好きなフォトグラファーに人気の被写体です。鮮やかなピンク色に、赤い目、そして明紫色の細線が体中に生えているのでとても派手なエビです。日本ではまだ記録がないため和名はありません。

コシオリエビ科に属するので、何とかシュリンプという名前かと思うかもしれませんが、なぜかスクワットロブスターと英語では呼ばれています。ミズガメカイメンの割れ間を生息地として好むため、今度ダイビングに出かけた時はチェックしてみてください!


写真提供:ワカトビゲスト:Steve Kraus



17.

写真提供:ワカトビゲスト:Warren Baverstock



18. 海綿質繊維からなるカイメンは、硬い骨片を持たないため、スポンジとして様々な用途で使われてきました。地中海産、紅海産のカイメンが柔らかく、品質が高く重宝されているようです。

カイメン/スポンジについて、色々発見がありましたか?


写真提供:ワカトビゲスト:Frank Owens


みんなの楽園

2012年8月31日(金)

ワカトビには、素晴らしいサンゴ礁と他ではなかなか見られない珍しい海洋生物がたくさん生息しているので、ダイバーにはたまらない場所です。また、ダイビングをしない人にとっても、スノーケルやカヤック、パドルボードなど様々なマリンアクティビティを用意しているので、十分楽しめる場所です。

海に入りたくない人は、ビーチでヨガや日光浴、あるいはバードウォッチングやスパでリラクゼーションマッサージ、そしてブティックで軽くショッピングも楽しめます!

グルメな方には、5つ星のレストランシェフが腕を振るった料理をお楽しみ頂けます。南国の島で思いっきり遊び、リラックスした後はフュージョン料理をお楽しみください。

ワカトビでは色んな事ができ、誰もが楽しめる場所なのです!


写真提供:ワカトビゲスト Berkley White

最近では、手付かずのまま残っているサンゴ礁はほとんどなく、また、そういったサンゴ礁を見つける事は、非常に困難です。

Wakatobiエリアの素晴らしいサンゴ礁の存在は、ローカルコミュニティをベースとして共同で環境保全が実践されており、乱獲や破壊的な漁法を避けるために、近隣の村からサンゴ礁(リーフ)を“賃貸(リース)”していることによるものです。

これにより、村の人々はサンゴ礁の価値について教育をされ、観光客を通して与えられる経済価値が共有されることにより、生存と繁栄のもう一つの意味について、彼らに気づきを与えることになったのです。

Wakatobi の全てのゲストは、環境への影響を最小限に抑えるために、浮力のコントロール、サンゴ礁にダメージを与えない水中写真の撮影方法、魚たちの習性について理解を深めるなどの安全なダイビングをするよう心がけています。広大で色彩豊かな景観と広範囲に広がる生物の多様性は、地域住民やゲストの皆さんと誠実に守ってきた結果なのです。



オオカマスの体は細長く、滑らかな鱗で覆われた体をしていて、ちょっと怖そうな顔をしています。食欲旺盛な彼らは、獲物に追いつくために最大速度43キロ(時速)という驚きの速さをもつ好戦的な捕食者です。オオカマスは1m程にまで成長し、黒っぽい尾びれに黒い縁があります。そして、鋭い歯に長い円筒体と大きな三角状の顎がとても特徴的です。

大きな群れをつくるブラックフィンバラクーダは、近づいてもあまり逃げないため私達を楽しませてくれます。


写真提供:ワカトビゲスト Robin Y. Smith

Wakatobiのサンゴ礁や生物たちは、マクロとワイドの両方のアングルを選択できるので、熱心なフォトグラファーにはたまらない場所です。

ワイド派のフォトグラファーは、独特な風景を捉えようとしてみたり、見たまま、感じたままに、捉えようとしてみたりします。広角撮影は大型の生物から風景、ダイバーまでと被写体も豊富です。多くの場合、広い範囲を対象とした写真ではありますが、ときには多くの人々が目にも止めないような場所を対象にしたりします。


写真提供:ワカトビゲスト Claus Meyer

広角撮影は、リーフの全体像をより広い視野で撮影することが可能です。フォトグラファーが直面する主要な問題は、潜行する深度の影響を受けて変化する色やコントラストの調整です。赤やオレンジなどの日光よりも長い波長は、水中ですばやく吸収されてしまうため、肉眼では全てのものが青から緑色に映し出されるのです。色落ちは垂直方向だけでなく、水平方向にもあらわれるため、カメラから遠く離れた被写体は、無色でぼんやりしたものになります。

このような問題を解決するためにフォトグラファーは、2つの方法を組み合わせているようです。1つ目は、水平方向の色落ちを最小限に抑えるため、出来るだけ被写体に接近すること。2つ目は、深度による色落ちの復元のためにフラッシュを使用することです。効果的なフラッシュは、全領域の可視光を照射することにより、色落ちした箇所を「蘇らせる」ことができるのです。

ダイビングテクニックもまた、撮影画像に大きな影響を与えます。中性浮力のちゃんととれたダイバーは、環境を破壊したり、かき乱したりしないため、水中生物を脅かすことが少なくなるためです。Wakatobiでは、撮影時のアドバイスや水中で三脚の役目をし、素晴らしい水中写真が撮れるようサポートしています。


写真提供:ワカトビゲスト Janet Parker

ワイド派とマクロ派で比べてみると、ワイド派のフォトグラファーの方が圧倒的に少ないですが、広角撮影では時に劇的な写真を撮影することができます。

広角撮影では、被写体により近く接近することができ、これは被写体とレンズの間の水量を減らすことを意味しています。全ての水には、粒子状の物質を内在に含んでいるため、被写体とレンズの間の水の量を減らすことにより、より詳細に撮影することができるということになります。

ギンガメアジの群れのような大きな被写体に接近するには、広角レンズを使用することでより広い角度をカバーする必要があります。被写体に近づくことのもう一つの利点としてはストロボや人口照明による光を長い距離を通過することなく、被写体に届かせることができることで、これにより鮮やかな撮影が可能となります。

ギンガメアジは、体調1mまで成長し、体色はシルバーですが、求愛時の雄は黒色になり、幼魚は黄色っぽい色をしています。バラクーダと同様に群れで行動し、1500匹以上の群れを形成することでも知られています。


写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith



サンゴ礁の隙間や割れ目、ヤギ科の巨大なウミウチワの枝の間、サンゴのポリプとイソギンチャクの間などで、非常に多くの小さくて不思議な生き物を発見することができます。

Wakatobiのダイブガイドが、驚くほど小さいマクロの生物たちを見つけ出すと、きちんと見えるようゲストに水中メガネを渡します。水中世界のこうした生き物は、私達をいつも驚かせてくれます。

カラフルで種類が豊富なカエルウオは、マクロ派のフォトグラファーにとって魅力的な被写体の一つです。カエルウオは全て細長い体型をしており、長く続いた背鰭、胸鰭の前にはっきりと位置する腹鰭を持ち、そして、水底で体を曲げて休息する習性があります。ほとんどの種類が藻類を食べる時に使用する多数の小さな櫛状の歯を持っています。そして、浅瀬で見られる事が多く、岩穴から可愛い顔をのぞかせています。


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick

その生物は、どこで見つけることができるのか? どのような生息地で、どの程度の水深で見つけることができるのか?どの被写体が素晴らしい写真となり、また、その背景はどれが最適なのか?その生物がどのような行動をとるのか?などなど・・・パーフェクトなマクロショットのために、少しリサーチも必要です。

Wakatobiのエリアには、様々な種類のウミウシがいます。マクロ撮影の初心者にとって、このような生物たちは動きがゆっくりなため、最適な被写体と言えるでしょう。

ウミウシは、頭部に触覚、味覚、臭覚を司る敏感な触手を持っていて、地球上で最もカラフルな生物と言えるでしょう。進化の過程をたどると、ウミウシに分類されるある種類が貝殻を捨て去っており、これは新たな防御システムを発達させたことによるものだということが分かっています。また、いくつかの種類は、生息環境に似せ周辺の植物を模倣した色や柄で外見を進化させた種もいれば、特に目立つように明るくカラフルな柄をしている種もいます。このような色鮮やかな被写体は、マクロ写真をいっそう引き立たせてくれます。



マクロ生物が大好きな方々には、ワカトビのリーフを強くおすすめできます。

誰からも好まれる生物のひとつに、ピグミーシーホースが挙げられます。デニースピグミーシーホースは、ヤギ科のウミウチワを住処としている上に、とても小さいので、見つけることがとても難しいのです。そして、その擬態はとても巧妙であり、実際に棲家となっているヤギの調査で研究室に運ばれるまで、実在に気付かれなかったほどです!デニースピグミーシーホースは、わずか1.5cmまでしか成長しない小ささなのです。

このようなとても小さな生物を撮影することは、大きなチャレンジになりますが、小さな生物にダメージを与えないよう考慮する必要もあります。Wakatobiのダイブガイド達は、この目標を達成するために”人間三脚”として、ゲストの皆様の撮影をサポートしています。ガイド達は指示棒を使い、自分自身をリーフ上の岩や砂地に安定させ、お客様が安定した位置で接近して撮影できるようサポートをします。これによる撮影結果は明らかです!





WakatobiのVIPプログラムのひとつ、蛍光発光ダイビング(FLUO DIVE)は、他では体験できないとても新しいダイビングの楽しみ方です。

このダイビングプログラムは、蛍光発光の歴史やこの現象の説明、使用する特別な器材についてのプレゼンテーションから始まります。そして、プライベートガイドと共に一生思い出に残るダイビングに出かけるのです!

