ワカトビのカラフルなベイビー達

2012年2月21日(火)

幼魚から成魚に成長する過程に現れる色や模様の変化には本当に驚かされます!!成魚とは全く違った姿をしている幼魚の場合は、識別が困難な場合が多いので、今回はそのいくつかを取り上げてみましたのでお楽しみください!

ミナミハコフグの幼魚が、やっと穴から出てきてくれました!


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson

魚が成熟期に達するにつれ、外見にも変化が現れます。もちろん変化が早いものもいれば、遅いものもいるのでそれぞれですが、通常成魚は幼魚と全く違う色をしていることがほとんどです。このクロハコフグもそのひとつです



スの成魚はメスの成魚よりカラフルなことが多いだけではなく、オスとメスが全く違う色をしていることもよくあり、色の違いから成熟度を見分けることもできます。

このオスのクロハコフグのようにハコフグ科の魚は、メスと比べるとオスの方が青みがかった色をしていることがほとんどです。


写真提供:ワカトビゲスト Bill Nyitray

成魚と幼魚の外見が違うことに少し触れましたが、行動にも違いが出てくるようです。

幼魚の時はどのように敵から身を守り、どうやって餌にありつくかというのが最大の問題ですが、成長すると子孫を残すことが一番の課題となります。そのことから、ナワバリを守るためや競争相手に対し攻撃的になったりするようです。

このカラフルで可愛い魚は皆さんもご存知のはず!クマドリカエルアンコウの幼魚です。 


写真提供:ワカトビゲスト Saskia van Wijk

そしてここでは、色が変化したクマドリカエルアンコウの成魚の写真です。

サンゴ礁に住む魚達は、私達とは異なる方法で色を見分けることができ、幼魚の時と成魚とで色が違うのは、身を守るためのひとつの手段だとも考えられています。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

ハナヒゲウツボは、背ビレの付いた細くて長い体とヘラ状の前鼻孔がとても特徴的です。

未成熟のオスは真っ黒なので目の位置も分かりづらいですが、黄色の背ビレを持っています。成熟したオスとは全く違うので、以前は違う種類のウツボだと考えられていたほどです!


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick

ハナヒゲウツボは雄性先熟型で成長後、必要な場合にメスに性転換します。大きさは85cmほどまで成長し、オスがメスの生殖器を作り始めると黄色がかった青色に変化し、その後完全な黄色になります。メスのハナヒゲウツボを見られるのは珍しいことです。

成熟したオスは、目立つ綺麗な青色に黄色の背ビレ、前鼻孔と目を持っているので意外と簡単に見つけることができます。


写真提供:ワカトビゲスト Paul Sutherland

カラフルなイロブダイの幼魚も成魚とは全く違う色をしています。


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick

ロブダイが成長するとこんな色合いになります。

ブダイ科の魚は、成長過程で色と模様を変えられるだけではなく、性別も変えられるというからまた驚きです!



アカククリの幼魚の素敵な写真を撮りたいと願うフォトグラファーはたくさんいらっしゃると思いますが、困ったことに外敵から身を守るために隠れていることが多いんですよね・・・


写真提供:ワカトビゲスト Romy Olaisen

アカククリの幼魚は黒地に明るいオレンジ色の縁取りがありとても美しいですが、成長するにつれオレンジ色は消えていき、黒地の部分は灰色に変わります。大きさは45cmほどまで成長します。


写真提供:ワカトビスタッフ Ana Sofia Ribeiro Fonseca

ニモのようにカラフルなツユベラの幼魚は、明るい赤地に鼻から尾ビレにかけて白のラインまたはスポットが5箇所あります。



成長していくと青緑色の体に青色の斑点と黄色の尾ビレが現れ、まるで全く異なった魚のように見えます。


写真提供:ワカトビゲスト John and Lauri

そして成魚になると、赤茶色の体に明るい青色の斑点が広がります。背ビレと尻ビレの縁にも青色の斑点が見られます。オスは体の中心に垂直のラインが入り全体的に濃い色をしている所が、メスと異なる点です。

ベラ科のオスの成魚は、リーダー的存在の大きくてカラフルなものと、小さくて灰色がかったさえない色との、大きく分けて2つの種類に分かれます。

大きいオスがいなくなったり、リーダー的存在のオスより優れたメスが出てきたりすると、その能力のあるメスはオスに性転換します。その際、生殖器官だけではなく外見や性格も変えてしまうというから、また驚きです!!


写真提供:ワカトビゲスト Joyce and Frank Burek ©

ほとんどの魚が色や模様を変化させながら、成長していくことが分かりました。

この写真も皆さんご存知のはず、美しいタテジマキンチャクダイの幼魚です。


写真提供:ワカトビスタッフ Ana Sofia Ribeiro Fonseca

タテジマキンチャクダイの幼魚には渦を巻くラインが入っていましたが、成魚になると青と黄色の縦縞模様に変わり、幼魚成魚共にとても美しい魚のひとつです。

魚によっては、その時のムードや繁殖時、身を守る時、捕食時に色や模様を変えられる能力を持つ種もいます



ヒレナガススメダイの成魚がカラフルなサンゴ礁に上手に溶け込んでいます。


写真提供:ワカトビゲスト Ginnie Reynolds

ヒレナガスズメダイの幼魚には、明るい黄色地に2本の黒い太いラインが入っており、全く違う姿をしています。


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick

それでは、魚はどのように色を変えてるのでしょうか?

多くの魚類、甲殻類などの海洋生物は、色素胞という不規則な細胞を持っています。これらの細胞が、神経やホルモンにより刺激され集中したり離れたりすることで、色の強度を変化することができるのです。色素胞が重なり合い、異なる色素が混ざることで赤や黄色、オレンジ、茶色、黒などの色を作り出すことができるのです。

魚の鮮やかで様々な模様や色は、魚の皮膚にある色素胞の密度によるものなのです! 


