2月2日~ 王道コース
2013年2月9日(土)
今週は川奈・ジェスター様、八幡野・海好き様、マリング様の合同チャーターツアーでした。楽しい一週間をありがとうございました。

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2013年2月2日(土)
今週は西表島ダイブラティーク様のチャーターツアーでした。25名様満員でお越しいただき、賑やかなツアーとなりました。
ありがとうございました。

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目には見えない大切なモノ
2013年1月28日(月)
私達を取り巻く環境には‘見えないけど、とても重要なモノ’があります。例えば、日光:これは存在を通して見ることができますが、構成されている‘エネルギー’は目にすることができません。ある存在に依存している有機体は、その存在無しでは滅びてしまいます。私達が呼吸している空気も、目には見えないので同じことが言えます。さあ、日光や温度にとても大きく左右されるサンゴ礁には、何が影響しているのか見ていきましょう!生きたサンゴのポリプはお花のようにも見えますが、それは植物ではなく、実は動物なのです。しかし、シンプルな生物に何がこのように美しい色を与えていると思いますか?
ほとんどの場合、サンゴの本当の色はポリプの色ではなく“褐虫藻”と呼ばれる藻類がサンゴの中に住んでいることで美しい色をしているのです。英語では、ゾーザンテラ “Zooxanthellae” と呼ばれ、”zoion”=動物、”xanthos”=黄色、”-ella”=小さなもの、というギリシャ語から来ていると考えられています。この“小さい・黄色・もの・生きている・動物”は、おそらくサンゴ礁のシステムの中で最も重要な役割を果たしていることでしょう!

写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams
褐虫藻とは、海に住む無脊椎動物と共生する渦鞭毛藻類の単細胞藻類の総称です。ちょっと難しくなってしまいましたが大丈夫ですか?シンプルにまとめると、褐虫藻とは全ての造礁サンゴの組織に住んでいて、サンゴに栄養を与え、健康を保つためには必要不可欠な光合成藻類のことなのです!

写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens
新しい研究では、褐虫藻は数百を越える多様な生物のグループであることが明らかになっています。褐虫藻は、一種または2〜3種のサンゴに共生し、同じサンゴをシェアしていることもあります。
ここでは、マイクロスコープのテクニックを使って撮影したイソギンチャクの内側の細胞層で、褐虫藻(赤色の部分)の存在を示しています。

写真提供:ワカトビゲスト Ian Yarett
これらの単細胞藻類が共生する代表的なホストとしては、熱帯・亜熱帯に生息する造形サンゴの他にも、光合成を必要とし、移動しながら無機栄養素を受け取れるイソギンチャクやクラゲなどの組織にも住んでいます。
また、いくつかのカイメンやヒラムシなどの扁形動物、そしてシャコ貝などの軟体動物にも共生していて、別のエネルギーにプロセスできるホストの細胞内に侵入しているのです。よく分からないけど、すごい!と思う方のために、ウィキペディアをおすすめします!(実は、私も見みました!)http://ja.wikipedia.org/wiki/褐虫藻

写真提供:ワカトビゲスト Farah Hussein
すごい要因のひとつとして、たくさんの生命を司る海は太陽からエネルギーを受けています。この光エネルギーは、光合成のために使われ、水の濁り具合により異なりますが、およそ200メートルの深さまで浸透できる唯一のエネルギーだと考えられています。
その熱は、地球上に生息する全ての海洋生物に影響を及ぼします。海の産物の根本は植物にあり、プランクトン、海草や昆布などの海藻が全ての生態系をサポートしています。これらの生物も、褐虫藻のように成長していくためには光合成をする必要があるのです!

写真提供:ワカトビゲスト Mark Strickland
光合成とは、植物が太陽のエネルギーを受け、栄養素と水と二酸化炭素から炭水化物を合成し、酸素とエネルギーを作り出すプロセスのことです。海に生息する植物、特に植物プランクトンは大気中の酸素を調節するのに大変重要な役割を果たすと同時に、地球上に生息する海洋生物の大半をサポートしているのです!