蛍光発光ダイビングでは、マスクの上に専用のフィルターを付け、UVライトを使ってダイビングをするという通常のダイビングとは少し違った潜り方です。

燐光や生物発光とは違い、蛍光発光は1つの光の波長(色)が吸収され、異なる波長(色)が放出されることで、全体として異なる波長(色)となる仕組みです。白色光の下での蛍光物質は、その物質の本当の色が写し出されますが、紫外光(ブルーライト)下では、青を吸収し、全く異なる明るい鮮やかな蛍光色が再放出されます。サンゴや生き物達が発光する姿は、想像以上に幻想的です。

この現象を写真に収めるのは、レベルの高いスキルだけではなく、浮力のコントロール、カメラ設定に関する深い知識が必要となります。



日が沈み、夜空に星が輝き始めると、日中活動的であった海中生物は、休息のため様々な「我が家」へ帰っていきます。同時に夜行性の生き物たちは、穴、サンゴや岩の裂け目や割れ目から出てきます。

ナイトダイブでは、水中世界の違った面を見ることができます。カニ、ロブスター、エビなどの甲殻類を見るには絶好の時間です。タコやイカは自由に泳ぎ周り、サンゴへの擬態のために、体色や模様を変えていきます。日没後に、サンゴがポリプを広げ開花し、海水に含まれる栄養分を吸収する姿は、とても美しい景色です。

また、ある生物は、暗闇の中で光を生成して、発光します!ナイトダイブを楽しむためには、ゆっくりと落ち着いて観察をする必要があり、ゆっくり見てみると、多くの発見があるはずです。

タコやイカは、素早く体色を自由に変える能力をもっているので、”海のカメレオン”とも呼ばれています。彼らは、感覚器官を進化させ、巻貝より大きいサイズの脳を持っているため、脊椎動物の中で最も頭が良い生き物とされています。イカやタコなどの頭足類の神経系は最も複雑であり、脳と体の比率は、温血脊椎動物と冷血脊椎動物の中間にあるとされています。自然界でも発達した目を持つ彼らは、色を変化させたり、光の偏光を使って他の頭足類とコミュニケーションをとったり、擬態して外敵の目を欺いています。


写真提供:ワカトビゲスト Paul Sutherland

白い砂浜、青い海、暖かい日差し、心のこもったおもてなし。ワカトビダイブリゾートのある島は、高い所で海抜300mのサンゴに囲まれた美しい島です。

この島のサンゴ礁は、まるく輪のように形成されていて、島の周りにはラグーンと呼ばれる浅い水域が広がっています。これは、海の火山からの溶岩が蓄積し、その上に堆積物が蓄積されることによって形成されたものです。火山が活動を停止し、沈降して島が形成されました。そして、新たな島の海岸周辺で、生物が住み始めたのです。

この島は、硬い岩の様なサンゴの骨格と砂で形成され、ビーチは小さな貝殻の欠片やサンゴの欠片により構成されています。静寂に包まれたWakatobiの島を歩くと、たまに鳥やトカゲの鳴き声が響いてきて、リラックスした時間を過ごす事ができます。



魚には興味がない’と言う方には、カヤックをおすすめします。
カヤッキングは良いエクササイズにもなり、島の周りにある数多くの入り江や小さな湾を透き通った海を眺めながら探検できます。1〜2人乗り用のカヤックは、簡単に乗り降りができ、座る位置を調節することもできます。それぞれがパドルを持っていくので、休憩をしながら自分たちのスペースで楽しむ事もできます。

もう一つのおすすめのアクティビティとして、パドルボードがあります。ボードに立って、または座ってパドリングします。座っている時と立っている時では、周りの風景が違って見えるので試してみてください。

そして、リゾートにはスパもあります。バックマッサージ、ダイビング後に筋肉をほぐすディープ・ティシューマッサージ、ボディスクラブ、ペディキュア、マニキュア、フェイシャルなどメニューも豊富で、経験豊富なスタッフがお客様の要望に応じて対応いたします。



ダイビングの資格を持っていなくても、スノーケルを付けて泳ぎに行くだけでWakatobiの美しいサンゴ礁を十分堪能することができます。

スノーケリングの最大の魅力は、スキューバダイビングの講習や器材なしで、リラックスした状態で海の中を観察できることでしょう。最小限の労力でできるので、年齢に関係なく楽しめるのも利点のひとつです。

Wakatobiでは、スノーケルのガイドがゆっくり丁寧に説明を行いますので、初心者の方でも安心して参加することができます。



一日が終わろうとしています。太陽は水平線に沈みはじめると、壮観な夕日が現れます。

バンガローやヴィラから美しい夕日を眺めるのも良いし、ジェティーバーやロングハウスで仲間と冷たいビールを飲みながら、鮮やかな赤からオレンジ色、ピンクそして紫と刻々と色を変える素晴らしい眺めをお楽しみください!




可愛らしいフグたち

2012年8月14日(火)

子犬の様なタヌキの様な、こんな可愛らしい顔をしたフグを嫌う人はいないですよね?

子犬の様なタヌキの様な、こんな可愛らしい顔をしたフグを嫌う人はいないですよね?

フグ科の魚たちは、大きな棘を持つハリセンボン科にも良く似ていると思いませんか?(ハリセンボン科の魚達は、皆さんもご存知、襲われたときなどに体を膨らませ棘を立てて身を守る魚です。ストレスになるので、むやみに膨らまさないで下さいね。)


Photo copyright: ワカトビゲスト Larry Abbot

泳ぎがとても上手という感じではありませんが、フグ科の魚は胸びれ、背びれ、臀びれ、そして舵の役目を果たしている尾びれを上手に使って泳いでいます。ゆっくり泳いでいるためターゲットにされやすいですが、襲われそうになると、それぞれのヒレをフル活動させて一目散に逃げ出します。この素早い避難技はフグ科のディフェンス方法のひとつでもあります。

そして、この写真のようにハリセンボンの目には、水面からの明るい光を反射できる玉虫色の層があります。この層が、サングラスのような役割を果たしているため水中で物事をはっきり見ることができ、エイなどの外敵から身を守るのに役立っています。


Photo copyright: ワカトビゲスト Steve Miller

ケショウフグなどの大型種は最大で66cmほどにまで成長し、甲殻類や貝などの軟体動物を噛み砕くための大きな4本の歯を持っています。体には、私達の指紋のような模様があり、その模様は個体により少しずつ異なるそうです。サンゴ礁周辺では、単独で行動していることがほとんどです。

成魚は、沈船や岩陰、洞窟、テーブルコーラルの下などで良く見られますが、用心深い幼魚は、カイメンの間などで隠れながら生活しています。

この種のフグは、頑丈な歯を使いカイメンを主にエサとしていますが、サンゴ藻などの藻類やホヤ、貝類そしてカニ類も食べています。他のフグと同じように、皮膚や内臓には強い毒を持っています。


Photo copyright: ワカトビゲスト Doug Richardson

テトロドトキシンという毒は、主にフグの卵巣や肝臓にありますが、腸や皮膚、そして筋肉の中にも微量の毒を持っています。

これらの毒は、サメなどの大きな生き物には、さほど影響ありませんが、私達人間にとっては命を脅かす危険な毒です。猛毒を持っているにもかかわらず、日本やお隣の韓国では、高級料理として食されています。


Photo copyright: ワカトビゲストWayne Macwilliams

通常フグはゆっくりと泳いでいる魚ですが、時折ものすごいスピードを出すこともあります。そして、危険を感じた時は、素早く大量の水を弾力性に優れた胃に入れて体を膨らますのです! 大きなボールのようになると誰も飲み込めないので、このようにして身を守っています。


Photo copyright: ワカトビゲストSteve Miller

ハリセンボンの体は、長い有毒な棘で覆われているため漁師さん達は、網にかかったとしても決して触れることはないそうです。

幸か不幸か、ハリセンボンが膨張する前に素早く捕まえ、飲み込んだとしても途中で膨らんだせいで窒息し死んでしてしまったり、たとえ完全に飲み込んだとしても、胃の中が大量のテトロドキシンという毒に満たされ死んでしまったりするため、無害な種類もいますが、フグを食べることは大きな魚にとっても命取りになります。


Photo copyright: ワカトビスタッフ Guy Chaumette, Liquid Motion Film

フグだけが、ユニークな防御方法を持っている訳ではありませんが、実はとてもユニークな方法で求愛するのです!

非常に凝った求愛表現の後に、オスはメスを産卵場所である浅瀬へ導きます。フグの卵はとても軽いので、孵化するまでの4日から7日間は水面を漂います。


Photo copyright: ワカトビゲスト Kendra and Mike Chittenden

フグは、左右の目を別々に動かすことが可能なだけではなく、多くの種類がカメレオンの様に、環境の変化に応じて体の柄や色、輝度を変えることができるのです!