写真提供:ワカトビゲスト Glenn Patton

あまり一般的ではない色素細胞ですが、多くの魚は光を反射させる細胞を持っています。これらの細胞は、短い波長のピンク、緑色、青色や銀色などの虹色系の色を作り出することができます。

銀色っぽい魚は、皮膚にいくつかの層の細胞を持っているため、ほとんどの光を反射し背景に溶け込むのに役立っています。


写真提供:ワカトビスタッフ Liquid Motion Film ©

魚の色の変化については、様々な種類の魚で研究されており、ホルモンや神経またはその両方でコントロールされていると考えられています。

タテスジハタの幼魚は明るい赤紫色で、ハナダイの仲間に擬態していると考えられています。


写真提供:ワカトビゲスト Dieter Freundlieb

タテスジハタの成魚もまた幼魚とは全く異なった色をしていますが、きっとこういった色の方が様々な環境に対応しやすいのでしょう。


写真提供:ワカトビゲスト Collin Wall

ここでひとつ言えることは、擬態、防御もしくは他の魚に何かを伝えるため瞬時に色を変化させる魚と、成長していく過程でゆっくり色を変化していく魚に関係なく、色の変化は、水中生物が生きていくうえで決して欠かせないもののようです。



ワカトビ滞在記 by Deborah Leenutaphongs

2012年2月14日(火)

都会の喧騒から遠く離れ、透き通った青い海と白い砂浜、風に揺れるたくさんのヤシの木・・・のどかで美しい南国の島で過ごす休暇を想像してみてください。ワカトビの押し寄せる波に誘われこの楽園に一歩足を踏み入れると、もう現実には帰りたくなくなってしまいます。

レスキューダイバーの資格を持つ、デボラさんの趣味はというと、もちろんダイビングです! そして写真を撮るのも好きと語る彼女は、タイに生物学者として長年住んでいたそうです。

デボラさんとご主人の二人は、東南アジアで今までに行ったことのないエキゾティックな場所を探していたそうです。そして今回、そんな彼女が訪れたワカトビについてまとめてくれました。


写真提供:ワカトビゲスト Deborah Leenutaphong

トミア島に到着し、ボートに乗り換えること数十分。ワカトビダイブリゾートがだんだん見えてきました。熱帯植物に囲まれた素敵なバンガロー、自然と上手に調和しているのが感じられとても感動しました。木材や屋根などの素材は全て地元のものを使用し建てられたリゾートは、トランドノ島のオネバオアビーチに位置しています。



都会の喧騒から遠く離れ、透き通った青い海と白い砂浜、そして風に揺れるたくさんのヤシの木・・・のどかで美しい南国の島で過ごす休暇を想像してみてください。


写真提供:ワカトビゲスト J Watt

バンダ海のスラウェシ島南東に浮かぶ、4つの主な島の頭文字を取ってワカトビと名付けられました。(北からWAngi Wangiワンギワンギ島, KAledupaカレドゥパ島, TOmiaトミア島 そして BInongkoビノンコ島となっています。)

大きな街から遠く離れていますが、バリ島発着のワカトビ専用の特別チャーター機で簡単にアクセスできます。



ワカトビを訪れるお客様に大変な長旅を我慢してもらわなくてもいいように、1990年代後半に、ワカトビダイブリゾートの設立者達はトミア島に滑走路を建設することに決めたそうです。

そして2001年7月10日、お客様を乗せた飛行機が初めてトミア島に到着しました。ワカトビまで飛行機を利用できるようになったのは、実はわりと最近のことだったのです。

バリ島から飛行機でたったの2時間半でリゾートの隣の島・トミア島に行くことができ、そこからリゾートまでは船で15分程と簡単にアクセスできるようになりましたが、専用の滑走路ができる前は、バリ島から3日間弱の長旅が必要だったそうです。(まずバリ島からマカッサルまで飛び、飛行機を乗り換えケンダリまで行きます。そしてケンダリからバウバウまではフェリーを使い、バウバウに着くとそこからは車で4時間ブトン島を横切り船着場まで向かいます。するとそこから、木造の小さな船でワンチまで約4時間。そしてまた船を乗り換えリゾートの隣の島トミア島まで約6時間かかります。)


写真提供:ワカトビゲスト Deborah Leenutaphong

トミア島にあるリゾート専用の飛行場に到着すると、リゾートのスタッフがあたたかく迎えてくれます。そこから車で船着場までは10分少々です。



ゲストがバリ島に到着した時から、ワカトビを去る日までの毎日、素晴らしいサービスを提供し、どんな小さな要求にも応えられるよう、細かい心遣いを大切にするワカトビは、豪華なエコダイブリゾートとして世界中で知られています。

滞在中は、プライベートダイブガイドサービス(自分専属のダイブガイド)や各種スパトリートメントなどを大いに利用し、最高のホリデーを実現することができます。



若くて小さなお客様”のために設けたキッズクラブではお子様をお預かりし、カヤックやスノーケリング、凧作りや宝物探し等の楽しくてためになるアクティビティを用意しています。



さて宿泊施設はというと、プライベートヴィラと3タイプのバンガローがあり、それぞれ広々していて快適に過ごすことができます。

バルコニーにはソファーセット、そして外にはハンモックとビーチベットも用意されており、ゆっくりリラックスした時間を過ごすことができます。

また、インターネット接続用のLANケーブル、送風機、クローゼットとエアコンも全てのお部屋に用意されていました。



レストランでは、西洋料理とアジア料理のバラエティー豊かなブッフェスタイルで、前菜からデザートまで美味しいお料理が並びます。経験豊かなシェフ達が、バリ島から飛行機で運んできた新鮮な食材とその日に釣れたばかりの新鮮なお魚などを上手に調理してくれます。

親切なレストランスタッフも特別なリクエストやプライベートデイナーを快く引き受けてくれ、気持ちよく食事ができました。


写真提供:ワカトビゲスト Didi Lotze

もちろんダイビングも素晴らしかったです。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

近隣の島の住民と協力して保護に力を入れているワカトビでは、カラフルで多様なサンゴ礁と様々な地形が楽しめます。


写真提供:ワカトビゲスト Deborah Leenutaphong


真提供:ワカトビゲスト Deborah Leenutaphong

リゾートの周りには簡単にアクセスできる40以上のダイブサイトがあります。

その中でも人気のハウスリーフは、リゾートの目の前に位置し南北におよそ800m広がっています。ビーチから数メートル進むだけで、太ったヘコアユやイシヨウジ、ハタガハオコゼ、ヒラムシ、タイマイやマダラトビエイなどバラエティー豊かな生物が生息しています。

滞在中は無制限でハウスリーフに潜れるので、好きな時に潜りに行けるのも嬉しいメリットのひとつです。


写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens

ダイブ エクスペリエンス マネージャー:通常ダイブガイドというと主に水中生物を見せるということが主な仕事ですが、ワカトビでは、それぞれのお客様の好みに合せたダイビングを提供しようと心がけている所が他との大きな違いです。

写真を撮りながらゆっくり泳ぐのを好むのか、それともいいスペースで泳ぎながら景色を楽しみたいのか、はたまた浅場/深場を好むのか、全てはお客様次第なのです!