写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson
サンゴは光を避けられ、補食されることのない安全な環境を褐虫藻に提供する代わりに、褐虫藻はサンゴが代謝する老廃物をエサとして処理するという、共生関係を維持しています。
ここで一番重要な事は、褐虫藻が光合成をする際に作り出されるグルコース、グリセロール、アミノ酸をサンゴに提供しているという事です。そしてサンゴはそれらの成分を使い、タンパク質や脂肪、炭水化物を作り出し、骨格を形成するのに必要不可欠な炭酸カルシウムを生成しているのです!栄養の少ない熱帯海域の栄養分をリサイクルするのに、藻類とサンゴのポリプの完璧な共生関係が役立っているのです。実際に、褐虫藻の光合成により作り出される有機物の90%以上が、ホストであるサンゴの組織に直接送られているのです!

写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams
付け加えると、サンゴに充分な栄養素を提供し、サンゴが美しくそしてユニークな色でいられるには、褐虫藻の存在が必要不可欠ということです!
時には、海水温の上昇や汚染された水などの要因が加わりサンゴがストレスを感じると、サンゴのポリプは藻類細胞を追い出し、骨格が真っ白になってしまいます。この状態を一般的に‘サンゴの白化現象’と言われています。サンゴは褐虫藻なしでも触手を使いプランクトンを食べていくことができますが、成長していくことはできず、このような状態が長く続くとサンゴは死んでしまうのです。

写真提供:ワカトビゲスト Steve Miller
造礁サンゴは、褐虫藻との親密な関係があるため 植物のように成長していく事ができるのです。
藻類の細胞は光合成のために光が必要で、サンゴ礁のサンゴはきれいな水を必要とします。このような理由から、浮遊物質が少なく、あまり濁っていない海域でサンゴが多く見られるのが頷けるはずです。

写真提供:ワカトビゲスト Norbert Probst
軟質サンゴの一部は八放サンゴ亜綱に属し、ポリプの周りに8つの触手があることで識別されます。この種の半分以上が、造礁サンゴのように褐虫藻と共生する関係にあるにもかかわらず、大部分は成長が遅く、寿命が長いことも特徴のひとつです。軟質サンゴは、水の流れだけが頼りで、プランクトンなどの浮遊物がポリプの近くに来ると、刺胞を使ってフィーディングするため、造礁サンゴよりも発達が遅れています。この種のサンゴは、捕食者や有毒物質の少ない深海でも発見されています。

写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams
サンゴや褐虫藻の他にも、海にはたくさんの生物が生息しています。インド/太平洋は、さまざまな種類のウミウシを見ることができる海域でもあります。色や形も様々なこれらの生物は、芸術家が作ったモノのようにも見えます。
お花のようと言うか何と言うか・・・このオオコノハミノウミウシPhyllodesmium longicirrumは、体内に褐虫藻を取り入れ光合成をするウミウシです!英語では、“ソーラーパワー”ウミウシと呼ばれているのも、頷けますよね!?

写真提供:ワカトビゲスト Greg Sorger
この巨大なオオコノハミノウミウシは、リゾートの割と近くにある‘コンチータ’というサイトでよく見られています。
この驚くべきウミウシの体には、黄金色の褐虫藻のスポットが確認できます。このウミウシは、ソフトコーラルから褐虫藻を摂取し、消化器系を通して体内に取り込み、皮膚の下に納めます。そして、褐虫藻が光エネルギーを受けると、光合成し栄養素を作り出すため、何ヶ月も長くウミウシを生かす事ができるのです!

写真提供:ワカトビダイブリゾート
植物ではないため自身で光合成ができない多くのイソギンチャクもまた、褐虫藻などの藻類と共生する関係にあります。これらの藻類は、動物の胃の真皮の細胞に住んでいます。イソギンチャクは、藻類が光合成して作られる酸素と栄養素を得る事ができ、その代わりに藻類は、日光と微小な捕食者から隠れられる場所を提供しているのです!また、イソギンチャクの触手には刺胞があり、触手に触れる小動物を麻痺させる事が出来るため、草食動物に食べられる可能性が一層低くなるメリットもあるのです!