ほとんどのフグの体色は地味ですが、鮮やかな色彩と独特な模様をしている種でも自然と周囲に溶け込むことができるため、捕食者から身を隠そうとはしません。


Photo copyright: ワカトビゲストLisa Collins

ほとんどのフグ科は雑食で、岩やサンゴに生えた藻を食べたり、そこに生息する無脊椎動物をエサとしています。また大型のフグは、エビやカニ、貝類といった軟体動物もエサとしています。



サザナミフグも雑食ですが、ホヤやウニ、ヒトデを好んで食べているようです、その他にも褐虫藻や羽織虫、甲殻類、カイメン、二枚貝、ヤドカリ、ハネガヤ、イシサンゴや藻類といった物も胃の中で発見されています。また、オニヒトデの天敵としても知られています。


Photo copyright: ワカトビゲスト Joachim Luttenberger

オニヒトデは、たくさんの腕を持つヒトデで、体中に猛毒の棘を持ち、サンゴを食害してしまうことでも良く知られています。また、このヒトデは世界で二番目に大きいヒトデでもあるのです。

ハマサンゴ類やコモンサンゴ類をよく好み、たくさんの菅足を使用して健康なサンゴの上に登り、サンゴのポリプを全部食べてしまいます。枝サンゴの用に着底しづらそうなサンゴの表面でも、上手に密着しポリプを食べてしまいます。サンゴに密着すると表面全体を覆いはじめ、液状の消化酵素を分泌し栄養分を吸収していきます。その結果、サンゴの外骨格は白化してしまい、少し経つと、藻類や繊維細胞が繁殖し始めます。



ひとつのオニヒトデは、一年で約6平方メートルの生きているサンゴ礁を食害してしまうそうです。

長年に渡り、オニヒトデの行いについて多くの議論が交わされてきました。 オニヒトデは、広範囲のサンゴを破壊してしまい、生態系に与える影響も強いため、取り除くべきだと今までは考えられてきました。しかし、新たな科学的証拠によると、オニヒトデのサンゴの消費は自然な成り行きだということだけではなく、ゆっくり成長するソフトコーラルなどが成長するためのスペースを作っているとも考えられているそうです。ゆっくり成長する様々なサンゴを、急成長するサンゴの圧力から守り、サンゴ礁の多様性を維持していく上で重要な役割を果たしているのかもしれませんね。



ホラ貝以外にも、オニヒトデの天敵としてフグ科やモンガラカワハギ科の魚が挙げられますが、捕獲された時や捕食されている間でも再生し続けるというとてつもなく優れた再生機能を持っているため、絶滅には到底至りません。盤の部分は、腕なしで再生する事が出来るだけではなく、たとえ腕だけであっても完全に再生する事ができてしまうほどです!

ワカトビのように美しいサンゴ礁が広がる海域には、オニヒトデの天敵も数多く生息しているため、生態系のバランスを保っていますが、過激な漁業を続けてきた海やホラ貝を乱獲してきた海は、オニヒトデの天敵が減ってしまっているため、生態系のバランスが崩れてしまっている海も、世界ではたくさんあります。



フグ科の魚は、定期的にホンソメワケベラやホンカクレエビなどからクリーニングしてもらうのを好み、クリーニングしてもらっている間は(私達がマッサージを受けている時と同じですね。)とてもくつろいでいるため、ダイバーもゆっくりアプローチすると、ここまで接近することが出来るのです!



コクテンフグはサンゴが豊富なエリアを好み、日中はミズガメカイメンの淵で休んだり、ケーブやクレバスの近くでホバーリングしていたりしますが、夜間はカイメンやソフトコーラルの近くを好むようです。

このフグは、主にハードコーラルを主食とし、枝サンゴのように分岐のあるサンゴの先を噛み砕いて食べたり、イソギンチャクや藻類、二枚貝、エビ、カニやナマコも食べたりしているようです
単独行動をしていることがほとんどですが、時折ペアで見かけることもあります。



コクテンフグは、灰褐色や黄色、黒っぽい個体など体色のバラエティーが豊かで、顎の周りが黒く、体全体に黒い斑点があるのも特徴の一つです。この写真のように、オレンジ色または金色の個体はワカトビのエリアでもとても珍しい色です!

このように、様々な個体が存在するフグ科の魚は、子犬の様な可愛い顔をしているので、人気の被写体でもあります。


Photo copyright: ワカトビスタッフ Guy Chaumette, Liquid Motion Film



パーフェクト・ショットを撮るためのテクニック

2012年8月3日(金)

リーフに沿ってのんびりダイビングをしている時に突然、魚が “トン” とぶつかってきた様な経験はありませんか?

きっと、その魚はあなたに興味を持ち、普段より近くに寄ってきたのでしょう。今回は、そんな魚の心についてご案内したいと思います。

リーフに沿ってのんびりダイビングをしている時に突然、魚が “トン” とぶつかってきた様な経験はありませんか?

きっと、その魚はあなたに興味を持ち、普段より近くに寄ってきたのでしょう。でもそんな時、即座にカメラを向け、カラフルでフレンドリーな魚達の写真を撮ろうとすると・・・突然、彼らは一目散に逃げだし、隠れてしまったりするものです。



カメラを構えると、なぜか魚達は逃げだし隠れてしまいます。どうして、そんなに早く泳ぎ去ってしまうのか不思議に思ったことはありませんか?

今回は、いくつかの秘密を皆様にお教えしましょう!
その秘密を知ることで、素敵な写真が簡単に撮れるようになるだけではなく、魚達へもっと近づくことが出来るようになるでしょう!



まず第一に、海洋生物達の違いをよく観察してみましょう!

きっと、スノーケリングやダイビングをしている時に、優雅に中層を泳ぐ魚もいれば、サンゴや岩の上などでピタッと止まっている魚、糊でくっ付けられたように砂地で着底している魚がいたことに気付くはずです。


写真提供:ワカトビゲスト  J Watt

魚達の浮力コントロールは、浮き袋によって調整されています。側面もしくは背面にある浮き袋内にガスを出し入れし、余分なエネルギーを使う事なく浮力の調節を行え、まさしく私達ダイバーが使う BCD と同じ役目をしているのです!

そして、一部の魚には浮き袋を震わせ、音を出す魚もいます。音を出す理由は警戒音や威嚇音だけではなく、求愛行動にも使われているようです。また、音を感じるための器官として使っている魚もいるそうです。

浮き袋を持たない魚は、水中を泳ぎ回るのにたくさんのエネルギーが必要となるため、水底に潜んでいる事が多く、必要な時にだけ泳ぎます。あまり動かない被写体は撮りやすいので、フォトグラファーにとっては朗報ですよね!?



ツバメウオやフグ、カワハギ、ハタ、チョウチョウウオ、アイゴ、タツノオトシゴ、ヨウジウオ、テンジュクダイの仲間などは浮き袋を持った魚です。

ほとんどの硬骨魚類が浮き袋を持っていますが、これらの魚達は、ダイバーがあまりにも接近しすぎると、離れていく傾向にもあります。しかし、魚の下側からゆっくりアプローチすると、魚達を怖がらせる事なく接近できるので、より良い写真が撮れるはずです。

私達がどんなに完璧な中性浮力をとっていても、水中に住む彼らに敵うはずはありません。キーポイントは、いかに魚を怖がらせず接近できるかにあるのです!



一方、浮き袋を持たない魚達は、エネルギーを無駄にしないため、静かに水底で過ごしている訳ですが、いくつかの魚は完璧なカムフラージュ術で身を隠し、獲物を待ち受ける者もいます。

こういった魚達はほとんど動かない為、フォトグラファーにはとても協力的です!パーフェクト・ショットのトリックはアプローチにある事を忘れないでください!

しかし、あまり動かない魚でも上手にアプローチしないと、矢のようにピューンと逃げ去ってしまうので、ゆっくり呼吸をするよう心がける事で泡の量や音を少なくし、そして私達の存在に慣れるよう、時間をかけて近づくようにしてみてください。そうすればきっと、魚達は逃げずにいてくれるはずです。


写真提供:ワカトビゲスト  Lynne Fieber

フサカサゴ科の魚は、浮き袋を持っていない魚の典型的な例です。様々な場所で見られるオニカサゴなどは、有毒な棘を備えています。 サソリのように“刺す”という事から、英語ではScorpionfish(スコーピオンフィッシュ)と呼ばれており、その鋭い棘は、有毒な粘液でコーティングされています。

何百種類も存在するフサカサゴ科は、そのほとんどがカムフラージュの達人です。そのため、慎重にアプローチしてパーフェクト・ショットを撮る前に、まずは上手に隠れている彼らを見つけなくてはならないのです!



写真提供:ワカトビゲスト  Alan Townsend

エソやエイ、サメ、ゴンベ、コチ、ギンポ、ハゼなども浮き袋を持たない魚になります。これらの魚は、あまり動き回らないため、カメラのセッティングをする時間があります。ゆっくり落ち着いてパーフェクト・ショットを狙いましょう!


写真提供:ワカトビゲスト  Richard Smith

驚くことに縄張り意識が高い魚ほど、フォトグラファーに対し無意識のうちに接近してくるので、シャッターチャンスをくれたりします。

これらの魚は、住み家や自分たちのテリトリーを守ろうと、彼らより大きい魚はもちろん、ダイバーやカメラにも威嚇してきます。テリトリーに侵入してくる魚には、噛み付いたり、突進して行ったり、ジクザグに泳いで怖がらせたりしてテリトリーから引き離そうとします。

侵入者がカメラの場合は、カメラに寄って来るため、小柄で動きの速い魚を正面から撮れるチャンスです!例として、クマノミやスズメダイ、ギンポの仲間などがあげられます。



クマノミをはじめとするスズメダイ科の魚もまた、非常に縄張り意識が高いため、近づくとカメラのすごく近くまで寄ってきます。そんな時は、素晴らしい写真を撮る絶好のチャンスです!

しかし、モンガラカワハギ科に属する一部の大きな魚が卵を守っている時は、非常に攻撃的になります。特にムラサメモンガラとゴマモンガラは、ダイバーやスノーケラーがテリトリーに入ってくると、巣を守るために噛み付いてくる事もあるので気をつけなければなりません。

モンガラカワハギは、硬い貝殻を噛み砕くための強力なアゴと頑丈な歯を持っており、侵入者に深刻なダメージを与える事ができるので大変危険です。激しく興奮し苛立っているような場合は、フィンなどを噛まれる前に速やかにテリトリーから出るようにしましょう!