写真提供:ワカトビゲスト Didi Lotze

このような一人一人を大切にしたサービスが、私達の休暇をさらに楽しいものに、そして思い出深いものにしてくれると思います。



ワカトビが2010年から始めたばかりの新しい形のダイビング。ワカトビの“蛍光発光ダイビング”は他では体験できない、プレゼンテーションも付いているVIPダイビングエクスペリエンスです! 普段とは全く違う水中世界を見ることができます。

特殊な水中ライトと専用フィルターを使うことにより、サンゴや水中生物が蛍光発光する姿を見ることができるのです!

なぜ生物が水面下で蛍光発光するのかは、未だに解明されていませんが、普段は灰色っぽいウツボが明るい蛍光の黄色に発光したり、日中は見づらいハゼ科の魚がピンク色に発光していたりと、想像を超える水中世界を見ることができるので絶対おすすめします!!


写真提供:ワカトビゲスト Didi Lotze

豪華で整ったリゾート施設、5つ星のゲストサービスと素晴らしいダイビングに加え、ワカトビが続ける海洋生態系の保護プログラムは、地域社会の経済へ貢献し、安定した生活を地元住民ができるようにサポートしているそうです。

“自然保護をしている”ということはとても聞こえが良いですが、ほとんどのリゾートはダイブサイトに浮きを設置し、地元の漁師さんにそこで釣りをしないようお願いしているだけの所も多く、本当にそれで保護していることになるか不思議でありません。

長期に渡り海洋環境を保護するには、地元住民の協力なしでは成り立たないと考えていたワカトビの創設者は、地元のリーダー達との話し合いを重ね、共同で“海洋環境保護プログラム”を政策したそうです。


写真提供:ワカトビゲスト Paul Sutherland

村人の信頼を得るまでに数年を要したものの、地域住民がリゾートのことを認めてくれ、このプログラムが実践されるようになった時には本当に感動したそうです!

1998年に開始したこのプロジェクトは、6キロに及ぶ漁業禁止エリアと保護エリアに指定されており、リゾート周辺の保護エリアは年々拡張されています。

この保護プログラムには、近隣の17の地域団体が参加協力しており、20キロ以上に及ぶサンゴ礁とワカトビダイブリゾートのダイブサイトを含んでいるそうです。



もちろん、このように広域で漁業を禁止することにより、村の漁師さん達が収入を失ってしまう可能性もあったので、代わりの収入源を提供する必要がありました。そこでワカトビの創立者は、この保護プログラムに協力する村人達に、サンゴ礁のリース料を定期的に支払うことに決めたのでした!

そしてこの計画は現在もなお、成功を収めています。彼らは漁業禁止エリアを守るだけではなく、他の島からの侵入者やカメの甲羅等を狙う密猟者からもサンゴ礁を守り監視役としても活躍してくれています。また、他の収入源として150人以上の村人をリゾートで雇用しているそうです。

リゾートでは、最終日にお客様のために村を訪れる“ビレッジツアー”を主催し、そこで地元の材料で作られた手作りの製品を販売し、他の収入源として重要な役割も果たしています。



自然を守る取り組みのひとつに、リゾートスタッフは毎日1キロにも及ぶビーチと海岸線沿いを掃除しきれいに保っています。またサンゴ礁の状態を頻繁に監視し、ゴミのない海を保つよう努力しています。またワカトビを訪れるお客様にも、生きているサンゴや生物に触らないようお願いしています。


写真提供:ワカトビゲスト Paul Sutherland

ワカトビダイブリゾートは250世帯/約600人が住む、隣村の日常生活のサポートに貢献したり、夜間はリゾートから毎日無料で電気を供給しています。また学校に教材や筆記用具を提供したり、ゴミの処理や管理について指導をしたりもしているそうです。

ワカトビは豪華なリゾートというだけではなく、環境にも優しいリゾートなのです。


写真提供:ワカトビゲスト Deborah Leenutaphong

自然と海洋生態系を維持しようと努力を続けるワカトビの責任者達は、環境に与える影響を最小限に抑えようと、新たな規定を設けました。

こうしてできたのが“海洋環境保護プログラム”で、ここではサンゴ礁の保護・管理に協力する住人たちに報酬を支払い、漁業なしでも生活していける道を開きました。ワカトビを訪れる全てのお客様にも協力してもらっています。

みんなの力を合わせて保護することにより、地元の住民は魚が増えたと喜び、ワカトビを訪れたお客様は素晴らしいサンゴ礁だと喜び、一石二鳥です!!


写真提供:ワカトビゲスト Deborah Leenutaphong


写真提供:ワカトビゲスト Deborah Leenutaphong


写真提供:ワカトビゲスト Deborah Leenutaphong


写真提供:ワカトビゲスト Deborah Leenutaphong

ご飯ですよ!

2012年2月9日(木)

サンゴ礁に住む全ての生物は、私達と同様食事をとり生きていく必要がありますが、厳しい環境で生きていかなければならない海洋生物の間では、食うか食われるかの激しい争いが毎日繰り返されています。

様々な生物が生息するワカトビのエリアでは、食物連鎖のルールに従ったサバイバルゲームが毎日繰り広げられています。


写真提供:ワカトビゲスト Steve Miller

ワカトビのサンゴ礁では、どの種の生物をとっても極端に増えすぎてしまった種の生物は幸運なことにまだ存在しません!

たくさんの生物達は平衡を保ち、整った生態系を維持しています。


写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith


スズメダイやブダイなどの草食動物は水中の植物を餌とし、種によっては植物しか食べないものもいます。


写真提供:ワカトビゲスト J Watt

太陽の光がよく届く浅場では、食物連鎖の基礎にあたり栄養が豊富な海草や海藻が広がり、美味しい食事の宝庫です!