写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams
シャコ貝は、ザルガイ科シャコガイ亜科に属する一番大きな二枚貝です。最も大きいオオシャコガイは殻長1メートル以上、重量200キロを越えることがあり、100年以上生きていると考えられています。
インド・太平洋に主に生息し、ワカトビのエリアではたくさん見ることができますが、残念なことに、 日本を初め、フランスや東南アジアの国々では珍味とされ、中国では媚薬の効果があると信じられているため、世界的に急激に減少しているのが現状です。

写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams
シャコ貝は、外套膜という器官(背側で内臓を覆う体壁で、この器官の表皮から炭酸カルシウムを分泌して貝殻を作りだしています)の組織内に褐虫藻を共生させ、生きてくのに必要な栄養素のほとんどを褐虫藻の光合成に頼っています。
貝類は水中に卵と精子を放出し、水中で受精卵となった後、12時間程水中を漂った後に孵化します。約一週間すると、若い貝は海底に落ち着きます。(最初の数週間で頻繁に場所を変えます。)この頃は、まだ共生藻を持っていないので、プランクトンなどの浮遊物を捕らえては、フィルターに通し栄養をとるというサイクルです。

写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens
サンゴ礁に住む魚たちは、とてもカラフルで生き生きとしています。ここには、ハゼのような小さな魚から、巨大なジンベイザメなど本当に多種多様な生物が生息しています!

写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams
草食系のブダイやスズメダイ、ギンポの仲間がサンゴに生える藻類を常に食べてくれるため、藻類が大量発生するのを防いでくれています。これらの魚は、サンゴ礁の生存には不可欠な存在と考えられています。

写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams
栄養の少ない海にもサンゴは生息していますが、この場合はプランクトンを食べる魚がサンゴに栄養素を補給していると考えられています。動物プランクトンをエサとする魚の糞には、豊富な栄養素が含まれているため、サンゴの供給源となっているのです。

写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams
サンゴ礁の存続の重要性は言うまでもありませんが、海には4000種以上の魚と800種のハードコーラルが生息しています。そんなサンゴ礁は、自然遺産であり、地球上で最も多様で貴重な生態系なのです!

写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams
この多様性は、これからの未来のために新しい薬を見つける鍵となると考えられています。癌や関節炎、細菌感染症、ウイルス、その他疾患に効果があるとされ、サンゴ礁に住む動植物を使った薬がたくさん開発されています。
健康で美しいサンゴ礁が広がることで、観光地として注目され何百人もの人が職を得られるようにもなります。それでも、数千人の人々は、漁業をして生活を営んでいるかもしれませんが、サンゴ礁は経済的、環境的に人々にチャンスを与えてくれるのです!

写真提供:ワカトビゲスト Wayne MacWilliams
またサンゴ礁は、波をせきとめ浸食や家屋の損害、人名の損失を防ぐことにもつながり、たくさんの人々の生活がサンゴ礁の存在に直接関係していることになります。このデリケートな生態系を保護していくためには、更なる努力が必要とされます。

写真提供:ワカトビゲスト Didi Lotze www.roundshot360.de
幸いなことに、地球上のいくつかの場所では、まだ綺麗なサンゴ礁が広がっているエリアがあります。年間の水温が26度から30度以内に留まり、私達人間が及ぼす影響を最小限に抑えたワカトビもその中のひとつです。
ワカトビダイブリゾートは海洋保護区内に位置しており、豊かな海洋生物と多様性は訪れるダイバーを魅了し、未来の世代にもこの美しい海を残せるよう努めています。

写真提供:ワカトビゲスト Warren Baverstock http://warrenbaverstock.smugmug.com/
ワカトビダイブリゾートは間違いなく、世界でも有数の多様で魅力的な海のひとつだと思います。ここを訪れる洗練されたダイバーは、自然環境について理解のある方が多く、一緒にこの海でダイビングを楽しめることをスタッフ一同嬉しく思っております。
写真を提供してくれたゲストの皆様、ご協力いただきありがとうございます。