被害を未然に防ぐ方法は、彼らの領域に入らないようにするのみです。生物の行動をよく確認し行動するようにしましょう!



小さな魚達は、可愛い被写体になってくれます!
好奇心が旺盛な幼魚や赤ちゃん達は、ダイバーやカメラに寄ってきてくれます!



クリーニングステーションもまた、いい写真を撮れるチャンスの高い場所です!

クリーニングをする魚達は、小さなヒレで“お客様”に優しく触れ、リラックスできる状態を作り出します。このことからも、クリーニング中のリラックスした魚に、接近しやすいということが分かります。しかし、近づきすぎると両方の魚が逃げてしまうので、彼らの邪魔をしないように、多少の距離を保ちながら、ゆっくりと動くごとがとても重要です。




カムフラージュが上手な魚は、身を守るために周囲の環境に完璧に溶け込んでいる場合がほとんどです。

通常、誰にも気付かれない様な場所にいることが多く、カメラを向けられても知らない振りをして、じっと動きません。そうなのです!このような生物は、ゆっくりアプローチする以前に、彼らを見つけるのが大きな課題になります!



エビやカニなどの小さな甲殻類は、とても “絵になる”生物のひとつです。

小さな海綿やイソギンチャクの近く、ウミシダの中などとても小さな場所に生息しているため、フォトグラファーのターゲットにされやすいですが、とても繊細な生き物達なので、中性浮力をきちんと保ち、彼らの環境にダメージを与えないよう、呼吸を整えながら、ゆっくり静かに動くようにしましょう。



フォトグラファーの強い味方、ウミウシについて触れずにはいられませんよね!! 

どんな時ものんびりなウミウシは、アプローチが簡単なだけではなく、ベストアングルで撮らせてくれたり、素晴らしい色彩で楽しませてくれます。

ちょっと調べてみると、カラフルで様々な形をしたたくさんのウミウシがいることに、きっと気づくはずです!海の中ではこのように魅力的な生き物達が、ポーズをしてカメラマンを待っているのかもしれません!



最後に、フォトグラファーにとって一番必要な物は、最新のカメラ機材やアクセサリーではなく、まず落ち着くことです!

被写体を定めたら、まず数分は動かずゆっくり呼吸をしながら周囲を注意深く見てみましょう。そうすることで、魚達は少しずつ私達に慣れる事ができ、近くに来てくれ、最高の表情を見せてくれるはずです!時間をかけて、ゆっくり待ってみてください!
グット ラック!!



藻類の中で生活する生き物たち

2012年7月31日(火)

バンダ海の栄養豊富な水が流れ込むWakatobiのサンゴ礁には、‘Halimeda’ という海藻もたくさん生育しています。このハリメダは、多くの異なった魅力的な生き物にとって最適な生息地です。

それでは、この海藻の中にどんな生き物がいるのか見てみましょう。

絶滅の危機に瀕しているハリメダという藻は、微細藻類の緑色植物門に属し、栄養分の豊富なサンゴ礁の生態系の中で、豊富に育っています。

最近になって、ハリメダは熱帯のサンゴ礁を形成する最初の生命体であることが判明し、今まで信じられてきたイシサンゴがサンゴ礁を形成していたという概念は消え去ってしまいました。グレートバリアリーフで行われた調査では、広大なハリメダ地帯では、毎年1平方メートル当り2kgの炭酸カルシウムが作り出されている事が示されました。

藻類の体(葉状体)は、石灰化した緑色の断片で構成されており、最も興味深い特徴としては、急速に成長することと、炭酸カルシウムがその組織に沈殿しているため、ほとんどの草食動物は食べられないことが挙げられます。

ハネモ目(海藻:order Bryopsidale)などの海藻は、個々の組織が2つ以上の核を持つ細胞で構成されています。海藻全体は、個々の海藻から海底にひろがる根でつながっていると考えられています。現在、約30種類のハリメダが見つかっており、その他には化石記録からのみ判明したものが追加でいくつか存在するのみなのです。



ハリメダは、砂地から岩礁エリアの海洋生物の生息範囲に繁殖しており、最大150mの水深で発見されたとの報告もありますが、このような光合成に必要な太陽光がほとんど届かない水深で繁殖する能力は、いくつか他の光合成組織と共有して形質を進化させたことを示しています。


写真提供:ワカトビゲスト Steve Miller

ハダカハオコゼやその類似種は、ハリメダの寝床に隠れることを好みます。

ハダカハオコゼの体色は緑、赤、白、黄色と多様に変化し長時間ハリメダに隠れていると、彼らは黄緑色に変化する事ができるようです。ハダカハオコゼは、名前の通り葉に模倣するのがとても得意であり、実際左右にゆらゆら揺れ動くことで、この擬態をより高度にしています。

また、彼らの皮膚にはよく染みが見受けられ、これがカモフラージュ効果をより高めています。ときには、本物の藻類やヒドロ虫を、口の周りに付けて、いるものも見られます。ハダカハオコゼは、彼らの獲物から見つけられないないようにカモフラージュをして、待ち伏せている捕食者なのです。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

ハリメダ ゴーストパイプフィッシュ(Solenostomus halimeda)は、その名前が示すように、サンゴ藻類のハリメダ付近でのみ発見され、緑もしくはグレーや白っぽい体色をしています。

彼らの体長が小さい上に、棲家の色や形を完璧に模倣する素晴らしい能力を持っているため、これらの素晴らしく魅力的な魚を見つけるためには鋭い視力が必要です。

ハリメダ ゴーストパイプフィシュはカミソリウオの中でも小さな種類であり、雌はたったの70mmまでしか成長しません。


写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith

カサゴ科の仲間は毒棘を持っていて、捕食者に不快な痛みを与えることができます。また、彼らは皮膚から粘液を分泌することで、寄生虫や感染症に対する保護をしたりしています。粘液は魚の一般的な分泌物であり、ある種類の魚はその粘液の中に毒素を含んで放出します。これにより、敵の攻撃を避けることができる他に、彼らの幼魚に餌を上げる際に使用されることもあります。

ハダカオコゼは、太陽光が十分に届くような浅瀬で見つけることができ、ダイバーは十分近くまで接近することができます。彼らの持つ体色の多様性は、特にフォトグラファーを喜ばせてくれます。


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson

カミソリウオは、水中や水底の周辺に生息している小さなエビなどの甲殻類を餌にしています。彼らは、頭を下にした状態で通常泳いでいるため、捕食をしている姿を目にすることは簡単です。静かに近づいて見てみると、長い鼻先にある口から、獲物を吸い上げています。

類似のタツノオトシゴとは違って、卵を孵化させるのは、メスのカミソリウオです。育児嚢は発達した腹ビレで構成されており、上縁に沿って小さな腹側体棘を一緒に留めています。いくつかのケースでは、一匹のメスと二匹のオスで生活をしており、孵化数日前であっても、オスによる卵への受精は一定のペースで行われています。

生まれてから幼生期までは急速に成長して泳ぎはじめ、プランクトンの中で長い浮遊期に入ります。彼らの魅力的な振る舞いや擬態技は、ダイバーやフォトグラファーにとても人気があります。


写真提供:ワカトビゲスト Antonio Rosso

ハリメダは、ウミウシにとっても魅力的な生息地です。

すべてのウミウシは肉食動物であり、カイメン、ヒドロ虫、コケムシ、フジツボ、イソギンチャクなどを餌にしており、中には仲間のウミウシやその卵を食べるウミウシもいます。ハリメダは食べられないので、ウミウシもハリメダを餌にはしません。ウミウシにとって、ハリメダはいくつもの隠れる場所を提供してくれる絶好の隠れ場所です。いくつかのウミウシは、このハリメダのなかで上手に擬態をしている種もいます。



安全上の理由から、多くのウミウシは海藻の上にリボン状の卵を産み付けます。このリボン状の卵はきれいな色で配列されており、いくつかは単調でくすんだものもありますが、とても綺麗なものもあります!

とても多くの小さな卵がきれいに配列され、その数はそれぞれのリボンで異なりますが、最大で数千個にのぼります。ほとんどの種類のウミウシは、卵の産み付けが終わると立ち去ってしまいます。しかしながら、これらリボン状の卵の多くは、非常に脆弱なかたちで晒されているのにも関わらず、捕食者から攻撃されたり、食べられてしまうことはほとんどありません。唯一知られている捕食者は、他のウミウシなのです!



ワニゴチは、名前の通りワニのような面白い容姿をしています。彼らは、コチ科に属しており、あまり似てはいませんがカサゴ科に属している人気のミノカサゴの親戚にあたります。

ワニゴチは、快適なハリメダの上に横たわるのが好きで、ハリメダの中に上手く紛れ込んで擬態をしています。他の多くの魚のように、彼らも周囲に溶け込むようにすばやく体色を変えることができます。この変装の達人であるワニゴチが、50cm以上の長さに達する場合でも、以外と見つけるのに困難します。

彼らは、完璧な擬態で獲物を待ち伏せし、小さな魚などを狙っているのです!