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick

全ての生物は、植物や他の動物あるいは他の生物の廃棄物より、自分では作り出すことのできない有機物を取り入れ生きています。


写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens

肉食動物は他の動物やサンゴのポリプ、貝類を餌とし常食しています。例として、ベラ科やモンガラカワハギ科、アカエイ科の魚が挙げられます。


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson

海には、カマス科やハタ科のユカタハタのように、他の魚を狙うハンター的存在の魚もいます。


写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith

またフサカサゴ科のオニカサゴのように待ち伏せして捕食する魚や、カエルアンコウ科のように疑似餌を使い他の魚を誘い寄せ捕食する魚もいます。


写真提供:ワカトビゲスト Steve Miller

キンチャクダイ科やウミガメのような雑食動物は、動物と植物の両方を餌としています。

ウミガメは主にカイメンや海藻、クラゲを好んで食します。


写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens

フグ科の魚も雑食動物で、無脊椎動物や海藻を好んで食べます。


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson

多くのナマコは、海底に降り積もって蓄積した有機物を主に餌としています。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

尾索動物のホヤや貝類そしてカイメン類は、海水を濾過し有機物や粒子状の物質を得てそれを餌としている生物です。


写真提供:ワカトビゲスト Steve Miller

ハタ科のハナダイやサンゴは、プランクトンや浮遊する小さな有機物を餌としています。

夜になるとサンゴは触手を伸ばし、刺胞を使って食物を捕らえます。


写真提供:ワカトビゲスト Steve Miller

寄生動物は、他の生物(宿主)を頼りに生きている生物のひとつです。

このようにツバメウオの頬にくっつき、餌のおこぼれをもらいながら生きている等脚類は、宿主を利用するだけして何の利益ももたらさないのです。


写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith

海の生態系下は、日中活発に行動する種と夜間活発に行動する種に別れ、日中行動する生物は夜になるとサンゴ礁に身を潜め朝を待ちます。夜行性の生物としてウツボ科、イットウダイ科、キントキダイ科、フサカサゴ科のミノカサゴなどが挙げられ、この生物達は暗闇に隠れ捕食しています。その光景はナイトダイブ中に目撃することもでき、私達を驚かせてくれます!


写真提供:ワカトビゲスト Carlos Villoch

明け方や夕方時の光が少ない時間帯は、昼間や夜間とは全く違った姿を時に見せてくれます。


写真提供:ワカトビゲスト Steve Miller

ウミウシ大集合!

2012年2月6日(月)

母なる大地が生み出した、蝶々のようにカラフルで様々な形をした美しいウミウシ達。今回はこの“海の蝶々”に注目してみましょう!


1. 写真提供:ワカトビゲスト Tom Fretz 
(シンデレラウミウシ)


動物界でウミウシは、貝類と同じ軟体動物門に入ります。お腹の筋肉が発達してできた“足”があるため、軟体動物門の中ではアメフラシやミドリガイと同様、腹足網に分類されています。このカラフルで奇妙な生物は、様々な形状や機能を持っており営み方も違うというから、さらに驚きです!


写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith
(サフランイロウミウシ)


今日までに3,000種類以上のウミウシが分類されていますが、新しい種類のウミウシが現在もなお、たくさん確認されています! 小さいもので数ミリのものから5センチくらいのものがほとんどで、深度に関係なく見つけることができます。


写真提供:ワカトビゲスト Steve Miller 
(セグロリュウグウウミウシ)

貝類とウミウシの違いは、鰓の位置にあります。

貝類の多くは鰓が心臓より前に付いていて、ウミウシの鰓は心臓より後または平行する位置に付いているので、識別する時に確認してみてください。


写真提供:ワカトビゲスト Burt Maurine

ウミウシは、非常に興味深い両性の生き物です。

成熟したウミウシは、上部の首に近い部分に生殖器の開口部を持っています。そして同じ種類のウミウシに会うと、まず匂いを確認します。その後、触覚を使いお互いを認識し合った後、求愛行動に入るようです。


写真提供:ワカトビダイブガイド Miguel Ribeiro 
(ミゾレウミウシ)


ウミウシのペアは、ポジションを“尾”と“頭”にとり、交配する性器乳頭を並べあいます。接触すると、それぞれのペニスを首から裏返し、メスの生殖管を探し出します。この行為は数分で終わることもあれば、何日もかけて行われることもあるそうです。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng  
(ダイアナウミウシ)

ウミウシの一部は、ペアで交尾しながら卵のリボンを残していきます。通常、孵化した後、餌に困らないよう食物源の近くに配列されており、卵のリボンは種に応じて、大きさ、形、色と異なります。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng  
(アンナウミウシ)


ウミウシの卵のほとんどが有害であるため、ウミウシのペアは、安心して卵から離れていきます。卵が孵化すると、卵から自ら這い出てくる種もあれば、水中で浮遊しながら発育していき最終的にサンゴ礁に落ち着く種もあり、種に寄って全く異なります。


写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens

様々な色彩や形を持つウミウシは、食べ物の好みも多様です。

他の種がゆっくり藻類、海綿、イソギンチャク、サンゴ、フジツボ、魚の卵や甲殻類などを食べている時を狙い、他のウミウシを食べてしまう食欲旺盛な共食いウミウシもいるようです!


写真提供:ワカトビゲスト Paul Sutherland 
(クロスジリュウグウウミウシ)

ウミウシは、非常に敏感な二つの触角を持っています。この触角を使い流れの中でも匂いを嗅ぎ分けることができるそうです。また、触感で獲物の居場所を嗅ぎ付けることもできるようです。


写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith 
(アカフチリュウグウウミウシ)

ウミウシは地球上に生息する生物の中でも、とてもカラフルな生物のひとつです。彼らは、様々な手段を使い自分の身を守っています。
ミドリガイ科などのいくつかのウミウシは、カタツムリのようにヌルヌルした道を残すので、仲間を見つけるのには役立ちますが、同時に他のウミウシに情報を提供してしまうことにもなります。

また、攻撃された種のウミウシは、証跡に科学物質を放出し、仲間に警告することができるそうです!


写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens

数種類のウミウシは、身を守るために色や皮膚の表面を生息する場所に似せようと進化するものもいれば、悪臭を放つものもいるそうです。

また、とてもカラフルな生物は毒を持つか、まずくて食べられないという印だと知られていますが、鮮やかな色を持つクロモドーリス科のウミウシもそのひとつです。

体に悪い有害なウミウシを食べて学んだ魚やウツボ達は、まずいウミウシを二度と襲うことはないそうです。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng 
(シラナミウミウシ)

アデヤカウミウシは、刺胞動物を餌とし、その刺胞を体内に蓄えることができる特殊なウミウシのひとつです。そしてその刺胞を背中の突起部分に凝縮させ、敵から身を守るために使っています。


写真提供:ワカトビゲスト Saskia Van Wijk 
(アデヤカウミウシ)


シライトイウミウシは、幼生期にのみ貝を持ちます。またこのような色鮮やかな生物は、毒を持っている証です。


写真提供:ワカトビゲスト Steve Miller 
(シライトウミウシ)

このエリアでよく見られるイボウミウシ科のウミウシは海綿を好んで食べます。またこの鮮やかな色は、魚や甲殻類が嫌がる化学物質を持っていることを意味し、水中生物を寄せ付けません。


(フリエリイボウミウシ)

今朝のダイビングのハイライトはと言うと、この美しいヒラムシが泳いでいるところを見た事です! 何名かのラッキーなゲストは、見られただけではなく、写真におさめることにも成功したようです!!