写真提供:ワカトビゲスト Didi Lotze www.roundshot360.de
1月19日~ 王道コース
2013年1月26日(土)
お天気の良い1週間でした。今週は小笠原からパパスダイビングスタジオ様、沖縄からバグース様がお越しくださいました。

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サークル オブ ライフ
2013年1月16日(水)
活気に満ちたサンゴ礁の広がる所でダイビングをしていると、‘なんて素晴らしい世界なのだろう’と安易に考えがちですが、それは表面上にしか過ぎません。サンゴ礁での生活はそんなに簡単なものではなく、様々なルールが存在する厳しい世界なのです。
写真提供:ワカトビゲスト Steve Miller
“食うか、食われるか”が一番重要なルールなので、種のために繁栄し、次世代のために正常な遺伝子を残すには充分長生きする必要があるのです。

写真提供:ワカトビゲスト Larry Abbott
そうはいっても、長生きするのはそう簡単なことではありません。

写真提供:ワカトビゲスト Rob Darmanin
枝サンゴの間を泳いでいるハナグロチョウチョウウオのペアのように、なんで水中に住む生物たちはこんなに綺麗なんだろうと不思議に思ったことはありませんか? しかし、水中の世界では幼魚から成魚になるまでに、たくさんの危険な道を通らなくてはなりません。

写真提供:ワカトビゲスト Walt Stearns
ワカトビのように多種多様で健康なサンゴ礁が広がるリーフでは、多くの種が複数の適した場所を持っているため、繁殖するための相手も見つけやすいのです。
水中の世界では、ユニークな模様や色は種を区別するのにとても重要です。特に異性にアプローチする時は、見せ方が全てです。色や模様だけではなく、時には異性の注意を引くために変わった姿勢や動きをしなければいけない時もあるようです。

写真提供:ワカトビゲスト Frank Owens
この写真のカエルアンコウのように、いくつかの種のカエルアンコウは目を惹くような色をしています。色は仲間を見つけるための重要な要素になるとも考えられています。
ほとんどのカエルアンコウは、生き残るために周囲に擬態したりしてできるだけ目立たないようにしています。そして異性にアプローチする時が来ると、独特な香りや‘フェロモン’を水の中に放出するのです。

写真提供:ワカトビゲスト Erik Schlogl
ほとんどの魚にとって、子孫を残すことが優先順位の一番上にきます。そんな魚たちにとっては、繁殖していくことが最も重要なため、異性の気を引く時は真剣な勝負となります。その競争に対抗するために、いくつかの種は、機能的なメスまたはオスとして生活を開始し、後で他の性に変えたり、性的に成熟するのを遅らせたりする種もあるのです!
例えば、一匹の支配的なオスと複数のメスで構成されるスミレナガハナダイのオスはハーレム状態です。メスは、明るいオレンジ色をしているのに対し、オスには体に紫色で正方形の斑点があります。メインの支配的なオスが死んでしまうか、仲間から外された場合は、グループの指揮を引き継ぐために最高ランクのメスがすぐに性別、色、サイズを変えます!この支配的なオスは、自分のグループに属する幼魚も保護するので、ボスを持つことは幼魚たちにとってもメリットがあります。

写真提供:ワカトビゲスト Mark Vanderlinden
海洋生物のメスの産卵生産能力は、そのメスのサイズと年齢に関連していると言います。大きくて年をとったメスは、大きくて質の良い卵を生む能力があります。大きくて良い卵は、大きくて強い幼魚となるため生存率も高くなります。
そのためオスたちは本能的に、より大きく成熟したメスに惹かれるのでしょう。そう、強い者が生き残る厳しい世界なのです!