写真提供:ワカトビゲスト Remo Michel

ワカトビダイブリゾートでは、継続的に広範囲のサンゴ礁を保護することで、小さくて希少なピグミーシーホースのみならず、他の多くの種類の個体が、汚されていない自然のままの環境に近い海の中で、繁殖の機会を得ていると評価されています。



彼らは、瞼の代わりに、目の上に多肉質の‘垂れひだ’を持っており、これにより、虹彩の輪郭を失くし、カモフラージュを向上させています。ワニゴチの幼魚は、黒色の体色をしています。

彼らは臆病者ではないため、ゆっくりと近づけばとても接近できるため、フォトグラファーからも人気が高いです。もしらしたら、誰からも自分が見えるはずがない、と思っているのかもしれません。このワニゴチの大胆さのおかげで、体全体や顔と背景を捉えた素晴らしい広角レンズでの撮影を可能にしてくれます。また、美しい詳細な眼のクローズアップなどのマクロ撮影を行うチャンスも与えてくれます。


写真提供:ワカトビゲスト Remo Michel

Wakatobiのハリメダ地帯で見つけることができるその他の隠れた種としては、ホワイトピグミーシーホースと呼ばれる‘hippocampus Colemani kuiter’や‘hippocampus Pontohi’と呼ばれる種類がいます。

ピグミーシーホースはヨウジウオ科に属し、タツノオトシゴやオイランヨウジなど少なくとも7種類のグループがあり、これらは東南アジアのサンゴ礁三角地帯に生息しています。サンゴ礁三角地帯の中心部に位置するWakatobiでは、少なくとも5種類の生息が確認されています!




ピグミーシーホースに接近するチャンス(マクロショットのチャンス)があったら、お腹の下のへそ辺りを確認して見てください。雄と雌のピグミーシーホースの違いを見る事ができます。雄のピグミーシーホースは、下腹部に小さく細い裂け目がある一方、雌のピグミーシーホースには下腹部に小さな丸い穴があります。

すべてのタツノオトシゴ科の雄は、受精後の育児管理を担当しています。雌の未受精卵は、雄の育児嚢に移され血管から運ばれてくる栄養と酸素を吸収します。11日間から14日間後、卵は 一度に6匹から34匹の赤ちゃんを生んでいる事が記録されています。

デニースピグミーシーホースは、最も小さく、鼻から尾の先端までが、たった1.7cmまでにしか成長しないとても珍しい種類です!数が少なく、隠れ上手なせいか、鋭い目を持つ、ダイブガイドが粘り強く探しても困難を要します!

もし、自分自身でピグミーシーホースを見つけ出したい時は、ハリメダ地帯でわずかに直射日光から保護されている地域を見てみてください。ホワイトピグミーシーホースは、藻類の先端部を好み、わりと浅い水深(9m前後)で見つけることが出来ます。

すべてのピグミーシーホースは、国際自然保護連合の研究で、”データ不足”としてリストされており、まだ明らかになっていないことばかりです。


写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith

ピグミーシーホースは、タツノオトシゴ科の中でも形態的に区別されています。他の種類のタツノオトシゴが両側に開く鰓のペアをもっているのに対し、彼らはとても小さいため、頭の背後に1つの開口鰓をもっています。

ピグミーシーホースは見事な擬態で、多くの捕食者から逃れる事ができます。彼らの最大の脅威は、ダイバーとその極端な繊細さの虜になるマクロ派フォトグラファーです。ピグミーシーホースの保護のためWakatobiでは、有名なピグミーシーホースの専門家であり、海洋生物学者のリチャード・スミス氏により作成された‘ダイビングとピグミーシーホース撮影に関するルール’に従ったダイビングを心がけています。スミス氏は研究の為、何度もWakatobiに訪れています。



様々な甲殻類もまた、生い茂ったハリメダ地帯に生息しています。

サラサエビは、集団生活を好み、時には100匹ほどの大集団になります。すべての甲殻類と同様、エビは脱皮を繰り返し成長していきます。また、脱皮することにより、身を守る際に失われた部分を再生したりもします。



次はハリメダ地帯に生息していて、とっても個性的なピグミーパイプホ-スのご紹介です。

Kyonemichthys rumenganiは、世界最小のパイプホースです。彼らの容姿がヨウジウオ(pipefish)とタツノオトシゴ(seahorse)の両方を持ち合わせていることから、パイプホースと呼ばれています。髪の毛と同じくらいの太さしかなく、長さがたったの3〜4cmほどなので、見つけることは非常に困難です。彼らは、藻類の一部に巻き付くために持ち入る細長い尾を持っています。

生物学上でも、とても希少かつ、とても個性的で魅力的な彼らは、拡大鏡を通してみると良く観察することが出来ます。



今度、ダイビングに出かけ海藻のエリアを見つけたら、もう少し接近して観察して見てください! そこには、何か驚くような生き物が潜んでいるかもしれませんよ!



魚たちは“触らないで!”と言えません・・・

2012年7月23日(月)

すべての海洋生物は、常に食べるか食べられるか危険の付きまとう厳しい環境で生活しています。危険は水中のいたる所に、違った形で存在しています。

海洋生物は、警戒し身を守ることに最善を尽くしていますが、それでも安全の保証は全くありません。そのため、多くの海洋生物は、生き残るための戦術をいくつも生み出し、外見や行動を最大限に工夫して生きているのです。


写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams

サンゴ礁に住む生物達のメカニズムは、他の生物よりもシンプルなものがほとんどです。

それでは、ワカトビに生息する生き物達の『防御戦略』を一緒に見ていきましょう。


写真提供:ワカトビゲスト Claus Meyer

フグは胸びれ、背びれ、尻びれ、尾びれの動きを組み合わせて泳いでいます。これらの動作はとても操作性に優れていますが、ゆったりとした動きなので簡単に捕食のターゲットとなってしまいます。フグの尾びれは、主に舵としての役割を果たしていますが、逃げるためには、なりふりを構わず‘緊急発進’をすることもできます。

フグ科の魚は、この‘緊急発進’と‘優れた視力’により身を守っていますが、これ以外にもいくつかのユニークな防御方法を持っているのです。


写真提供:ワカトビゲスト Steve Miller

ハリセンボンやフグは追いかけ回される状況に陥ると、延び縮みするお腹に水を満たし、自分自身をより大きく見せるという、防御方法を備えています。風船のように身を膨らませる事で捕食者を阻止する事ができ、また実際よりも大きく見せる事で脅威を与える事もできるのです!

また、膨張していない時にはあまり見えませんが、フグは鋭い棘を持っているため、腹ペコな捕食者に対しては‘トゲトゲしく口に合わない魚’ということに気がつかせる事も出来るのです。

このような防御方法を気にも留めない捕食者がハリセンボンを食べようとすると、途中で窒息死したり(仮に膨らむ前に飲み込み始めたとしても)フグの腹の中にある致死性のあるテトロドキシンと言う毒により、最終的には死に至ってしまうことになります。この毒は、主に卵巣と肝臓にあり、筋肉内や腸、皮膚にも微量に存在します。

その他の防御方法として、鋭く伸びた針を使ったり、噛み付いたりして攻撃する手段もあります。フグはこの‘体を膨らませる’‘致命的な毒’‘噛み付く’という3種類の防御対策で、泳ぐのが遅い性質を補っているのです。



ヤドカリは柔らかい体をしているので、非常に傷付きやすいため、常に体を保護できる貝を住み家とし、殻の中に隠れています。実は、これらの安全な場所の獲得競争は厳しいものなのです。

たくさんのヤドカリが、さらに安全で住み心地のよい家を求め、空の貝殻を探しています。ビーチや海岸線に落ちている空の貝殻は彼らの唯一の家です。むやみに集めたりしないでくださいね。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

時には、他のヤドカリと貝殻の奪い合いになることもあります!奪い取る側は、爪で相手のヤドカリをつかむと、全力で貝殻から引き出そうとします。防衛側のヤドカリは、敵の爪を避けるために、可能な限り奥まで引っ込み必死に抵抗します。

侵略側が失敗した場合でも、防衛側のヤドカリが閉じこもっている貝殻を持ち上げたり、しばらく引きずり回ったりするようです!



ソメンヤドカリは、二重の安全対策をとっています。

捨てられた貝殻を住処とするのに加え、イソギンチャクを自分の貝殻に植え付け存在を隠すのに使うのと同時に、小さな刺胞を持つイソギンチャクを自己防衛のために使うのです!


写真提供:ワカトビゲスト John W. Trone

ミミズクガニは、芸術的な変装をマスターしています。自分で見つけた様々なイソギンチャクやサンゴのポリプ、有害なカイメンを背中に乗せて、防御用シールドを栽培しているのです!

どうやらこのカニは、目立っていないという自信が高いようで、ゆっくり近づいたとしても全然動じません。



カイメンは多細胞生物の中で最も古く、5億年以上前に出現した生き物です。ワカトビの海は、非常に高い生物の多様性を持ち、巨体なカイメンやヤギなど壮大な生物の姿を見ることができます。

このカエルアンコウのように、うまく擬態している種も多く、このような生き物を見分けるのは簡単ではありません。


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick

カイメンは高度に進化を遂げてきた生物であり、他の多細胞動物よりも長く生き残っています。

カイメンや多くのウミトサカは棘を持っており、これらは小さな結晶構造になっており、炭酸カルシウムか二酸化ケイ素で作られています。多くの生き物達の好みに合わなそうですが、カメや一部のチョウチョウウオ、キンチャクダイは好んで食べます。


写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams

サンゴ礁の魚達は、地球上で最も精巧に装飾された動物と言っても間違いないでしょう。しかし、海洋生物にとって、その派手な色や模様は、多くの意味を持っている訳ですが、その大部分が生き延びていくためだと考えられています。


写真提供:ワカトビゲスト Claus Meyer

魚たちの保護色は、周りの動物やサンゴ礁の一部に似せ、またそれらが有害であることを捕食者に‘思い出させる’ものなのです。ある種の幼魚が、成魚とは全く違った模様をしているのは、成魚が間違って同じ種の幼魚を襲わないためだということも分かっています。