写真提供:ワカトビゲスト Troy Cheek 

ヒラムシはウミウシに色んな意味でとてもよく似ていますが、ヒラムシは外側に鰓を持ちません。ヒラムシのいくつかは縁に目のようなものを持ち、また違った種は、頭の近くに背触手を持っています。


写真提供:ワカトビゲスト Saskia Van Wijk  
(ヒラムシ)


写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens 
(アンナウミウシ)


ワカトビのエリアでは、年間を通してたくさんのウミウシやヒラムシを見ることができます。チョウチョウウオの生息種類でサンゴと魚の多様性が分かるように、健康なサンゴ礁を好むウミウシがたくさん見られるという事から、ワカトビが環境保護に力を入れているというのがお分かり頂けるはずです!


写真提供:ワカトビゲスト Steve Miller



ワカトビ体験記 ‐Ms. Lisa Collins

2012年1月31日(火)

「私はワカトビでの滞在を最高のものにしたかったので、プライベートダイブガイドを全日程で予約しました。このサービスを利用したことに間違いはありませんでした!私のプライベートダイブガイドのMiguel は、知識が豊富な上に鋭い目の持ち主で様々な生物を見せてくれました。それだけではありません。水中モデルを引き受けてくれたり、重いカメラを運んでくれたりと水中だけではなく地上でも手を貸してくれ、彼以上のガイドはいないと思います!」


写真提供:ワカトビゲスト J Watt

ビーチ好き、スノーケリング好き、ダイビングの初心者、カメラ派、ダイブ本数が数千本を超えるインストラクターなど好みや経験に関係なく、パラダイスで過ごす最高の時を忘れまいと、それぞれの目に焼きつけます。



リサさんは1998年にダイビングを始め、2005年から写真を撮り始め、現在ではセミプロフェッショナルのフォトグラファーとして活躍されています。これまでにたくさんの賞を受賞され、ダイビング雑誌によく写真が掲載されているそうです。


写真提供:ワカトビゲスト Lisa Collins

「世界各地の美しい海を潜ってきましたが、ワカトビには感動しました。美しい島に、設備の整ったリゾートそして目の前に広がる海・・・全部揃って本当の5つ星ですね。最高の時間を過ごせました。」 Lisa Collins



「ひとりひとりのニーズにも細やかに応えてくれ、それプラス素晴らしいダイビングにたくさんの珍しい生物。流れが強くないので、ほとんどのダイビングはとても簡単だし、透明度も最高です!」 Lisa Collins



「ワカトビに来る全てのダイバーに蛍光発光ダイビングをおすすめします! 今までに見たことのない水中世界が目の前に広がります。」 Lisa Collins


写真提供:リキッドモーションフィルム

「私はワカトビでの滞在を最高のものにしたかったので、プライベートダイブガイドを全日程で予約しました。このサービスを利用したことに間違いはありませんでした!私のプライベートダイブガイドのMiguel は、知識が豊富な上に鋭い目の持ち主で様々な生物を見せてくれました。それだけではありません。水中モデルを引き受けてくれたり、重いカメラを運んでくれたりと水中だけではなく地上でも手を貸してくれ、彼以上のガイドはいないと思います!」 Lisa Collins



最近、ワカトビに赤ちゃん亀が泳ぎ着きました。疲れきっていてこれ以上泳げなさそうだったので、ワカトビのダイブスタッフが助けてあげました。数ヶ月後、食欲も増え元気に泳げるまで回復しました。そろそろ海に戻っても大丈夫そうです。


写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens

海に戻す前のことです。何度も水中に潜ろうと頑張るけど、まだまだ練習が必要のようです。


写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens

ワカトビのお客様の中にカメに詳しい生物学者がいたので、その方に見てもらうと、ビニール袋を飲み込んでしまったということが判明しました。水中を漂うビニール袋を‘美味しいクラゲ’と間違え飲み込んでしまったようです。言うまでもなく、カメ達にとっては致命傷です。


写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens

赤ちゃん亀が回復し、やっと潜れるようになりました。ワカトビで面倒を見ていたスタッフの努力の甲斐あり、無事大きく成長することができました。


写真提供:ワカトビゲスト John W. Trone

「スタッフがとても親切で温かく迎えてくれたので、快適に過ごすことができました。ワカトビには一人で来ましたが、一度も寂しいとは思いませんでした。」


コメント&写真提供:ワカトビゲスト Lisa Collins

「お食事も美味しく、お部屋も快適で5スター並みでした。全てのダイバーに、他では味わえないワカトビ風のおもてなしを是非体験してもらいたいです。」 Lisa Collins



写真提供:ワカトビゲスト Steve Miller


写真提供:ワカトビゲスト Lisa Collins

サンゴとイソギンチャクは、地球に住むたくさんの水中生物達の生息地なので、ちゃんと保護していきたいですね。


写真提供:ワカトビゲスト Alvin Rosenfeld


誰がニモ? ニモを探せ!

2012年1月27日(金)

イソギンチャクには触手に刺胞といって毒針のようなものを持っていますが、スズメダイ科に属するクマノミ亜科の魚は、そのイソギンチャクの中で生きる能力を発達させました。

一言でクマノミと言っても、ワカトビダイブリゾートのエリアには9種類のクマノミが生息しており、ワカトビのゲストは全種類を識別しようと必死です!

クマノミは、1匹の大きく支配者的なメスと、1匹以上の小さなオスのグループで生活するという、非常に面白い習慣を持っています。メスが死んでしまった場合は、最も指揮をとっていたオスがメスの様な行動をし始め、最終的には卵巣を持つメスに完全転換します。それと同時に、2番目に大きかったオスが性的に成熟し始め、指揮を握るオスとして生活を始めるという驚く能力も持っているのです!!