写真提供:ワカトビゲスト Carlos Villoch
ほとんどの魚たちは様々な方法で産卵し、育児の方法も様々です。
遠洋で産卵する魚の大半は(アジ、チョウチョウウオ、ベラ、ゴンベ、キンチャクダイなどの仲間)オスとメスが一緒に上昇していき、水中で卵と精子を放出します。ハタやタイのような種は、月が正確な位相にきた時に、産卵のために特定の場所に大きな群れをなします。ブダイの仲間は、夕暮れ近くになると産卵のために集まり捕食を避けるために、同じ種の他の魚たちと同時に大量の卵と精子を放出します。
大きな群れを作って何万もの卵を放出することは、卵から孵化する幼魚の生存率を上げることにもつながります。何匹かのラッキーなこのギンガメアジもまた成長し、同じサイクルを繰り返していくのです

写真提供:ワカトビゲスト Doug Richardson
いつ、どこで産卵を好むかは生息する環境の状態により異なります。
例えばハナミノカサゴは、卵をより分散するために流れが強い時を狙います。そうすることにより、卵の分布範囲が広がり子孫の繁栄につながると考えられているようです。

写真提供:ワカトビゲスト Steve Rosenberg
ハナミノカサゴとは対照的で、スズメダイやモンガラカワハギ、クマノミ、ハゼ、ギンポのように小さな種は海底に卵を産みつけます。(一部は事前に巣を作る種もいます)そして、卵が孵化するまでの数日間は熱心に面倒をみながら卵を保護します。卵が孵化すると稚魚たちは潮の流れにのり、自らの人生を歩んでいくのです。
サンゴ礁に住む魚たちで巣を作る種は稀ですが、そんな魚たちを観察してみると藻類や小石の破片などをどかしてキレイにしたり、一生懸命に巣を守ったりととても興味深い行動を見ることができます。そして彼らもまた卵が孵化するまで、巣穴を守り卵の面倒をちゃんと見るのです!

写真提供:ワカトビスタッフ Guy Chaumette, Liquid Motion Film, www.liquidmotionfilm.com
オスのクマノミや数種類のスズメダイは、ホストであるイソギンチャクの近くに巣を作ります。メスは卵を産むとすぐその場から去り、オスが卵を受精させるためにやって来ます。そして、オスがその卵の面倒を見るので“ミスター・ママ”となり、自分のヒレをなびかせ新しい水と酸素を送り込んだりして、一日中一生懸命面倒をみます。また、巣の汚染を避けるために死んでしまった卵の除去をして、卵があるエリアをキレイに保つのもオスの仕事です。

写真提供:ワカトビゲスト Rob Darmanin
ピグミーシーホースを含むタツノオトシゴの仲間は、ペアになるとオスが主導権を握るようです。というのも、オスのピグミーシーホースが妊娠し出産するからです!
オスが妊娠することにより、交尾の行動も逆転することになります→メスが未受精卵をオスのお腹の育児嚢に移すと卵の外殻が壊れ、卵の周りに細胞が集まってきます。受精後、ピグミーシーホースの赤ちゃんの準備が整うまで、オスは環境を整えます。受精してから約11日後、一度の出産でおよそ6匹から15匹の赤ちゃんを産みます!

写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith, www.oceanrealmimages.com
卵を守りやっと孵化したとしても、稚魚たちが立派な成魚になるまでには相当な時間を要します。
小さな稚魚たちが海流に流されながら成長していく課程では、他の海洋動物のいいカモになってしまう確率が非常に高く、稚魚の死亡率の一番の原因とされています。そのため、補食されるのを避けながら成長していける場所を見つけることがとても重要となります。

写真提供:ワカトビゲスト Steven Reinemund & Cristina Mendoza
生息地の他に、浅瀬にあるラグーン内は栄養素が豊富なため幼魚が成長していくのにとても適した場所でもあります。十分な栄養を取ることは彼らの成長に直接影響を与えるため、生存していくためには必要不可欠です。また、小さな魚が早く大きくなることにより、捕食者から逃れられるチャンスも高くなるのです!
そのため私たち人間は、幼魚たちが捕食者から隠れられ栄養素が豊富なマングローフや海草・海藻が密集するエリア、浅瀬にあるラグーンなどの環境を保護していくことがとても重要視しされており、絶滅危惧種に指定されている生物の保護にもつながると考えられています。