例えば、タテジマキンチャクダイは幼魚の時も成魚の時も美しい魚の一つですが、他のキンチャクダイから縄張りを守ることに躍起になる魚です。しかし幼魚特有の模様は、脅威がないと見なされるため、より安全ということになります。


写真提供:ワカトビゲスト Janelle Graves

幼魚と成魚が全く違う色と模様をしているもう一つの例として、イロブダイが挙げられます。

イロブダイの幼魚は、成魚と大きく異なる事で、自らを同種の成魚間で起こる性的な競争の外に身を置けるだけではなく、成魚から保護を受ける事もあるようです。



青のリング模様が美しいヒョウモンダコは、誰もが認識できる体の配色で、自ら猛毒を持っている事を警告しています。

ヒョウモンダコが脅威を感じた時、鮮やかな青色のリング模様が現れます。


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson

華やかなミノカサゴは、サンゴ礁でも目立つ魚のひとつです。鮮やかなコントラストの配色は、非常に強力な毒棘の存在を捕食者に警告しています。

ミノカサゴはフサカサゴ科に属しています。この科に共通する事実として、棘に多かれ少なかれ毒を含んでいるという事です。しかし、この毒は彼らを攻撃する生き物に対してのみ使われます。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

場合によっては、侵入者から逃げるための最善の方法は、実際よりもより大きく、より脅威だと思わせる事です。色を濃くして、ヒレを広げたりや付属器官を拡大することは、その一つの方法です。

コウイカやヤリイカなどの頭足類は、その色や足の大きさを十分に活用する方法を知っている七変化の達人です。


写真提供:ワカトビゲスト Anne Owen

このカラフルなゾウゲイロウミウシの色合いは、捕食者に食べても美味しくない味だと言う事を現しています。

科学者たちは、サンゴ礁に生息する無脊椎動物から生成される天然の毒素は、将来の医療や薬品として応用できる可能性が高いと考えているそうです。


写真提供:ワカトビゲスト Martin von Ziegler

イソギンチャクやヒドロ虫、クラゲなどの刺胞動物は、刺胞内に毒針を持っていて、えさを捕るときや防御に使われています。サンゴには、多くの微細な刺糸や刺針があります。これらの刺細胞は触手に位置し、糸のような器官で分刺カプセルを製造し、獲物や対象物の体内に放たれます。

この特殊なカプセルは刺胞と呼ばれ、刺激を感じると小さな杭のように刺胞が飛び出し、細線糸で獲物を絡ませ、捕らえている間に無力な獲物に毒素を注入するのです


写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith


写真提供:ワカトビゲスト Carlos Villocch

例えば、ウミウシのように色鮮やかな生物たちは、様々な防衛術を持っています。

あるウミウシは、捕食者から逃れるために体の表面の質感や色を周囲の植物に似せるものもいます。またその逆で、とてもカラフルで一目瞭然のウミウシもいます。これは警戒色の例であると考えられており、目を引く鮮やかな発色は有害である事を警告しているのです。


写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens

ミズイリショウジョウガイは美しいだけではなく、多くの捕食者にとってとても栄養のある獲物のひとつです。小さな青い目が近くで動きを察知すると同時に貝を閉めるので、頑丈で棘を持った貝に頼って生きています。

接近した写真を撮りたい場合は、ゆっくりとアプローチする必要があります。



魚達の秘密

2012年7月13日(金)

美しいサンゴ礁と多様な海洋生物が生息する中心地に位置するワカトビの海は、ダイバーやスノーケラー誰にとっても魅力的な海のはずです。コバルトブルーの海の下で、キラキラと輝くたくさんの生命を感じてみませんか?

美しいサンゴ礁と多様な海洋生物が生息する中心地に位置するワカトビの海は、ダイバーやシュノーケラー誰にとっても魅力的な海のはずです。コバルトブルーの海の下で、キラキラと輝くたくさんの生命を感じてみませんか?



鮮やかな色やちょっと変わった模様など、サンゴ礁に生息する魚達の適応能力には、とても興味をそそられます。

中層で群れをなすアジなどの回遊魚は、水の色にうまく溶け込むため単色または銀色系のシンプルな色をしています。



サンゴ礁には、藻類や無脊椎動物、魚類など様々な動植物がひしめき合い、生き残るために何百年もかけて目覚ましい進化を遂げてきた複雑な環境です。

サンゴ礁で見る多くの魚達は軟骨魚類に属し、鰭(ひれ)には尖った棘や細長い骨格を持っています。この鋭い棘を真っすぐ立てて刺した後抜けないよう固定させたり、毒を発して防御するために使ったりしています。また、敵を混乱させるために色を変化したり、擬態したりする技も進化させてきました。




海洋学者達の間では、サンゴ礁に生息する魚達が持つ珍しい色や柄の理由について、よく議論されているそうです。

魚達の明るい色や模様は、環境下で目立たないためや捕食者から身を守るため、そして交尾の際に容易にお互いを認識するためだとも考えられているそうです。


5. モンガラカワハギは、エサとしているウニや甲殻類、貝類の殻を粉砕できる強力なアゴを使を持っています。腹部には大きな白い斑点があり、背ビレには黄色地に黒の斑点があります。

下から見ると腹部の白い斑点は、水中に差し込む日差しやキラキラと波打つ水面のように見え、上から見てみると、カラフルなサンゴ礁と見事にマッチして見え、実は非常に効果的な迷彩模様になっているのです!

私達には、とても目立って見えますが、実は上手にカムフラージュしている魚なのです!


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson

スミレナガハナダイのオスは、きれいなスミレ色の体に赤紫色の四角い斑紋があり、とても鮮やかな色をしているのに対し、メスはオレンジ色または黄色っぽい色をしていて、四角い斑紋はありません。このオスの際立つ柄と軽快な泳ぎは、縄張りを意味し、テリトリーに入ってくる同じ種のオスに対してもライバル意識を持っています。

全てのハナダイは、メスからオスへと変化する雌性先熟の魚でもあります。性別が変化し始めると色が次第に変化し始め、同時に生殖器も変化していきます。わずか16日程度で完全に性転換してしまうそうです!



ワカトビで、よく見られるコブシメもまたカムフラージュの達人です。コブシメは、巧みに体の色を変化させ、完璧に擬態し、サンゴ礁の一部分のように見えるため、コブシメを予測せず近づいて来る獲物を簡単に捕獲する事が出来ます。

そんなカモフラージュ上手なコブシメを見つけるのは簡単ではありませんが、ダイバーやスノーケラーに見つかると、大きな目をクルクル動かしながら、腕を動かして警戒するポーズを取るなど、観察してみると色んな姿を見せてくれます。


写真提供:ワカトビゲスト Larry Abbot

テリトリーを持つ魚や毒針を持つ魚、または鮮やかな色や柄で“警告”している生物など、敵やライバル相手に対する防御方法も様々です。ターゲットにされやすい生物が目立つ色彩や柄を持つように、獲物を待ち伏せる魚もカムフラージュの技を進化させてきました。

ウルマカサゴは、体全体をサンゴや藻類の様に見せかけ、待ち伏せてハンティングする魚の一種です。小さな甲殻類や魚が通り過ぎるまで、静かに身を潜めて待ちます。


写真提供:ワカトビゲストEnrico Witte

ある魚は外敵から身を守るために、休憩時はサンゴの間や穴に隠れ、お腹がすいたら浅瀬を泳ぎ回りながら食事をとるという習性を持っているものもいます。

それでも、その隙間を狙って攻撃して来る魚もたくさんいます。小さな魚達は限られたスペースで身を寄せ合い、時には棘を立てて身を守ります。


写真提供:ワカトビゲストSydney Hoerler

魚達は、環境に適応するために複雑な進化を遂げてきました。

小さな魚達は、サンゴ礁の隙間に隠れるか浅瀬で群れをなすことで敵から身を守ることを学びました。彼らの小さな隠れ場所は、いくつも隣り合わせにあり、いつでも必要な時はすぐに出入りできるようになっています。



サンゴ礁に生息する多くの魚達は、非常に上手く周囲に溶け込む色をしているので、見つけるも大変です。



擬態、ちょっと変わったカムフラージュ術、保護色または鮮やかな色彩など、様々な要素が集まり、美しいサンゴ礁を構成しているのです!



上手に木の葉に擬態しているこの魚は、皆さんもご存知のハダカハオコゼです! 流れに身を任せ、枯れ葉のように体を左右にゆらゆら揺らす姿は完璧なカムフラージュ技です。


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson

生態系の均衡が崩れてしまった海では、悪評高いミノカサゴですが、ワカトビの海のミノカサゴは調和の取れた生態系のバランスを保持し、捕食側と獲物側の両方として生きている為、悪者ではなく、逆にサンゴ礁において必要不可欠な生き物のひとつです。



海洋生物学者の調査によると、そのエリアで生息するチョウチョウウオの種類数によって、サンゴ礁の健康度と多様性が分かるとされています。

驚くことにワカトビには、40種類のチョウチョウウオが生息しているのです!これは世界でも最高基準と言っても間違いないでしょう!


写真提供:ワカトビゲスト Tom Fretz

クマノミやミノカサゴなど、保護されているワカトビ周辺の海域には、900種類以上の魚達が生息しています。

WakatobiのゲストDieter Grage 氏は、滞在中に魚達を観察し、426種類の違った種類の生物を記録しました。そして驚くことに、彼は15m以上深くには潜らなかったと言うのです!