写真提供:ワカトビゲスト J Watt (ハナビラクマノミ)


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick (クラウンアネモネフィッシュ)


写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith (クマノミ)


写真提供:ワカトビゲスト Carlos Villoch (カクレクマノミ)

クマノミは、1匹の大きく支配者的なメスと、1匹以上の小さなオスのグループで生活するという、非常に面白い習慣を持っています。(ハナビラクマノミ)



メスが死んでしまった場合は、最も指揮をとっていたオスがメスの様な行動をし始め、最終的には卵巣を持つメスに完全転換します。それと同時に、2番目に大きかったオスが性的に成熟し始め、指揮を握るオスとして生活を始めるという驚く能力を持っているのです!!


写真提供:ワカトビゲスト Carlos Villoch (スパインチークアネモネフィッシュのペア)

オスのクマノミが卵を産む場所を決め準備し、メスが約100〜1000個の卵を産みつけます。その後オスは積極的にイソギンチャクと卵を防御します。小さく透明な幼魚は6〜7日後に孵化し、それから8〜12日間生き残った幼魚は海底に落ち着き、自分に合ったイソギンチャクの家を探し始めます。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng (クマノミの卵)


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick (カクレクマノミ)

やっとの思いで新しい住み家を見つけても、既に他のクマノミが住んでいる場合は、新入居者として一番下に番付けされます。

新しいイソギンチャクの家を見つけるのは、結構大変です。


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson (クマノミ)

スパインチークアネモネフィッシュの幼魚とオスは、明るい赤またはオレンジがかった赤い色に一本の白い帯があります。その一方、メスはより深い赤か灰色がかった赤褐色に一本の白い帯があります。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng (スパインチークアネモネフィッシュ)

このメスのスパインチークアネモネフィッシュは、パートナーのオスより3倍以上も大きいです!


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson(スパインチークアネモネフィッシュ)

クマノミは、通常プランクトンを餌としていますが、時々藻類やイソギンチャクを傷つける恐れのある小さな無脊椎動物も捕食しています。


写真提供:ワカトビスタッフ Ana Fonseca (ハナビラクマノミ)

イソギンチャクの触手にズームイン!


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

クマノミとイソギンチャクは共生関係にあり、双方から多くの役立つことを提供し合って生活しています。


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick (レッドアンドブラックアネモネフィッシュ)

この特別な関係はというと、イソギンチャクは敵からクマノミを守るだけではなく、イソギンチャクの食べ残しをクマノミに提供しているのです。



その代わりに、クマノミはイソギンチャクを護衛し、寄生動物などを取り除きキレイにしてあげます。

さらにイソギンチャクは、クマノミの排泄物から栄養素も取り入れているようです。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng (セジロクマノミ)

『ニモ』またはクラウンアネモネフィッシュなど、クマノミの種類に関係なく水中でこの美しい魚を見ているだけで、私達は幸せです!


写真提供:ワカトビスタッフ Ana Fonseca (レッドアンドブラックアネモネフィシュ)

Wakatobiの余韻に浸りながら・・・by Tula Holmes

2012年1月18日(水)

インドネシアで一番大きな海洋保護地区に入り、どこからも遠く離れたワカトビダイブリゾートのある小さな島トランドノ島には、本当に豊かで素晴らしいサンゴ礁が広がっていました。

空からこの美しいサンゴ礁を見ているとエメラルドグリーン、透き通った青、深い青とまるでビー玉のようです。

バリ島からの特別チャーター機でトミア島に向かう途中、小さい飛行機の窓から見えるのは、どこまでも続く青い海と美しい環礁の数々。そしてトミア島に近くなるにつれ、興奮で胸がドキドキしたのを今でも覚えています。

機内から見ていると、無人島や緑の生い茂るジャングル、海岸沿いにはたくさんのヤシの木が並ぶ島をたくさん目にしました。この美しい自然を壊して作った道や家は目につきませんでした。

観光客がほとんどいない場所を訪れている事をとても嬉しく思うと同時に、何十時間もかけて地球の反対側まで来た甲斐があったと思いました!


写真提供:Didi Lotze

特別チャーター機は、ワカトビが所有する小さな空港に降り立ちました。それから車に乗り換え、シンプルな家が立ち並ぶ小さな村を通り抜けて行きます。

車を降りると子供達が「ハロー、ハロー」と満面の笑みで駆け寄ってきます。そこから石の階段を降り、桟橋まで向かいWakatobi IV号に乗船すると、冷たいおしぼりとウエルカムドリンクを手渡してくれました。

とても暑い日だったので、嬉しいサービスでした。全員ボートに乗り込み、ボートが桟橋から離れていくと、子供達が一生懸命手を振ってくれました。




写真提供:ワカトビゲスト Paul Sutherland

純粋に幸せを感じる瞬間・・・


写真提供:ワカトビゲスト James Watt

ワカトビダイブリゾートの桟橋に着くと、たくさんのスタッフが私達を迎えてくれました。

白い砂浜には透き通った青い波が打ち寄せ、ビーチ沿いからは大きな曲がったヤシの木が空に向かって伸びています。各バンガローの周りにもヤシの木やたくさんの植物が植えてあり、ビーチチェアーと白いパラソルも用意されていました。
海と緑の香りに包まれ、心からリラックスできました。


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson

桟橋からは、担当のスタッフがバンガローまで案内してくれました。

到着したばかりでしたが、すぐ水着に着替え“素晴らしい”と聞いていたハウスリーフへひと泳ぎしに行きました!


写真提供: Didi Lotze

緑と黒の羽のような腕を持つウミシダが、水中を浮遊する有機物を取ろうと手を伸ばしています。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

わずか数メートル泳いだだけで、ここのサンゴ礁の素晴らしさに驚きました!

もっと近くで見るため、BCDから空気を抜きゆっくり潜行していきます。様々な色彩が広がる水中景色は、まるで花が咲き乱れるお庭のようです。

全てが生き生きしていて、この美しさといったら言葉では表現しきれません。



何かと思ったら、獲物を待つカエルアンコウがすぐ目の前に!!