写真提供:ワカトビゲスト Adam Middlemass
幼魚たちがサンゴ礁に落ち着くと、一部の幼魚は嗅覚と聴覚を使い、同じ種の個体が住んでいる場所を見つけ出します。仲間を見つけることにより、その場所は環境がよく、その種に合った食物が得られることを証明していることにもなります。それと同時に、同じ場所で生活していくにあたり競争関係になることも意味しています。

写真提供:ワカトビゲスト Richard Smith, www.oceanrealmimages.com
同じ種なのにも関わらず幼魚と成魚の色や模様の違いには、いつも驚かされます!
ほとんどの魚が最終的な姿になるまで、成長していく過程で色や模様を変えていきます。ダイバーに大人気のこの可愛いミナミハコフグの幼魚が、成魚になるとどんな感じになるのかご存知ですか?

写真提供:ワカトビゲスト Rob Darmanin
いくつかの種の幼魚は外敵から身を隠すよりも、味方の振りをした方が良いことを知っています!
実際に彼らは明るい青色をまとい、捕食者に提供できるサービスがあることをアピールしています。一般的に“クリーナーブルー”と呼ばれている青い波模様は、クリーニングフィッシュであることを示していて、魚たちはこの色をきちんと識別することができるそうです。クリーニングサービスを提供することで、食べる方と食べられる方の関係をなくすこともできるのです。ホンソメワケベラが完全に成長し、被害を受けにくくなる頃には、幼魚の時にあったクリーナーブルーの青色は消えてしまうのです。
もちろんどんなルールにも例外があるのです!

写真提供:ワカトビゲスト Dieter Freundlieb
1月5日~ 歌舞伎町チャーターツアー
2013年1月11日(金)
今週は歌舞伎町チャーターツアーでした。ジンベイ・マンタ・ハンマー 三冠達成!
海も陸も賑やかな一週間となりました。

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2012年 12月29日〜 モルディブ年越しトリップ
2013年1月6日(日)
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。
2013年が皆様にとりましてステキな年に成りますよう、また、今年もステキに潜られますよう、アイランドサファリ一同、インド洋の海上よりお祈りしております。
本年も満席御礼の年越しトリップ、無事に行ってきました。
別名「忘年会〜新年会トリップ」
2012年の締めに、20113年の始めに、どんな出会いがあったのでしょう。
ログはこちらです⬇ 水中写真;SHOGO NAKAJIMA
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おとなしそうだけど、本当は・・・
2013年1月4日(金)
海が好きな人にとっては、穏やかさと静けさを持つ海は美しい別世界のようかもしれませんが、そこに住むたくさんの生物にとっては、 天候や潮の流れなどにより急に変化してしまう厳しい環境もあります。食べる物を探したり、安全な場所を確保して外敵に備えたりと海に住む生物たちは毎日大忙しです!危険に直面するたび、それまで以上に警戒するようになり、生き残るための新たな方法を生みだしていく生物たちに注目してみましょう!!
海が好きな人にとっては、穏やかさと静けさを持つ海は美しい別世界のようかもしれませんが、そこに住むたくさんの生物にとっては、 天候や潮の流れなどにより急に変化してしまう厳しい環境もあります。食べる物を探したり、安全な場所を確保して外敵に備えたりと海に住む生物たちは毎日大忙しです!
危険に直面するたび、それまで以上に警戒するようになり、生き残るための新たな方法を生みだしていく生物たちに注目してみましょう!!

写真提供:ワカトビゲストSteve Miller
生き残るために海の生物たちは、捕食されないための方法や自分自身はもちろん仲間や幼魚を守るために行動パターンを変えたり、巣を作ったり、テリトリーを持つ魚などたくさんの異なるテクニックを持っています。

写真提供:ワカトビゲストClaus Meyer
いくつかのウミウシは、身を守るために化学物質を作り出すということはご存知でしたか?!
その一例が、この美しいゾウゲイロウミウシ (Hypselodoris bullocki) で、食べてもとても苦く美味しくないという事を捕食者に覚えさせたのか、誰からも見向きされません!
生物学者たちは、ウミウシが作り出す天然の毒素はサンゴ礁の無脊椎動物から取り入れた物だと考えており、将来の医学に活用できないものかと研究を続けているそうです。