Zen

2012年7月9日(月)

“I go to nature to be soothed and healed, and to have my senses put in order. “
John Burroughs(アメリカ人博物学者/評論家)


写真提供: Didi Lotze, Wakatobi

“Forget not that the earth delights to feel your bare feet and the winds long to play with your hair. “

Kahlil Gibran(アメリカ人作家)



“Emptiness:
We put thirty spokes together and call it a wheel;
But it is on the space where there is nothing that the usefulness of the wheel depends.
We turn clay to make a vessel;
But it is on the space where there is nothing that the usefulness of the vessel depends.
We pierce doors and windows to make a house;
And it is on these spaces where there is nothing that the usefulness of the house depends.
Therefore just as we take advantage of what is, we should recognize the usefulness of what is not.”

Tao Te Ching(老子道徳経:中国の思想家老子が書いたと伝えられる書 )





We turn clay to make a vessel, but it is on the space where there is nothing that the usefulness of the vessel depends.”

Lao Tzu(道教を興した中国の思想家:老子)







ワカトビのレストランからの眺め



今日はどこに行くの?



(C) by Didi L. * SkyEyeBali.com * All Rights Reserved 2010



“In wilderness I sense the miracle of life, and behind it our scientific accomplishments fade to trivia. “

Charles Lindbergh(アメリカ人飛行士)



“A human being is part of a whole, called by us the ‘universe’, a part limited in time and space.
He experiences himself, his thoughts and feelings, as something separate from the rest - a kind of optical delusion of his consciousness.
This delusion is a kind of prison for us, restricting us to our personal desires and to affectation for a few people near us.
Our task must be to free ourselves from this prison by widening our circles of compassion to embrace all living creatures and the whole of nature in its beauty.”

Albert Einstein(アインシュタイン:ドイツ人理論物理学者)

© Richard Smith - Ocean Realm Images



“A human being is part of a whole, called by us the universe’, a part limited in time and space.
He experiences himself, his thoughts and feelings, as something separate from the rest - a kind of optical delusion of his consciousness.
This delusion is a kind of prison for us, restricting us to our personal desires and to affectation for a few people near us.
Our task must be to free ourselves from this prison by widening our circles of compassion to embrace all living creatures and the whole of nature in its beauty.”

Albert Einstein(アインシュタイン:ドイツ人理論物理学者)



Soil, sun, rain, sky …
Four Elements embracing,
Intertwined in mind.
Unfathomable Matrix;
Scaffolds on scaffolds
Grounded in Otherness.
Below seeds, flowers, leaves,
stems, roots …
Below wet cells embraced,
Below atoms dancing on Energy …
Deeper and deeper below into
What? A Plenitude, sacredness.
Emptiness in full bloom.
Above seeds, flowers, leaves,
stems, roots …
Above water, soil, air, sunlight …
Above sensing, feeling, working, thinking …
Higher and higher out towards
What? “Vast emptiness, nothing holy.”
Flowers in the sky.

Koge(香偈とは浄土法事讃から採った偈文)







Life is a series of natural and spontaneous changes. Don’t resist them-that only creates sorrow. Let reality be reality. Let things flow naturally forward in whatever way they like.



The world is like a mirror you see? smile and your friends smile back.



. Nothing will reflect in streaming water.
It is only in still water that we can see.



The goal of life is to make your heartbeat match the beat of the universe, to match your nature with Nature



“If you want to become full, let yourself be empty.”

Tao Te Ching(老子道徳経:中国の思想家老子が書いたと伝えられる書 )




フォトグラファー Stephen Frink がワカトビにやって来た!

2012年6月27日(水)

「前回、ワカトビを訪れたのは7年前のことだったと思います。今回の滞在は前回と比べ、さらに充実したものとなりました。食事も美味しくなり、スタッフも以前よりさらに親切丁寧で、バリからの移動も簡単になっていました。驚くことにダイビング面の方も良くなっていました。ワカトビのように改善しながら前進していく所をいくつか知っていますが、ワカトビがこれからも進化を続けていくのは明らかです。全てが完璧のように見えますが、私達には見えない裏舞台でたくさんの人が努力してきた成果だと思います。

私はこれまでに、20人を越えるグループのツアーリーダーを担当してきました。どんな些細な事でも問題がある場合はすぐ耳に入るはずなのに、苦情のひとつどころか、私が耳にしたのは“想像以上のダイブリゾート”だとか“食事がこんなに美味しいとは思わなかった”という良いことばかりでした。」 Stephen Frink October 2011


ステファンは、世界で最も頻繁に取り上げられている水中写真家のひとりと言っても間違いはないでしょう。 以前は、”SCUBA DIVING” の撮影監督を勤め、17年間 ”SKIN DIVER” という雑誌には 水中写真を提供してきた彼が、現在は新しい質のダイビング雑誌Divers Alert Network を手がけています。そして ”WONDERS OF THE REEF” という写真集をリリースした後、フロリダで水中のデジタル写真について教えています。今回ワカトビで2週間過ごした彼が、写真を提供してくれたので、お楽しみください。


写真提供:© Stephen Frink 2011


写真提供:© Stephen Frink 2011


写真提供:© Stephen Frink 2011

「ワカトビのサービスを改善していこうという志は、止まることを知りません! 到着時の入国審査や税関での手続きのサポート、ホテルまでの送迎、忘れがちな荷物の保管場所先など、あらゆるニーズに対応してくれます。クリスピンを始めとする素晴らしいバリオフィスチームは、全ての面においてサポートしてくれる強力なチームです。これはワカトビチームが、素晴らしいという最初のヒントです。」 Stephen Frink, October 2011


写真提供: Didi Lotze

「インドネシアの国内線状況はというと、遅延が頻繁なだけでなく、多額の重量オーバー料金も取られてしまうので、専用のチャーター機を使い、バリ島からワカトビまでスムーズに移動できることは本当に素晴らしいことだと思っています。ダイビング器材が必要なダイバーは個人の責任なのですが、荷物超過料金を支払わなくてはならないことが多く、特に小さな島までの飛行機にはスペースが限られているので、法外な料金を請求されることも珍しくありません。しかし、ワカトビのチャーター機は、荷物の重量制限がないため、ダイビング器材だけではなく必要なカメラ機材も安心して持っていけることも、嬉しいメリットのひとつだと思います。

到着すると、細部へのこだわりが見えてきます。空港から船の待つ桟橋までは車で、そこからリゾートまでは船で向かうのですが、その間、荷物の心配は一切しなくていいのです!リゾートに着くと、それぞれ担当のスタッフがバンガローまで案内してくれ、チェックイン手続きも簡単に済ませることがでるので、後はリラックスするだけです!」 Stephen Frink, October 2011


写真提供:© Stephen Frink 2011

「数十年前にワカトビの創設者のローレンスが、この島々を下見旅行している時に、潜った時はきっと素晴らしく美しかったことでしょう。そうでなければ、チームを編成しプロジェクト(専用滑走路の建設を含む)に着手しなかったはずです。

二十年以上前は世界中の多くの場所でも、素晴らしい水中世界が広がっていたはずです。ワカトビは、地域の住民にこの生態系を守りながらできる漁業のやり方などを教え、力を合わせ保護してきたため、ここ数年でこれまで以上に健康で生き生きとしたサンゴ礁が広がるようになったということは本当に驚くべきことです!」 Stephen Frink, October 2011


写真提供:© Stephen Frink 2011


「水中写真を撮る皆さん、ワカトビのサンゴ礁は本当に素晴らしいんですよ! ここには、珍しくて魅力的な生物達がたくさん生息しているため、ついついマクロ写真ばかりになりがちですが、私はあえて広角レンズの撮影に多くの時間を費やしました。なぜなら、リーフに沿って大きなソフトコーラルや海ウチワ、カスミチョウチョウウオの群れや、コブシメやウミガメ、華やかなキンチャクダイ、大きなハタなどに遭遇できるからです。

こんなに、たくさんの種類のサンゴに覆われたリーフはめったにありません。特に、どこまでも続く枝サンゴの庭や何色ものウミウチワで彩られたリーフの浅瀬は本当に素晴らしいものです。ほとんどのダイブサイトの水深3mから7m付近はとても鮮やかなので、長めの安全停止も苦になるどころか、十分満喫することができました。」Stephen Frink, October 2011


写真提供: Didi Lotze

「ワカトビのウェブサイトから、他のゲストが残したコメントをいくつか読みましたが、ほとんどのコメントに賛成できました。私の親友Berkley White は経験豊富なツアーリーダーで、自分のお客様へのサービスは惜しまない彼が、ダイブボートとダイブガイドについてこう話していました。

“ダイブボートがとても快適で良かった。きっと倍の数のダイバーを乗せても問題ないと感じるほど、スペースたっぷりの船だったよ。その大きな船一隻にたった12人しか乗せてなかったので、とても快適にダイビングができたよ。全てのダイブガイドは鋭い目を持つだけでなく、問題の処理も上手だし、何と言ってもガイド1人につきゲスト4名までの比率には驚いたね。みんなが様々な生物を見ることができたし、各グループが上手にスペースを取っていたので、同じダイブサイトに何十人も潜っているという感覚は全く感じなかったよ。これ以上、個人的なサービスは求められないね。”Stephen Frink, October 2011


写真提供:© Stephen Frink 2011

「リゾート全体が大変スムーズに運営されていました。ダイビングとレストランを始め、全てのスタッフメンバーがとてもフレンドリーで親しみやすかったです。特に、レストランスタッフが初日にゲスト全員の名前を覚えていたことにはとても驚きました。また、何のプレッシャーを感じることもなく、ひとつの被写体に時間をかけられたことは“真剣なフォトグラファー”として、とてもありがたく思っています。ダイブガイドが私に“十分なスペース”を与えてくれたおかげで、この一週間でたくさんのいい写真を撮ることができました。ワカトビのみなさん、本当にありがとう!!」 Paula Selby, October 2011