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick

クマノミと同じ様な色のピンクやオレンジ色のイソギンチャクは、彼らの大切な隠れ家です。


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson

背景とマッチさせながら浅瀬を泳ぎまわるツバメウオの幼魚たちは、私達ダイバーのフィンが動くまで気づかなかったようで、すぐ近くまで寄ってきました。


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick

海で生きていくためには、擬態したり色を変えたり、群れをなして泳いだりと手段は様々ですが、ワカトビでは水中世界の信じられない光景をたくさん見ることができました。

呼吸するのを忘れて、目の前に広がる景色にただ見入ってしまいました。


写真提供:ワカトビゲスト Enrico Witte

私達ダイバーはまるで宝探しでもするように、小さな穴の中や岩のまわりをチェックし、カラフルなウミウシなどが隠れていないか探します。

そしてピンク色の海ウチワを見つけると、傷つけないよう気をつけながらピグミーシーホースや小さなエビがいないか入念にチェックします。


写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith

隣の村と提携し、村に電力を供給する代わりに漁業禁止エリアを設けました。

そのため村の漁師達は、保護エリアから遠く離れた場所で漁業をしてきましたが、保護を続けてきた効果が現れはじめ、大きな魚が増えたと喜んでいるそうです。

リゾート側は美しいサンゴ礁を守れ、村側も魚が増えたと満足でき、言うまでもなく、この計画は大成功です!!

私達はリゾートに滞在中、1日3本のボートダイブをし、毎回違ったサイトで潜りました。それぞれのダイブサイトがユニークで、サンゴ礁に潜む様々な生物を見ることができました。大きな海ウチワや巨大なカイメン、カラフルなソフトコラールに覆われた美しいウォールを、流れに乗ってドリフトダイブした時は最高の気分でした。

特にテーブルコーラルシティやザ・ズーというダイブサイトでは、本当に素晴らしいサンゴ礁が広がり、珍しい生物もたくさん見られました。


写真提供:ワカトビゲスト Lynn Robben

頭を覗かせ鋭い歯を見せつけているウツボやテッポウエビがせっせと働くのを見守るハゼなど、海で生活する何千何万もの生物は一生懸命生きています。そのほんの一部ですがダイビングを通じて見ることができることを私は幸せに思います。

目を慣らさないと、砂地で上手に隠れているワニゴチやヒラメを見つけるのにも一苦労です。


写真提供:ワカトビゲスト Paul Sutherland

チンアナゴが興味津々そうな可愛い顔をして、穴から顔を出しています。長い間観察していたら、ウインクをしてくれた気がして嬉しい気分になっていたのに、ミノカサゴが毒を持った背びれを広げて近づいてくるではありませんか!追いかけて来ないでぇ・・・


写真提供:ワカトビゲスト J Watt

ロングハウスの鉢植えには赤や紫色のブーゲンビリアが咲き乱れ、インドネシア人スタッフの笑顔、そしてカラフルな魚達・・・周りを見渡してみると美しいものばかりです。

人気ダイブサイトのひとつ『ローマ』は、美しい都市の古代ローマにちなんで名付けられただけあって、素晴らしいダイブサイトでした。尾根に沿って潜行していくと、大きなバラの形をしたキャベツコーラルが見えてきます。目の前に広がる景色に感動していると、マダラタルミや鮮やかなクマササハナムロの群れが“ローズ”を横切って行きました。


写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens

減圧不要限界時間が迫り、ダイビングコンピューターが警告し始めるたびに、浮上しなければならないのが残念でしかたがありません。まだ、遭遇していない生物達に遇うため、行く前から次のダイビングが楽しみでしかたがありません。だからダイビングはやめられないのですよね!

イソギンチャクを覗いてみると、クマノミが住み家のイソギンチャクに出たり入ったりしています。小さなニモちゃん、あなたはとっても素敵な魚よ!


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson

Tula Holmesさんが、彼女のワカトビでの日々を振り返り書き綴ってくれました。

Tulaさん、ありがとうございました。


写真提供:ワカトビゲスト Lisa Collins

世界で一番美しいサンゴ礁の広がる、このターコイズブルーの海でまた逢いましょう。


写真提供: Didi Lotze

Wakatobiの雨季

2012年1月16日(月)

Wakatobiにも世間一般に言う雨季がやって来ますが、ちょっとした通り雨と爽やかな気温のため、意外と心地よく過ごすことができます。

雨季と言っても、そんなに悪いものではないのです。

ワカトビダイブリゾートは、スラウェシ島の南東に位置しています。



この地域は、地球上でサンゴが最も生息するとされる三角地帯『コーラルトライアングル』と称され、世界でも有数の海洋生物の生息地帯であると同時に、ワカトビダイブリゾート周辺は海洋生物保護地域でもあります。

そしてこの『コーラルトライアングル』内には、うっとりするほど素晴らしいサンゴ礁が広がっています。



Wakatobiは、一年を通して平均気温30度と暖かい熱帯気候に恵まれています。

水温も27〜29℃と暖かく、透明度も平均30mと年間を通していいコンディションが続きます。


写真提供:ワカトビゲスト Arthur Haseltine

4月から12月の乾季と1月から3月の雨季とで、二つの季節に分かれています。

一概に雨季と言っても一日中雨が降り続くというものではなく、例年からすると夜に雨が降ることが多く、降水量は地下水を維持するのに十分な程度です。


写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith



雨の降った後は爽やかな空気が広がり、リゾート内の植物も碧々と茂り生き生きとしています。



カラフルなコマチコシオリエビ


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick

雨の日や曇った日でも、水面下には美しい景色が広がります。



スノーケリングに出かけると、どこまでも続く美しいサンゴ礁に魅了してしまい時間を忘れてしまいがちですが、太陽の日差しが少ない時でも日焼け止めはお忘れなく!


写真提供:ワカトビゲスト J Watt

ワニゴチが、目の前を泳いで行くダイバーを眺めています。


写真提供:ワカトビゲスト Arthur Haseltine

過去16年間でダイビングがキャンセルになった日は、たったの1日だけです! きっとこれは世界記録かもしれません。



このことからもワカトビでは、365日“パラダイス”というのがご理解いただけるはずです!

Perhaps the most remarkable, fascinating animals on earth…この世で一番、視力の優れた動物?

2012年1月10日(火)

この世で最も視力のいい動物に、シャコ類が挙げられます。シャコ類または甲殻動物は獰猛な補食性の動物でもあるのです!