写真提供:ワカトビゲストEric Cheng
フグの仲間も致命的な毒を持ち、防御に使っています。
基本的にフグは、危険が迫ると体を風船のように膨張させ、実際よりも大きく見せることにより捕食者を思いとどまらせます。見かけは美味しそうに見えるかもしれませんが、膨らんでいない場合でも全身に棘を持っているため食べるのに苦労しそうです。しかし、そのような警告を無視した空腹に耐えきれなかった魚が、好運にも?フグが膨らむ前に飲み込んだりするとテトロドキシンという毒が胃の中で広がり、結局は死に至ることになってしますのです。
この神経系の毒は、主に卵巣と肝臓に含まれていますが、腸や皮膚、筋肉にも微量に存在します。サメなどの大型の魚には命に影響はありませんが、私達人間は死に至ることもあります。フグは泳ぐのが遅くおとなしそうに見えますが、その性質を補うために神経毒や棘だけではなく、時には攻撃してくる相手に噛み付くこともあり、噛み付かれた魚は毒が体にまわり死に至ることもあるのです!

写真提供:ワカトビゲストMarina and Victor Zaslavsky
ハナミノカサゴがヒレを広げてホバーリングする姿は美しいものですが、背びれに強い毒を持っているので危険な魚でもあります。鮮やかな色合いは、強い毒棘を持っていることを警告しています。
ハナミノカサゴは、オニカサゴなどと同じフサカサゴ科の魚です。この科の魚には、カムフラージュが上手な種もいますが、一つだけ共通している事は多かれ少なかれ毒を持っているという事です。

写真提供:ワカトビゲストWayne MacWilliams
ミノカサゴの様にオニカサゴもまた毒棘を持っているのですが、オニカサゴは背ビレに毒素の含まれた粘液で覆われた鋭い棘を持っていて、上からの攻撃に備えています。これに加え、外敵から身を守るために周囲にカムフラージュする技も持っています。そして獲物が近づいてくると、オニカサゴは口と鰓を開け水と獲物を一気に飲み込みこんでしまうのです!

写真提供:ワカトビゲストWayne MacWilliams
ミノカサゴとオニカサゴの親戚のようなオニダルマオコゼもまた毒を持っていますが、オニダルマオコゼは攻撃された場合にのみ、その毒を使います。
石のように見えるオニダルマオコゼを何も知らない人が浅瀬で踏んでしまい、被害に遭うケースも少なくありません。オニダルマオコゼは背ビレの棘に猛毒を持ち、脅されたり邪魔されたりした時に神経毒が分泌されるので、浅瀬で手や膝をつくときには十分注意が必要です!

写真提供:ワカトビゲストGeert Vercauteren
リーフスティングレイなどのエイの仲間は、身を守るための長い尾を持っています。この尾には、毒の含まれる棘がある事は皆さんもご存知だとは思いますが、エイがこの棘を使うのは身を守るための最終手段という事はご存知でしたか?
相手が近くに来すぎたり、胸ビレに触れたり、危険を感じたりすると尾が無意識のうちに反応し、棘に毒を流し込み攻撃する仕組みになっています。いくつかの例では、その棘を切り離す事ができ、傷口にはまり抜くのに苦労したというケースもあったようです。エイは壊れた棘を速やかに再生する事ができるようですが、刺された人もエイと同じくらい可哀想ですよね?ちなみに、この棘は骨状軟骨物質で作られているため、攻撃してくる魚や人間の皮膚を貫通することができ、毒を含んだ粘液で覆われています。

写真提供:ワカトビゲストClaude & Lolita Voirol
ワカトビのサンゴ礁は種類が豊富なため、とても色鮮やかでお花畑のようです。しかし、間違った場所に手を着くと何かに刺されてしまい、すぐに触ってはいけない物だったということに気が付かされます。
ハネガヤやクラゲ、サンゴ、イソギンチャクなどの刺胞動物は、身を守るための刺胞毒を持っています。