写真提供:© Stephen Frink 2011

「大満足です! 食事もスタッフも全て最高でした。様々な生物を見ることもできダイビングも素晴らしかったです。エネルギーに溢れ、チャーミングで、そして知識豊富でプロ意識の高い、私達のダイブガイドも最高でした。彼女は13歳の息子と10歳の娘を大変可愛がってくれたので、彼らが大きくなったら絶対海とダイビングが大好きな人になると思います。そしてきっと友達を誘ってまたワカトビに来ると思います。私のたったひとつの苦情はというと・・・苦情がひとつもないことです!人生で最高の時間を過ごすことができました!」 Riley Tennant, October 2011


写真提供:© Stephen Frink 2011

「ありがとうの気持ちを伝えると“どういたしまして”と笑顔で返してくれ、全てのスタッフが温かく迎えてくれ親切でとても良かったです。70分ダイブもすごく気に入りました。全てのスタッフがそれぞれのお客様のことを気遣い、その心づかいに心を打たれました。食事も大変美味しく、一流のダイブリゾートです。まるでパラダイスのような、この美しい場所。他には何もいりません!」 D. & R. Nicastro


写真提供:© Stephen Frink 2011

「6年以上前に一度来たことがありましたが、その頃に比べるとリゾート施設も充実し、接客サービスも素晴らしく改善されて、また訪れた甲斐がありました。ワカトビのことを友人に強くすすめていこうと思っています。これからも期待しています!!」


写真提供:© Stephen Frink 2011

「“私の期待を越えていた”というのは宣伝のための決まり文句になりがちですが、ワカトビの場合は本当です。
食事、接客サービスからダイビングに至るまで、全てにおいて完璧でした。そして一番重要なダイブガイドも鋭い目を持ち、知識豊富で言うことなしです!」Stephen Frink, October 2011


写真提供:© Stephen Frink 2011

「“ブッフェスタイル”のレストランだと、食事を待たなくていいので便利ですが、シェフの確かな腕前が必要になります。このようにどこからも遠く離れたリゾートで、豊かなバラエティー、クオリティの高さ、膨大な量にも関わらず、美しい盛りつけで目も楽しませてくれることは本当に驚くべきことだと思います。私は世界中のダイブリゾートやクルーズ船についてたくさんの記事を書いてきましたが、料理について絶賛したことは今までありませんでした。しかし、ワカトビは期待を遥かに上回っているので、お料理について語らずにはいられません!」 Stephen Frink, October 2011



「このような素晴らしいリゾートに、たったの5泊というのは物足りない気もしますが、いい時間を過ごさせてもらいました。ダイビングは他の大きな要素にしかすぎませんが、たとえダイビングをしなかったとしても、またワカトビに来たいと思うはずです。優秀なスタッフ、ダイブガイド、客室そして美味しい食事・・・最高の時間を過ごすことができました。また絶対来ます!」 Randy & Gail Kunkle,October 2011


写真提供:© Stephen Frink 2011

「ワカトビは、私達がずっと夢に描いていた場所でした。
期待していた通り、ダイビングも今まで潜った中で最高でした。私達のガイドは、常に安全を第一に考え、ほとんどの人が見落としてしまうような小さな生物をたくさん見せてくれ、彼と一緒に潜ることができたことも光栄に思っています。全てのスタッフが本当に素晴らしく、サービスも最高でした。ダイブボートを含め、ダイビング部署も完璧に運営されていたので感銘を受けました。ワカトビ最高!また来年会いしましょう!」 Pam & Dave Smith, October 2011


写真提供:© Stephen Frink 2011

「私達は、ワカトビで過ごした時間に非常に満足しています。ワカトビのことは以前からずっと気にしていたので、8人の友人と一緒に来ることができ嬉しく思っています。ワカトビダイブリゾートは全ての点において私達の期待以上でした!スタッフも親切で素晴らしかったです。ダイビングショップのオーナー兼インストラクターとして、33年間世界各地を訪れましたが、全ての面において最高のダイブリゾートだと思います。」 A. Virginia Davis, October 2011


写真提供:© Stephen Frink 2011

「ダイビングを楽しめ、美味しい食事、エキゾチックなマリンライフに美しいサンゴ礁そして細やかで行き届いたサービス・・・これ以上何を求めますか?」 Raymond Gaskin, October 2011


写真提供:© Stephen Frink 2011

「素晴らしいホリデーを過ごすことができ、とても感謝しています。ダイビング仲間とダイブスタッフのおかげで、ダイビングも最高でした。ワカトビを運営する人やリゾートで働く全てのスタッフが親切で素晴らしかったです。」Steve Lock, October 2011


写真提供:© Stephen Frink 2011


写真提供:Didi Lotze

「Witkin family を担当してくれたスタッフの皆さんありがとうございました。ワカトビを離れる時に、あの子達が泣いている姿を見た時、本当に良い時間を過ごし、一生忘れられないホリデーになったのだと強く感じました。とても嬉しく思っています。ありがとう。」 Stephen Frink, October 2011



蛍光発光ダイビング(FLUO-diving)

2012年6月18日(月)

新しい科学・独特な観点 - 他では体験できないユニークなダイビングサービスを開始しました!!

地球上には素晴らしいサンゴ礁がまだ残っていますが、ワカトビのように年々健康で豊かさを増すサンゴ礁が広がる場所はなかなかありません。2010年からワカトビでは、今まで見たことのないとても魅惑的で、全く異なったダイビングの世界へと皆様をご案内し始めました。このダイビングは “FLUO Diving(蛍光発光ダイビング)” と言います。

燐光や生物発光とは違うので勘違いしないでくださいね。物理学化学蛍光発光とは、ひとつの光または色の波長が吸収され、そして再放出するときに発する光であり、波長の光または色とは全く違ったものです。
蛍光発光する対象物に普通のライトを当てると、私達が普段見る色で見えますが、UVライトを使うと青色が吸収され再放出する青色が蛍光色に変わり、全く違う明るく輝く蛍光発光の色で見ることができます。
このことから、一つの色から完全に違う蛍光色に変える能力を持つ水中生物も発見されています!

海洋学者であり、物理化学蛍光発光のリサーチをリードする科学者そして蛍光発光テクノロジーの考案者であるDr. Charles Mazel は、「ダイビングに出かけて何かを発見したり、水中生物の蛍光発光を見たりすることは、今までの宇宙全体の歴史には無かったことで、きっと世界中で90%を超える人が目にしたことがないと思います。特にこの蛍光発光ダイビングは、ほんの限られた人しか試したことがないので、とても貴重な体験になるはずです!」と語ります。

残念ながら、サンゴ礁の蛍光発光の本当の理由は依然としてはっきりしておらず、またより複雑な生物については全くもって不可解なのが現実です。蛍光発光に関して理解する上で全ての境界を超え、今日も科学学界ではこの話題が魅力的なだけに、議論が続いている状態です。

“10年間にわたる水中映像シリーズ”と“水中での通話システムを開拓”し、また国際的なフィルム制作者として賞賛されるリキッドモーションフィルムの2人が、最近世界で初めてこの驚くべき蛍光発光現象の水中映像を世界各地で公開しました。 

美しいサンゴ礁のすぐ側で出来る仕事を捜し求めた結果、リゾートの目の前に広がる素晴らしいハウスリーフを持つワカトビに魅せられ、GuyとAnitaの二人は2009年にワカトビにやってきました。それと同時に彼らは特殊なテクノロジーや最先端機器の専門知識、そしてこの魅惑的な発見をワカトビに齎してくれたのです。
今まで誰も見たことのない魚の驚くべき行動や反応を発見したこの2人のパイオニアを迎えることは、ワカトビにとって斬新で他では不可能なサービスを独占できることとなりました。「ひとつの色から全く違う色に変えることのできる海洋生物の信じられない能力!」を間近で観察できる蛍光発光ダイビングを是非体験しにいらしてください!


昼間はオトヒメエビの前節の部分は半透明でよく見えませんが、夜間に専用のライトを当てて見てみると、半透明だった部分が明るい黄色に発光しているのが分かります。海洋学者は、小さいカイアシ類などを捕食するのに役立っているのだと考えているようです。


写真提供: Liquid Motion Film

発光するアカエソとしないアカエソがいます。もしくは全てのアカエソは発光できるけど、何かを伝えたい時など必要に応じて調節しているのかもしれません。どうしてなのか私達にはまだ分かりません。リキッドモーションフィルムの二人は、目のまわりの緑色の蛍光色は、太陽光から目を保護するのと関係があるのではないかと考えているようです。


写真提供: Liquid Motion Film

蛍光発光するサンゴ。


写真提供: Liquid Motion Film

海毛虫に専用の水中ライトを当てて見ると、全く違った何か別の優雅な生物に見えます。幼虫が成長する過程で色が変化するようです。


写真提供: Liquid Motion Film

このハゼもまた昼間は、ほとんど透明なのでとても見づらいですが、専用の水中ライトを使ってみると、目のまわりと背骨に沿った所が赤で発光しているのが分かります。きっと自分の存在をアピールしているのかもしれませんね。


写真提供: Liquid Motion Film

蛍光発光するサンゴ。


写真提供: Liquid Motion Film


写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams


写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams


ワカトビ ‘fluo bar’ – ゲストのナイスアイディア by Fredrik Lonquist


写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams


写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams




写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams


写真提供:ワカトビゲスト Essa Al Ghurair


写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams




写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams


写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams


写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams


写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams


写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams


写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams


写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams

もちろん、昼間も美しい風景をお楽しみいただけます!



CATEGORY

MONTHLY ARCHIVE

ページ先頭へ