ハナシャコ科の捕獲の方法は、“鎌のような脚で相手を捕獲するシャコ”と “ハンマー系の前脚で強打して捕獲するシャコ”の2つのグループに分かれ、400以上の種類が存在します。その種類によって、相手を強打し失神させるか、突くか強打し粉砕するか異なってきます。


1. 写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith



小さなハゼに特殊なライトを当ててみると、目のまわりと背骨の部分がピンク色に発光しているのが分かります!
蛍光発光テクノロジーの考案者であるDr Charles Mazelは、「ダイビングに出かけ、水中生物の観察をしたりすることは、これまでの人類の歴史にはなかったことです。ましてや、サンゴや水中生物の蛍光発光を見たことがある人間は、本当に限られています!きっと世界中で90%を超える人が目にしたことがないだろう。」と語ります。


写真提供: Liquid Motion Film

水中のサンゴが蛍光発光する様子。


写真提供:ワカトビゲスト Asti Livingston

「蛍光発光ダイビングは、本当に驚くべき経験でした!! 様々なサンゴがまぶしく光りとても幻想的でした。Wakatobiに行かれる方は絶対体験することをおすすめします!!」  コメント:Norm Vexler


写真提供:ワカトビゲスト Essa Al Ghurair

この世で最も魅惑的な動物のひとつにシャコ類が挙げられます。


写真提供:ワカトビゲスト Saskia Van Wijk

シャコ類がハンター上手な理由には、彼らのずば抜けた視力にあります。
シャコ類の目は16種類の異なる光受容体を持ち、それらのうち12容体は単独で色を分析できるのです。(どのぐらい優れているかというと、私たち人間は、わずか3つの色彩チャンネルしか持っていないのです!)

科学者達はシャコ類が見ている世界を、私達人間は想像することすらできないのだと言います。


写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson(モンハナシャコ)

THE ZOOというダイブサイトでは、シャコ科のスピアリングマンティスシュリンプがよく穴から顔を覗かせ、優れた目で私達を見ています。

独立した左右それぞれの目を、違った方向に動かしたり、360°回転することも
できるというから、さらに驚きです!


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

蛍光発光するオニカサゴは、昼間と全く違った色で見ることができます。


写真提供:ワカトビゲスト Essa Al Ghurair

モンハナシャコは、敵を強打して捕獲するシャコです。

餌を探しているのか、歩き回る一匹のモンハナシャコを発見しました!華麗に動き回る姿は、まるでカメラレンズの前でダンスをしている様です。

すると突然、モンハナシャコはハンマー系の捕脚を打ち出し、カニの甲羅を粉砕すると自分の穴の中に持ち帰ってしまいました!きっと、ゆっくり時間をかけて食べるのでしょう。

その全てが一瞬の出来事だったので催眠術にかかった様に反応できず、残念ながらその瞬間を撮ることが出来ませんでした。


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick

モンハナシャコはハンマー系の捕脚を、目に見えない速さで打ち出し、敵を打撃し捕獲します。その打撃の威力は、22口径の銃弾と同じだというから、さらに驚きです!全長20cmにも満たない、小さな動物がこんな信じられない能力を持っているとは本当にビックリです。
さてシャコ類の目は、3つの異なる部分で構成され、それぞれの部分に瞳孔を持ち、各目が三眼顕の視覚と距離を認識できるだけではなく、同時に3種類の画像で見ることができるそうです!

それに対し私達人間の目は、どんなに頑張っても両方の目でひとつの画像しか見られないですよね・・・


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

2名のゲストが、蛍光発光ダイビングを体験するために素晴らしいサンゴ礁の広がるThe Zooというダイブサイトに出かけていきました。そして砂地の所で、明るい2つの蛍光色を発するオレンジ色のシャコを発見しました!

シャコが発光する訳は、コミュニケーション手段のひとつだと証明されており、脅威的な能力のひとつですね。


写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick

昼間のオトヒメエビはいつも忙しく掃除していますが、夜になるとプランクトンやカイアシ類を捕食するために、活発に行動し始めます。

日中は前節部分等、半透明でよく見えない所が、夜に特殊なライトを当ててみると、明るい黄色に発光しているのがよく分かります。


写真提供: Liquid Motion Film

普通のライトの光、特殊なライトの光・・・こんなにも違って見えるのです!

全く同じ水域の環境で育つ、同じ種類のサンゴでも、ひとつは明るい緑色に発光し、もう片方は全く発光しないか、もしくは違う色で発光しているのも確認されています。しかし、それがなぜなのかまだ解明されていないのが現状です。

こんな水中世界の不思議を是非ご自分の目で、確かめてみてください!


写真提供: Liquid Motion Film

多種多様なサンゴや生物達が生活する、ワカトビの美しいサンゴ礁。


写真提供:ワカトビゲスト Eric Cheng

ワカトビ体験記 by Marcus Lindenlaub

2012年1月6日(金)

2011年8月にワカトビを訪れたMarcus Lindenlaub とその家族が、滞在中に撮影した写真の一部をシェアしてくれました。

楽しい+リラックスできる家族旅行の過ごし方を、陸と水中両方の写真を通じて伝えてくれました。

素晴らしい写真を掲載いただき、ありがとうございます!

素晴らしい写真の数々は、素晴らしい経験の後に来ます。

素晴らしい休暇の後には、素晴らしい写真が残ります。全てがつながっているのです。


写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011

他の人を幸せにできることの幸せ。
ダイビングの情熱を分かち合える幸せ。
幸せを見出せる仕事ができることの幸せ。

そして、素晴らしい時間を一緒に分かち合えることの幸せ。


写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011

美しい夕暮れをバックに、ヴィラの窓に綴った言葉・・・WAKATOBI 🙂


写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011

ワカトビでは、ダイバーやスノーケラー、子供や親、写真を撮る撮らないに関係なく、ひとりひとりのニーズに応えてくれます。そんな心遣いのあるリゾートです。


写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011

シンプルがベスト!

マスクとフィンを着けて、バンガロー前のビーチからスノーケリングに出かけます。ビーチからあまり遠くまで行かなくても、目の前には素晴らしいサンゴ礁が広がります。

写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011

豊かな自然が広がる場所では、自然と素敵な写真が撮れるものです。


写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011


写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011


写真提供: Markus Lindenlaub, Aug 2011

みんなでお祝いしてくれました!


写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011


写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011

イエ~イ!!



マーカスさんは、医療技術会社のCEOを務めるだけではなく、エンジニアでもあります。そして自然の写真を撮ることは趣味を超え、彼の情熱だと語ります。

最近彼が撮影した写真が、アメリカを代表する国立スミソニアン博物館より、自然界の素晴らしい瞬間を捉えたとして、賞を受賞したそうです!おめでとうございます!!

http://www.mnh.si.edu/exhibits/natures-best-2010/3_MarcusLindenlaub_HH_Penguins.html



ワカトビに行く前に寄ったバリ島にて。


写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011


写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011


写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011


写真提供: Marcus Lindenlaub, Wakatobi, August 2011 (www.outdoorimages.eu )

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