写真提供:ワカトビゲストTom Reynolds
サンゴ礁に住む魚たちは、地球上で最も細密に作られた動物の一つだと思いませんか? しかし、そのきらびやかな装いは見せるためのものではなく、他の動物や生息している周囲に似せていたり、有毒であることを知らせる警告のための色であったりします。幼魚の時には、同じ種の成魚に襲われないようにするため全く違った色や模様を持つ魚も少なくありません。

写真提供:ワカトビゲストLisa Collins
シマキンチャクフグは、自分自身を主張し目立つ色合いをしていますが、捕食者は非常に有毒である事を知っているため、近くにいても決して襲うことはありません。面白いことにノコギリハギはこのアイディアが気に入ったのか、色合いだけではなく行動パターンも真似て、シマキンチャクフグそのものの様に装っているので、誰に襲われる心配も無く過ごしているのです!
本当にそっくりなこの魚を識別するポイントは、背ビレにあることをご存知でしたか?本物のフグの方は、背骨の後方に小さな背ビレを持っているのに対し、偽物の方はカワハギ科特有の幅広い背ビレと臀ビレを持っているので、ここに注目してみると簡単に識別することができますよ。

写真提供:ワカトビゲストBo Harper
サンゴ礁に住む一部の生物は、身を守るための棘や毒、化学物質などを備えている生物もいれば、硬い骨格や殻を持つもの、または警告するための派手な色や模様をしていて捕食者から食べられる恐れのない生物もいたりで、本当に様々です。

写真提供:ワカトビゲストDanilo Trinchao Pires Rios
甲殻類は、柔らかい体を持っているため丈夫な殻を背負っています。襲われた時は、中に隠れることで身を守ります。丈夫な殻が彼らの城となるのです!
実は、その城の奪い合いがヤドカリたちの中では頻繁に行われており、良い貝殻を見つけることは容易いことではありません。海に遊びに行った時などは、ヤドカリたちの大切な住み家になる貝殻を、無闇に収集しないようにしてくださいね!

写真提供:ワカトビゲストAdam Wandt
サンゴ礁に生息する生物たちは、身を守るために捕食者に対応するための方法や幼魚や仲間を守る方法、自分たちのテリトリーや巣穴を持つ種など、様々なテクニックを生み出しました。これらの特殊な防御方法をまだ持っていないいくつかの生物は、他の種と巧妙なリレーションシップを作るか、他の種と一緒に生活しながら学んでいく必要があります。
ウミシダをよく見てみると、カクレエビの仲間やウミシダウバウオ、コマチコシオリエビなどウミシダ類に共生する生物を見つけることができます。ウミシダは中央の上面部分に口を持ち、U字型の腸と肛門が口の隣にあり、粘着性のある羽根のような腕の部分で水中を漂う小さな粒子を捕らえては口へと運んでいきます

写真提供:ワカトビゲスト J Watt
ムチカラマツやネジレカラマツなどに共生するムチカラマツエビのように、何かに共生する生物は、ホストと似たような色合いをしていることがほとんどです。
このムチカラマツエビは1cm程の大きさで、生息するムチカラマツの色により、黄色、オレンジ、緑色とカラーバリエーションも豊富です。

写真提供:ワカトビゲスト Ken Knezick
そして最後に忘れてはいけない、イソギンチャクに住むみんなの人気者クマノミについてです。(写真:セジロクマノミ)
イソギンチャクの根元は、自らの触手に刺されないよう粘液で覆われているという事をご存知でしたか?クマノミなどのイソギンチャクを隠れ場所にしている生物たちもまた触手から保護するために繰り返しその粘液を体に塗っているのです!
このように、サンゴ礁に住む生物たちは様々な方法で身を守り、食うか食われるかの競争の激しい世界で生き抜くすべを見出していくのです。

写真提供:ワカトビゲストWarren Baverstock, verstodigital.com
ワカトビダイブリゾートの日本語のウェブサイトは、こちらからご覧いただけます。
http://japan.wakatobi.com/home_jp.php












